エリー・グリフィスのレビュー一覧

  • 小路の奥の死

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    主人公ハービンダー・カーは「ロンドン警視庁の警部」となって登場。おお、出世している。彼女もつい浮ついた気持ちになって、自分のオフィスを歩き回ったり、朝刊に載る自分を家族にも見てほしいと意識したり。外からはクールな女性警部と思われている?が、本心は割と俗っぽい。でも堂々とチームを率いている姿はカッコいい。

    高校の同窓会で殺人事件が起きる。被害者は下院議員のゲーリー。彼の同級生のグループには歌手や女優など有名人ばかり。その一員にハービンダーの部下のキャシーも含まれていた。今回の殺人事件は、21年前に死んだデイビッドの事故に関係があるのではないか?ハービンダーのチームは、一人ひとりに話を聞いていく

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    2025年11月14日
  • 窓辺の愛書家

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    海沿いの高齢者集合住宅の窓辺で、一人の老婦人が心臓発作で亡くなっていた。
    老婦人は推理作家の創作を手伝っている愛書家だった。
    第一発見者の介護士ナタリカは、老婦人の死に不審を抱く。

    「見知らぬ人」シリーズ。

    「見知らぬ人」のようなクラシックかつゴシックな雰囲気ではなく、明るく軽快。
    介護士ナタリカ、カフェを経営する元修道院のベネディクト、老紳士のエドウィンの素人探偵団と、インド人で女性で同性愛者というマイノリティの集合体のようなハービンダー・カー部長刑事がナタリカに協力を要請されて活躍する。
    登場人物が多くない?という数だが、気にならないテンポの良さ!
    そして、「見知らぬ人」の時と同じく最

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    2025年08月31日
  • 窓辺の愛書家

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    多様なキャラクターが絡み合って、それらが皆、きっちり役割を果たしている。各キャラへの作者からの愛が感じられ、意外性もあって良質。

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    2025年06月21日
  • 見知らぬ人

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    語り手になる人々の描写が丁寧でイメージしやすかったしその人に感情移入し一緒にドキドキ出来た。はじめはなかなか読み進まなかった。だけどどんどん引き込まれて派手な推理やトリックではないけど最後はドキドキして一気に読めた。

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    2025年02月05日
  • 見知らぬ人

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    2025年1冊目。
    伝説的作家ホランドの短編小説にまつわる殺人事件なのか?ということだけど前半はその話に入って行けなくて進まず。ハービンダーが出てきてピリっとする。そして意外な犯人だった。ハーバード(犬)の存在に癒される。サモエドカフェに行きたいな。昨年読んだ窓辺の愛書家が良かったので読んだが、こちらを先に読むべきだったかな。

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    2025年01月05日
  • 窓辺の愛書家

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    エリー・グリフィス初読。
    趣味の良いミステリを読ませていただきました。充実した読書時間。とても殺人コンサルタントにはなれませんが、ペギーのように老後を送れたらいいなと思います。エドウィンの若者たちへの目線は優しいし、作者自身がジェンダーについても暖かい捉え方をしている方なのかなと思いました。「見知らぬ人」も読んでみたいです。

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    2024年12月17日
  • 窓辺の愛書家

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    〈殺人コンサルタント〉の名刺を持つペギーという名の老婦人が死んだ。

    ナタルカ、エドウィン、ベネディクト
    生前関わりのあった三人が犯人を探す。

    謎解きのなかに、年齢も育ちも全く違う女一人男二人のロードノベルのような爽やかさがスパイスされている。
    この輪に入って、ハービンダー刑事は前の事件よりなんだか随分と心を開くようになった。

    前作『見知らぬ人』には無かった味だ。

    導入部はとても興味深い描写だったのにそのあと少しまわりくどさをかんじた。
    それも束の間、途中からギア一段上がって加速し、最後まで引き込まれた。

    読後感が柔らかいのがとてもいい。

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    2024年09月19日
  • 見知らぬ人

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    ざっくりと一括りにしてしまうのは甚だ乱暴かつ恐縮ながら、ここからもうひとひねりふたひねり、というところで意外やあっさり素直に終わってしまい、職人芸に欠けると思わされる物語が欧米のミステリーには少なくない中、この作品については良い方に期待を裏切り、しっかり骨太の構成で成り立っていることを見せつけてくれた。
    主要人物たちのキャラクター造形という点ではぽやっとしている印象もあるが、プロットは実に巧みで、作中作も有効に活かされている。
    いかにも英国らしい、どんよりした空模様が似合いそうな雰囲気を醸し出しているとも言える。
    シヴィアな読み方をすれば瑕疵は色々と出てくるが、充分良質なパスタイムではある。

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    2024年08月27日
  • 見知らぬ人

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    最初の章で主人公クレアが好きになっていたので、次章で刑事ハービンダーに悪く言われていたのがショックでした笑。

    フェアな犯人探しだし、最後にはクレアとハービンダーにも友情めいたものが生まれて、気持ちいい読後でした。自作も読みたいし、過去作も翻訳して欲しい!

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    2024年03月05日
  • 窓辺の愛書家

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    面白かった!前作よりははるかに好みの展開。登場人物も興味深くて。ドキドキ感の割に最後の謎解きがもう一歩という感じではあったけれど、満足の一冊でした。

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    2023年07月20日
  • 見知らぬ人

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    謎解きの原点にのめり込む……。
    「誰が犯人?」の面白さは、その意外性のみにあるのではない。誰だかわからないうちに変化していく状況を演出することで、先の見えない不安感を読者に共感させる。そこに読者は次第にはまり込んでいく心地よさがある。

    捜査中に連続する殺人事件
    意味深なシェイクスピア作品からの引用文
    古いホラー小説とその作者にまつわる謎
    古い洋館と階段に残された足跡
    いつの間にか誰かに書き加えられた自分の日記
    オカルチックなサークル
    自らを「白魔女」と呼ぶ女性教師
    学校に伝え続けられる怪談

    ひと癖ある刑事の独断と行動が、ときより読者を謎解きへ戻してくれる。
    どっぷり浸かる心地よさ……イイで

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    2023年04月17日
  • 見知らぬ人

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    小説「見知らぬ人」を軸に起こる殺人事件
    奇妙な手掛かりと異常な執着心
    読み終わった後も、あの謎は結局何だったんだろ?あの人はなぜこう思った??
    など、やや謎が残る

    最後の最後に犯人が分かり、いい意味で不気味で恐ろしかった…
    イギリスのミステリーのおどおどしさを楽しめる

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    2023年03月31日
  • 窓辺の愛書家

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    読み始めでは前作に比べて腕をあげたな、とおもいましたがらやっぱり終盤は上手くない←超偉そう。バタバタと終わった感があり、とっても勿体無く思いました。いろいろ詰め込みすぎなのでは。ブライトンに近いショアハムや、アバディーンの雰囲気、イギリス出版界と介護の現状を垣間見られたのはよかったです。

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    2023年03月20日
  • 窓辺の愛書家

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    前作にそれほど重要じゃ無いような立ち位置で出てきたハービンダーが中心としてシリーズ化されてきたようなのでびっくり。読んでみたらストーリー自体の主役はハービンダーでは無いような。どちらかというと「ハービンダー刑事が担当する事件に関わる人々」的でこの構成、嫌いじゃない。
    続編も期待。

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    2023年02月22日
  • 窓辺の愛書家

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    好きなミステリー!
    細かな伏線があって、読み終わってからも読み返したい!!と思える一冊
    序盤は緩やかに登場人物たちや容疑者の描写が続き、後半は怒涛の展開
    何重か絡み合ったミステリーで面白かった
    著者の他の作品も読みたい!

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    2023年02月01日
  • 見知らぬ人

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    ネタバレ

    エリー・グリフィス初読。
    刑事ハービンダー・カーの第1作。

    これぞイギリスミステリ、と言いたくなる作品。
    (私の中のイメージでは)どことなく暗く冷たい北欧作品、外連味があり大技を繰り出すフランス作品、ミステリより家族との絆が根幹にあるアメリカ作品。それらに比べ、どことなくミステリ色が強く、必要以上に残酷な描写にならないのがイギリスミステリのイメージ。

    舞台は、ホラー作家の邸宅だった学校。被害者はホラー作家の小説に見立てられ殺されていたというもの。

    正直星3寄りの星4かなぁ。。。
    キャラもストーリーも、あんまり残らない。ゴシックホラー味のあるミステリだなぁとは思ったけど。。。
    帯の文句で「

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    2023年01月29日
  • 窓辺の愛書家

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    ネタバレ

    高齢者用の共同住宅に住んでいたペギーが死んだ。
    発見したのは通いの介護士のナタルカ。
    90歳という年齢で心臓疾患を抱えていたのだから、死因が心臓発作であることに問題はないはずだった。
    しかし彼女は海の見える窓辺の椅子にいつも通り座ったまま亡くなったのだ。
    目の前のテーブルには薬があったにもかかわらず。

    彼女は同じフロアに住むペギーの友人だったエドウィンと、ペギーの行きつけのカフェの店長であるベネディクトと3人で、事件の真相を探る。
    元修道士のベネディクトはミステリが好きで、観察力や推理力に優れている。
    エドウィンはBBCで働いていたこともあり、孤独な生活を送っている割にはコミュニケーション能

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    2023年01月28日
  • 窓辺の愛書家

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    ミステリー作家に殺人方法を教えていた女性が殺されたという設定から気になり手に取った本。シリーズものと知らずに読んだものの、全く気にする事なく読むことができました。

    今時の本だな〜!というのが最初の感想。ジェンダーや人種に関すること、昨今の世界情勢に関すること。多種多様な考え方が反映されていた。

    ウクライナ出身の介護士、元修道士のカフェ店主、BBCで働いていた老父。3人のアマチュア探偵と1人の女性警察官。登場人物がみんな個性的で面白かった。解決したと思ったらその先の事実がどんどん出てくる展開。序盤はゆっくり進んでいたのに対し、後半は怒涛のスピード感!

    前作、次作も読みます。

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    2022年11月26日
  • 窓辺の愛書家

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    1人の老婦人が高齢者住宅で亡くなった。
    自然死だと思われていたが、不審な点が残る。その部屋を片付けていたところ2人組の拳銃を持った不審者が一冊の本を盗んでいった。
    3人組の素人探偵の癖のあるキャラクターや、著者の前作である「見知らぬ人」の登場人物が出てきたりなど読んでいて先の展開が気になり楽しく読み進めることができた。

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    2022年10月15日
  • 窓辺の愛書家

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    前作の『見知らぬ人』も素晴らしかったけれど今作も圧倒される。老婦人が亡くなってその死に疑問を持った介護士ナタルカ。前作も登場した刑事ハービンダーが捜査する。そこからどんどん面白さは加速していく。思わぬ展開があったり本にまつわる様々なことが語られたりと事件とその周りにあるものが積み重なっていく。謎解き小説として隅々まで楽しめる今年を代表する一冊になりそう。

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    2022年09月01日