青木さやかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オーディブルにて。
著者ご本人による朗読ということでより一層面白かったように思う。青木さやかさんの独特なテンポや間が、声のトーンが味わい深かった。
母娘の関係って本当に複雑だなって改めて思った。私の母は青木さんのお母さんとは真逆だけれど、それでも今でも過去の出来事を思い出すと湧き上がる嫌な感情がある。それは多分一生消えないしそういうものなんだなと思う。
お母さんとの確執だけがテーマではなく、青木さんの人生の色々な時代が描かれていた。芸能界で成功して幸せいっぱいに見えるのに他人に見えているのはほんの一部分なのだなって思った。芸能人に限らずみんなそうだね。 -
Posted by ブクログ
audible56冊目。
audibleは青木さやかさんが朗読しているので、本人の経験や想いを直接話してもらっている感覚でした。
青木さんに限らず、お笑いで大成した人たちって頭の回転が速く、会話も巧みだなあと思います。
青木さんに癌が見つかった時の医師との会話が面白すぎて、思わず笑ってしまいました。
明るくポジティブな声の出し方や言葉選びは、青木さんの素敵なところだなと思いました。
結局、お母さまとの確執を乗り越えていけたのは、ご自身が母になったことや、お母さまの最期の日々に向き合ったことが大きかったのかなと感じます。
具体的に、決定的な何かがあったから関係が劇的に良くなるとか、母に対す -
Posted by ブクログ
<アンダーライン>
★★★★★
感謝することを習慣にしていると、自分は誰ともつながっていないという感覚はなくなっていく
★★★
相手と親しくなって、距離が近づくほど、依存や嫉妬が起こります
★★★★
相手からお礼を言われたら、自分で先に「よくできたね」と自分に教えてあげること。
★★★★★
自分のことを自分の子供だと思って、親になったつもりで褒めてあげる
★★★★★
「苦しいか」ではなく「苦しいよね」と言ってあげる
★★★★★
「成功」は約束されていないけど、「成長」は約束されている
★★★★★
「気づきは癒し」。「私はまたそんなことが気になっているのね」と思うことができれば、それ -
Posted by ブクログ
私の母は、青木さんの母親ほど厳しかったわけではない。少なくとも外面的にはそうだった。でも、物心ついたときから私は「母に見られる」ことが怖かった。学芸会などの行事では、「絶対に見に来ないでほしい」と懇願した。それでも当然見に来るので、本当に嫌だった。
母に見られていると、私は無意識に「正解」を探してしまう。自分がどうしたいかではなく、母が何を望んでいるか。授業中に教師に当てられて、答えなければいけないのに、答えがわからなくて硬直してしまう生徒。それが私だ。そんな私のことを母は「無愛想で不機嫌」としか見てくれず、理解してもらえない失望でいっそう傷ついた。
結局、和解の糸口を見出せないまま、いまも確