母

母

ビジネス・実用
1,540円 (税込)

7pt

母が嫌いだった。わたしの脳内は母の固定観念で支配され、わたしはわたしが嫌いだった。母から逃げるように飛び出した東京、タバコとパチンコに溺れた日々、愛想もお金も無いわたしを雇ってくれた水商売&雀荘、ひと時の夢を見せてくれたオトコ、“笑い”で幸せを運んでくれた先輩たち、そして、自分より大事な存在となった娘……。自分のことが嫌いだったオンナ・青木さやかが、こじれた人生を一つ一つほどいていく。生きることの意味を追い求めるヒューマンストーリー。

母との確執やギャンブル依存症など、自身の経験を赤裸々に綴った「婦人公論.jp」で話題沸騰中の「47歳、おんな、今日のところは○○として」に、書籍だけのオリジナル原稿を加筆。

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母 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本に「母」とタイトルをつけたのすごいな。
    内容としては青木さやかさんの自叙伝で、貧乏な下積み時代から一転、お金持ち有名人になるまでの経緯が書かれている。よって私のような凡人ならきっと『青木さやか物語』だとか『こうしてさやかは作られた』みたいなタイトルをつけると思う。「『母』ってタイトルなのにそこまで母のこと書いてないやん!」というクレームめいたレビューも散見される。

    ただしタイトルを『母』とすることで、本書は単なる芸能人エッセイの域を超えた、深い物語になっている。
    つまり冒頭と結末にお母さまとのエピソードを持ってきて、そしてタイトルを『母』とすることで、母について書いていない部分も、すべて母との確執を経た結果論のように見えてくるのだ。失礼な言い方になるけれど、「母親がこうだと子どもはこう育つ」という見本を披露されているような。「母」という枠組みを設けることにより、青木さやかさんの波乱万丈ストーリーに1本芯が通ってくる。

    青木さやかさんには才能や度胸があったから、母への嫌悪を「母がいちばん嫌う仕事で成功してやれ」というパワーに変えて今日があるのかもしれないが、なかなか毒親育ちの娘がこんな人生を辿れることは稀だろう。自分もがんばろうとはとても思えないけど、こういう自分の癒し方もあるな、と思わされる。

    「母が嫌いな原因が書かれていない」というクレームレビューもあるが、そう書けるのは親といい関係を築けている証拠だろう。私自身うっすら母が嫌いで、でもその理由や嫌いになった瞬間などをはっきり言語化するのは難しい。日々の積み重ねで生まれた感情だし、嫌い!と突き放しきれない部分もある。青木さやかさんも原因は書かなくていいし、書けないのだと思う。

    そもそも本書には、書かれていないことがとても多い。ブレークした理由とか、結婚と離婚の理由とか、あるいはお母さまが亡くなった瞬間とか。そうした一見ドラマチックなポイントは、青木さやかさん的にはどうでもいいことなのかもしれない。書かないことを選択できるのが、とてつもなくかっこいい。そしてその余白が、本書に凄みを加えている。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    お母さんとの確執の他にも、芸人として売れる前の若い頃の暮らしやバイト先での出来事なども書かれていて、とても濃い人生を送られてるなと思った。ずっとずっとお母さんのことが大嫌いで、疎ましく思っていた青木さんが、お母さんの晩年にホスピスで仲直りをする冒頭のシーンは感動。青木さん自身が母になったことや、病気を患ったことでいろいろお母様に対して心変わりもあったと思う。文中に「自分のことを大切にできないから、娘のことを大切にするのも難しい」といった内容があったが、やはり何はともあれ、人生においては自分を大切にしないといけないのだな、と読み終えて感じた。

    0
    2026年04月22日

    Posted by ブクログ

    青木さやかさんの実母との確執を軸にしたエッセイ本です。結構前から気になっていた本でしたが、青木さやかさんのお話を聞く機会があり、手にとってみました。青木さやかさんのトークショー等、参加されたことある方、いらっしゃいますでしょうか?もう、あまりのトーク力にびっくり!!面白いだけでなく、号泣しました。もう少しで嗚咽するところでした。大人なので我慢しました。本書も、トークショーの内容と被るところが多かったのですが、笑って、泣いて、読後は清々しいような、切ないような、暫く何とも言えない余韻に浸れるお話でした。親から子どもへの愛って、人それぞれであって、それが上手く伝わらない場合ももちろんあり、歯痒いなぁ。そんななか、あとがきの最後の一文が、この本を綺麗にまとめてくれていると思います。エッセイといえば向田邦子のさんのお話も好きでしたが、青木さやかさんも同じくらい面白かったです。

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    オダギリジョー似の人の話が一番笑った。

    娘さん、頭の回転の速い子なんだろうなと感じた。
    毒親関連からずっと青木さんのことは気になっていたので、このエッセイで色々知れて良かった。

    0
    2023年10月13日

    Posted by ブクログ

    これは、青木さやかさんの生き直しのお話。
    母に愛されなかった、母にとっていい子になれなかった自分自身を好きになれず、それを母のせいにも自分のせいにもして、どうしようもなく息苦しく過ごす日々。
    かつての自分に重なる部分もあって、苦しくなったり温かくなったりしながら一気に読んでしまった。

    0
    2023年06月03日

    購入済み

    自分の気持ちと重る本

    家族構成が似ていて自分と重ねて
    感情移入して読むことができました。
    親の離婚、母親の価値観の押し付け、
    母親の愛情が欲しくていい子になろうとする
    自分。
    重い内容なのに、泣きながら読んでも
    青木さんの本音が箇所箇所笑いに変えてくれました。苦しいのは自分だけじゃ無い、
    私も母親と娘と向き合って生きていきたいと
    思わせてくれる本でした。

    #泣ける #感動する #深い

    0
    2021年06月02日

    Posted by ブクログ

    青木さやかさんがどうしてそこまで母親に嫌悪感を持っていたのか、はっきりとしたことは最後まで分かるなかった。
    でも具体的なことを書かないことを選んだのはきっと、体裁を気にするお母さんを想ってのことだろう。
    それを書かないと言うことは、お母さんが亡くなった今もなお、やはり青木さやかさんはお母さんに褒めて抱きしめて認めてもらいたいのだなと思う。

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    仕事で成功しても、出産を経験しても、愛せなかった「母」と言う存在をどう受け入れていくか、が読み応えがあった。下積み時代のくすぶりや憎しみ、母を愛せない自分への落胆など、描かれる感情は暗いものが中心だからこそ、合間に挟まれる気の抜けた会話の可笑しみが効いていた。

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    母に対しては、う〜ん…となんとも言えない感情を持っているわたしがおそるおそる読んでみた
    多くを語っていなくてもすごく伝わったし
    よくわかったよ。
    書きたくないことだってあるもんね。
    皆まで言わんでいいのだ。それでいい

    恩師に「親が死んでも親孝行はできるんですよ」って言われたって。
    家族みんなと幸せでいられるよう頑張ろう。楽しく生きてゆこう

    青木さやかさん脚本書いてみてほしいな、
    会話とても楽しかった

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    テレビに出ている姿と全く違って意外だった
    強い人なのだと思う
    被害者意識、分かる。
    だけど嫌われたくなくて尽くしてしまうのもわかる。
    母親への気持ちはわかる気がする

    0
    2025年11月21日

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