ツジトモのレビュー一覧

  • GIANT KILLING(30)
     チーム崩壊から立ち直るために、達海が一手打つ回である。
     十分のミニゲームをもって自身の入団テストにすると宣言した達海。それをそのまま、引退試合とした展開は非常にエモーショナルなところだった。
     いつまでも現役でプレーしたいというのは、選手らに共通した気持ちだろう。ましてや、達海は十分それが可能な...続きを読む
  • GIANT KILLING(33)
     いやはや、熱い展開だった。十人で一点ビハインドからの逆転勝利が描かれた、名古屋戦後半の模様が収録されている。
     ジーノに意見する椿、それで動いたジーノとそこで連続ゴールを決めた夏木、椿とマッチアップしながら90分戦い続けたベテランの川瀬、絶好調のぺぺに対して脅威を感じていないという自称スロースター...続きを読む
  • GIANT KILLING(24)
     川崎戦の勝利から専門誌で特集が組まれるまでになったETUだが、物語はスカルズへ、引いてはそのリーダーである羽田へと焦点を当てている。
     サポーターという存在、それもコアサポという存在に焦点を当てるというのは、サッカー物語としては賛否があるかもしれないが、物語としてはようやくここまで来たか、という印...続きを読む
  • GIANT KILLING(25)
     スカルズのコールリーダー羽田の物語と、その彼が持つ思いで出てしまったフロントとの争いを挟みながら、物語はアウェイでの千葉戦へと進んでいる。
     スカルズは暴力行為を振るったとして自身で自粛をクラブに告げ、難しいアウェイでの対戦に参加していない。このことがどう物語に絡んでいくか、その動きとは対照的に町...続きを読む
  • GIANT KILLING(27)
     千葉戦ではチームが新たなチャレンジを行いながら見事に勝利を得て、その一方でスカルズとフロントの関係修復が行われた夏の花火が挟まれている。そこで、羽田の意外な職業(塾講師)が明らかになったりしつつ、物語はさらにu-22の選出へと進んでいる。
     内容の濃い一冊だった。椿の招集は大きなトピックだが、それ...続きを読む
  • GIANT KILLING(26)
     互いの思いと思いがぶつかり合う千葉戦も終盤である。後半、一点ビハインドから同点にして試合をひっくり返したETUだが、千葉の側の選手らにも思いがあり、その激しいぶつかり合いがある。
     実に熱い物語だ。これは星五つをつけざるを得ないだろう。
  • GIANT KILLING(22)
     熾烈な差し合いが展開された山形戦の結末が収録されている巻である。いやはや、凄まじい一戦だった。最後の最後で持っていく王子はさすがの千両役者っぷりである。
     新戦力が結果に繋がるところなども魅力的だったし、監督同士の関係性もやはり素晴らしい。ここまででとびきり面白い一戦だったのではないだろうか。
     ...続きを読む
  • GIANT KILLING(21)
     濃厚な山形戦が続く。残り5分まで迫ったが、殿山とガブリエルというカードがどうなってくるか見物だろう。
     テンポとしてはやはりかなり遅くなってきているが、それだけに濃厚さが立っている。いくつかの視点で物語が俯瞰され、その中で達海の狙いが少しずつ立ち上がってくる感触は非常に快いものである。
     ここでは...続きを読む
  • GIANT KILLING(17)
     港経済大学との対戦は終わりを告げ、意外な形で新戦力がチームには加わる。
     そうしてリーグ戦も後半戦に入り、最初の札幌戦では前半戦でレギュラー組だったメンツがスタメンから外れる展開、解任も噂される札幌側の監督やETUの番記者などは控え組を出してきたと侮りを感じたがそこで……と物語は良い形でクローズし...続きを読む
  • GIANT KILLING(16)
     回想編が終了し、物語はさらに進展していこうとしている。が、まずは達海率いる港経済大学との対戦をどうにかしないといけないETUなのであった。
     達海の物語と、十年前のETUの物語はシンプルに悲劇だっただろう。物語の密度は高かった。ただ、一方で少し全体のテンポをモタつかせた感も否めない。
     個人的には...続きを読む
  • GIANT KILLING(14)
     石浜の移籍話を挟んでから、物語はかつてのETU、十年前に達海が現役選手だったそのときのETUへと移っている。
     過去編はなかなかコンパクトにまとまって進んでいるし、石浜の話も良かった。ここでは星五つと評価したい。
  • GIANT KILLING(9)
     大阪戦の結末と、そこでのプレーから椿選手のルーツを探りに足を運んだ記者・藤澤、そして五輪代表に選ばれた赤碕と物語は進展している。
     リーグ戦である以上、一つ試合が終わっても次がくるという構図があり、どうしても一つ一つの試合の密度と巻全体の密度に差が生まれてしまうところがやや惜しくもある。
     とはい...続きを読む
  • GIANT KILLING(3)
     村越渾身のプレーが光った東京ヴィクトリー戦の結末を手早く済ませ、ようやくシーズン開幕である。
     リーグプレスカンファレンスでぶち上げた達海だが、開幕戦は手痛い敗北。次巻の紹介も不穏な限りである。
     ただ、まあ、実際のところ、フロントと監督に共通理解があって、コンセプトのはっきりしたサッカーを志望し...続きを読む
  • GIANT KILLING(5)
     アウェイでの名古屋戦、因縁の元監督が率いるチームとの対戦が収録されている。
     ゲームはあれやこれやもちゃもちゃしていても、決戦の瞬間は一瞬だ。そうしたサッカーの様を満遍なく描いているこの巻は、非常に良い。熱くもあり、ジャイアントキリングを起こす戦術的なクールさもあり、ついに覚醒したバッキーのドラマ...続きを読む
  • GIANT KILLING(1)
  • GIANT KILLING(35)
    大阪ガンナーズ戦。前半を1-0で終えたETU。
    「勢いってのは何か。それは挑戦者が、自分の殻を突き破ってく力だよ」
    前半キレキレだったガブリエルが右腿の裏を傷めて退場。
    ここから1点を奪われ後がないETUが動き出す。
  • GIANT KILLING(31)
    苦境から抜け出そうともがき続けるETU。
    シーズンに何度かあるポイントとなる試合で、向かえる相手は不破率いる名古屋。
    幸先よく先制するも、絶好調ペペの2ゴールであっという間に逆転。

    苦境は続くのか、まだ強豪へと羽ばたくには力が足りないのか。そんなネガティブが心を浸食してくる展開で、32巻へ続く。
    ...続きを読む
  • GIANT KILLING(1)
    サッカー漫画。
    過去のスーパープレイヤーが監督になって中位力のチームを強くする漫画。展開の見せ方、心理状況の描写がすごい。
  • GIANT KILLING(33)
    夏木のゴールで息を吹き返すETU。
    さらに椿が川瀬の笑顔を見て、自分が失っていたものに気付く。
    そして村越投入。椿が王子に指図し、王子は力を発揮する。
    名古屋の不破監督は、キャプテンの谷を下げて倉田を投入する。そしてキャプテンマークは川瀬に巻かせる。
    1枚少ないETUの隙を突いて、名古屋は板垣を使っ...続きを読む
  • GIANT KILLING(33)
    気持ちって大事。精神論だとバカにされてたこともあったけど、スポーツではすごく大事。試合の流れにも運動能力にも影響する。
    夏木のミラクルシュート、チームの支柱・村越の投入。キタ‼︎ 10人だし、負けてるけど、勝てる気がしてきた。チームの勢いが違う。球際の粘りが違う。逆転なるか?ETU!
    サッカーは面...続きを読む