すぎむらしんいちのレビュー一覧
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購入済み
GoTo は、遊覧船に乗ってと
俗世からGoToしたい、出来たらいい
GOTOだけで生きたい、いきたいとこは?
この、最後の遊覧船、ぜひツアー途中で眠くなったとき思い出すと
夢ループのなかのトラブルに自分も参加しそうな
楽しい物語でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ(2巻のレビューからの続き)
で、結局何に一番シビれたかって言うと、金子のキャラチェンジなのです。
基本、松尾スズキの描く主人公がちょっと怖いのです。得体が知れないのです。私は。
手術代のための借金200万円を返済するために自らマシーンと化して働き倒す、とか、自我を殺し切って与えられたミッションを淡々とこなす、とか、「心ない優しさ」に対抗して(?)「心ない悪」になってみる、とか。
常に受身。全部リアクション。こう来られたからこう返してる。
このロボっぷり故に、ダメな感じに振り回されてて面白いんですが、振り回されてる最中の目が微妙に笑ってないような気がして怖いのです。
っていうのも含めてこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ(1巻のレビューからの続き)
原作は文庫で200ページくらい。それがマンガになると全3冊。
引かずに足してる。その足した部分がイイ!
1巻の「ネプリーグ」の件も面白かったな~。隙あらばネジ込まれるゾンビネタとかな~。松尾氏もすぎむら氏もゾンビ好きなのよね~。
「金子の家に泊まる海馬」もよく考えたら小説にはなかったんだな~。
その直前、キャバクラでレディー・ガガを口ずさむ海馬がワナビーの伏線になっててな~。
あー「ワナビー」は卑怯だよな~。とにかく練習したからってだけで完璧にワナビー歌い上げる老人には無条件で爆笑したけど、マンガの「照る和茶碗」「泡菜」「自我舌禍」はちゃんと納得した上で笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全3巻。
面白かった。超面白かった。
「原作の小説が好きであればあるほど、映画版・ドラマ版・マンガ版には手を出しちゃならねえ」とは、数多のガッカリ体験を通じて自然に身に付いてゆく生活の知恵だと思います。
大好きだったあの台詞が削られている!とか、何そのいらんエピソード!とか、じゃあ原作を忠実になぞっていればいいのかと云うとそれでもダメで、想像してた顔(声)と違う!なんて阿鼻叫喚の種は尽きないもの。
そしてそれらの苦悩の先にあるものは何かっつうと、
(1) 一切の派生作品から遠ざかって生きる
(2) 原作者に金が入るならそれでいい、と割り切って鑑賞
の2択なんじゃないのかなあ。なんてザ -
Posted by ブクログ
このひとの作品はたぶん全部読んでいると思います。
昔の作品が手に入りづらくなっているのが残念。。。
さて、この作品ですが、不法滞在の外国人のための "裏の都庁" をめぐる、とてもエキサイティングなおはなしです。
ちょっと普通じゃ思いつかない設定、先が読めない展開がすごいなーと思ったら、原作のリチャード・ウーという人は、浦沢直樹さんの作品でも原作を担当しているストーリーテラーな人なんですね!(長崎尚志さんという人と同一人物)
そこに、すぎむらしんいちワールドならではの、魅力的で切ない感じの登場人物が絡むのですから、もうたまりません!
ぜひご一読を! -
ネタバレ 購入済み
かなり前から持っていたマンガの作者さんなのに絵が全然違う…気になって読み始めました。シリアスかと思いきや、クスリと笑える箇所も多し。登場人物も癖がある人ばかり。
目的は台本を書く事なのにどんどん逸れていく主人公の行動…。続きが気になります。 -
購入済み
同作者の「カリフォルニア・ホテル」を読んで、この漫画家の魅力にハマりました。こういうクセが強いのに読みやすい画風って少なくなってきてると思うので、貴重な漫画家さんだと思います。
ストーリももちろん読み応えありです!