田村美佐子のレビュー一覧

  • 昏き聖母 下

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    ネタバレ

    (上巻から)

    フィデルマに負けずに居丈高な女性修道院長は怪しいとは思っていたが、
    いくら修道士や修道女の結婚が禁止されていないとはいえ、
    二股でしかも不倫だっとは、衝撃的だった。
    それと、エイダルフが逃げている途中で出会った目の見えない男が、
    印象的だったが、あまり活躍しなくて残念だった。

    謎解きとしては、
    船で人身売買という程度しか予測できなかったが、
    フィデルマは最初から犯人のことを怪しいと思っていたとか。
    そんな風には全然見えなかったけど。

    とはいえ、最も衝撃的だったのはラスト。
    フィデルマの誘いを断ってサクソン諸王国へ戻るエイダルフに、
    フィデルマがついていく決断をするとは。

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    2025年05月17日
  • 風に散る煙 下

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    いやぁ……マニアックにさらにマニアックを重ね始めたなぁ……
    7世紀アイルランドの弁護士だけでも特殊なのに、ウェールズとの法律のちがいについてって……(^o^;)

    が、ストーリーとしては、
    陰謀あり大事件!
    2人のラブの危機!
    で、おもしろかった。
    やっぱり宗派と人種を越えるラブはたいへんなのかしら……がんばれ2人とも!

    てことで、このシリーズをこれまで(堪えて(笑))読まれてきた方には、ぜひオススメしたい巻です♪

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    2024年09月10日
  • 憐れみをなす者 上

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    修道女フィデルマのシリーズ、8作目。
    7世紀アイルランドの、尼僧にして弁護士であるフィデルマが探偵役の歴史ミステリです。

    アイルランドは五王国の時代。
    そのうちの一つの国の王の妹であるフィデルマは、美貌で活発、頭が切れて勇敢。高位の弁護士の資格を持っていて、「黄門さまの印籠」をいくつも持っているような女性です。
    これは必ずしも絵空事ではなく、当時のアイルランドは法が整備されていて、女性が重要な役職に就くことも可能でした。
    修道院は勉学の場でもあり、尼僧が弁護士になっても、おかしくない。
    それでも、女性への軽視や偏見がないわけではなく、事件に遭遇したフィデルマは大抵、「若い女に何が出来るか」「

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    2023年08月19日
  • 修道女フィデルマの采配 修道女フィデルマ短編集

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    ミステリ。短編集。
    シリーズ短編集の5作目。
    このシリーズは、本当に全ての作品が面白い。
    個人的には、この1冊がシリーズ短編集で一番完成度が高かった印象。
    「養い親」の苦い結末が良い。
    これで短編集は一通り読み終わり、残りは長編。

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    2023年05月06日
  • 昏き聖母 下

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    こちらも大好きなシリーズの1つです。定期的に翻訳が続いているのを見ると、私同様に根強いファンが存在しているようです。舞台は、7世紀半ばのアイルランド。日本は、飛鳥時代、大化の改新の頃でしょうか。このシリーズの最大の魅力は、何と言っても、主人公フィデルマのキャラクターです。修道女にして、ドーリィー(法廷弁護士)の資格を持ち、モアン王国の国王コルグーの妹君でも有ります。美人で聡明で有り、ドーリィーの資格を活かして、数々の難事件を解決してしまう推察力を備えています。
    ストーリーは、フィデルマの思い人で有るエイダルフが、隣国ラーハンで少女を強姦し、殺害した罪で死刑を言い渡されてしまいます。何かの間違い

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    2023年03月29日
  • 修道女フィデルマの采配 修道女フィデルマ短編集

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    安定のフィデルマワールド  古代アイルランドでは、女性も公的な役割を果たしていたという。

     短編集だったが面白かった。
     長編が早く読みたい。

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    2026年01月18日
  • 修道女フィデルマの采配 修道女フィデルマ短編集

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    ネタバレ

    修道女フィデルマ・シリーズの短編集第5弾。

    密室トリックに穴があろうと、
    殺害方法が偶然すぎても、
    凶器がご都合主義でも文句は言わない、
    というか気がつかないぽんこつミステリーファンだが、
    これだけは言いたい。

    尊者にお出しするにふさわしい大物の鮭、
    それを盗んだ魚泥棒の犯人が猫?
    殺された料理長が自ら釣り竿を釣り糸を持って川へ向かって釣り上げた、
    とあったので、
    新巻鮭サイズの鮭だとは思っていなかったが、
    熊がくわえていそうな体長50センチぐらいの鮭だと
    勝手に思っていた。

    とくれば、まさかサザエさんよろしく猫がくわえていけるわけがなく、
    (著者の思惑通り)鮭が殺人の動機かなにかとにら

    0
    2022年03月02日
  • 憐れみをなす者 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    最初の解説がとてもわかりやすくて良かった。
    このシリーズを読み始めるにあたって、
    必要な予備知識だと思う。

    その中に、
    作者の描いている科学技術が
    当時のアイルランドの力を鑑みれば到底あり得ないものであると
    批判されているという記載があった。

    確かに、国力は科学技術の土台となる。
    大輪の花を咲かせるには豊かな土壌が必要だ。
    しかし、同時に人が作り出すものでもあるはずだ。

    遠く未来から見れば、
    大陸から孤立している島国、
    山がちな国土に、乏しい資源、
    地震に台風に火山噴火といった自然災害の国で、
    例えば、世界で最も早く安全な列車を走せていたというのは
    信じられないということ

    0
    2022年02月20日
  • 憐れみをなす者 上

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    ネタバレ

    修道女フィデルマ・シリーズの8作目(原作順で)。

    巡礼の旅に出、船旅をするフィデルマ。
    船に同乗していた巡礼団の修道女が海に落ちたと思われたが、
    刺殺死体で発見される。
    そして、船に乗り遅れたかと思われた修道女も、
    実は殺されていたことがわかり…。

    巡礼団の中に若い頃にフィデルマを手酷く捨てた恋人がいたとあっては、
    事件どころではない。
    フィデルマは、大人げない態度をとっていて相変わらず。
    相手も成長していないようなので、お互い様だが。

    それでも武人だったのに、片腕が使えなくなり、
    妻にも見捨てられたとあっては、
    もうちょっと気づかいしても良いのではと思っていたら、
    王の命令とはいえ、戦

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    2022年02月15日
  • 憐れみをなす者 上

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    ネタバレ

    すっかり老成?達観した感じのキャラクターとばかり思っていたフィデルマにまさかの過去。いや、あの過去があるからこその現在があるのか。
    昔の恋人キアンがともかくやなやつで、最初から最後までこいつに天罰下れとしか思わなかった話。
    あと、珍しくも海洋冒険小説みたいな話に仕上がっている。更にキャラクターのひとりがとってもできたいい人で、これ、実はこいつが犯人でした、だったらやだなあと思いつつ読みました。

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    2024年09月24日
  • 風に散る煙 上

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    上巻は特に展開がゆっくり。
    そのぶん、フィデルマの欠点が強く出ていて、どうにもこうにも……(^o^;)

    感想のまとめは下巻で♪

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    2024年09月10日
  • 修道女フィデルマの采配 修道女フィデルマ短編集

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    法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ修道女フィデルマが、各地を巡り難事件を解決する、7世紀アイルランドが舞台の短編集。
    修道士が占星術で自らの死を予言して死んだり、族長の後継者を選ぶ会議で候補者が殺されたり、相変わらず当時のアイルランドの習俗が興味深い。全体としてかなり先進的な社会だと思うが、「養い親」に出てくる養育制度などは問題も多そう。
    ベストは、修道院で客用の魚料理と料理長が消えたという発端からまさかの動機をぶちこんできた「魚泥棒は誰だ」。

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    2022年11月14日