憐れみをなす者 上

憐れみをなす者 上

フィデルマは、単身巡礼の船旅に出ていた。修道女としての人生に疑問を抱き、また、気の置けない友人であったはずのエイダルフに対する気持ちもわからなくなっていたのだ。だが船には、若き日にフィデルマを捨てた、かつての恋人キアンが乗っていた。波乱ぶくみの船出の翌朝、巡礼団の一員である修道女が、行方不明になる。時化のなか、海に落ちたかと思われたが、船室から血のついた衣が見つかった。殺されて海に捨てられたのだろうか? 七世紀アイルランドを舞台に、王の妹にして弁護士、美貌の修道女フィデルマが活躍するシリーズ第8作。

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憐れみをなす者 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 憐れみをなす者 上
    1,100円 (税込)
    フィデルマは、単身巡礼の船旅に出ていた。修道女としての人生に疑問を抱き、また、気の置けない友人であったはずのエイダルフに対する気持ちもわからなくなっていたのだ。だが船には、若き日にフィデルマを捨てた、かつての恋人キアンが乗っていた。波乱ぶくみの船出の翌朝、巡礼団の一員である修道女が、行方不明になる。時化のなか、海に落ちたかと思われたが、船室から血のついた衣が見つかった。殺されて海に捨てられたのだろうか? 七世紀アイルランドを舞台に、王の妹にして弁護士、美貌の修道女フィデルマが活躍するシリーズ第8作。
  • 憐れみをなす者 下
    1,100円 (税込)
    船長から捜査の全権を委任されたフィデルマは、巡礼たちに聞き込みをする。だが船に乗っている修道士、修道女は奇矯な人物ばかり、被害者に思いを寄せていた者、嫉妬していた者、被害者の行状を良く思っていなかった者と、様々な感情が被害者をめぐり渦巻いていたことがわかってくる。捜査は難航し、相変わらず自分勝手でなれなれしいかつての恋人キアンに、フィデルマは苛立ちを隠せない。外からはサクソンの略奪船の影が迫り、内では殺人事件。フィデルマは目的地サンティアゴ・デ・コンポステラ到着までに、犯人を見つけることができるのか。

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憐れみをなす者 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月25日

    上巻の冒頭部分に、七世紀のアイルランドの社会制度やキリスト教信仰についての解説が豊富にあり、いままで脚注や巻末の解説で紹介されていた内容を補うボリュームでとても良かった。
    古代のアイルランドの著名な法律家として何人もの女性が活躍していたことも解説で初めて知り、興味深かった。参考文献として挙げられてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    修道女フィデルマのシリーズ、8作目。
    7世紀アイルランドの、尼僧にして弁護士であるフィデルマが探偵役の歴史ミステリです。

    アイルランドは五王国の時代。
    そのうちの一つの国の王の妹であるフィデルマは、美貌で活発、頭が切れて勇敢。高位の弁護士の資格を持っていて、「黄門さまの印籠」をいくつも持っているよ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月15日

    修道女フィデルマ・シリーズの8作目(原作順で)。

    巡礼の旅に出、船旅をするフィデルマ。
    船に同乗していた巡礼団の修道女が海に落ちたと思われたが、
    刺殺死体で発見される。
    そして、船に乗り遅れたかと思われた修道女も、
    実は殺されていたことがわかり…。

    巡礼団の中に若い頃にフィデルマを手酷く捨てた恋...続きを読む

    0

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