西川清史のレビュー一覧
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そのとき彼らはこの場所にいた。
東京大空襲をメインに、その後も日本各地が遭遇した
凄惨な光景を、作家たちは如何に日記や随筆、詩、小説に
遺していたのか。それらは、彼ら自身をも襲った壮絶な体験。
・昭和20年、東京に住んでいた作家たち
・はじめに
I 焼尽 II 劫火 III 空爆 IV 地獄 V 日記
VI 鏖殺 VII 戦慄 VIII 終結
・あとがき
参考文献有り。
永井荷風、半藤一利、中田耕治、関根弘、堀田善衛、
豊田正子、向田邦子、谷崎潤一郎、山田風太郎、
江戸川乱歩、渋澤龍彦、飯沢匡、古川ロッパ、
徳川夢声、有馬頼義、小泉信三、大内兵衛、吉行淳之介、
斎藤茂太、北杜夫、宗左近、高村 -
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『にゃんこ・四字熟語辞典』の二冊目ですね。
前作同様、西川清史さんの傑作です。
第一弾が大好評だったので、「こうなっら第二弾をつくるしかない」と思い立って作成に取り掛かれたようですが、「大体、人口に膾炙(かいしゃ)したなじみのある四字熟語は第一弾でほとんど掲載してしまっているのである。」。
それでも奮闘努力の結果103語の辞典が完成してある。『確かに、中には「これ、四字熟語なの?」と言われてもしかたのないようなものも交じっているこては、認めざるを得ない。そこのところは、にゃんてか、おおらかな気持ちで受け止めていただきたい。』
と語られています。
にゃんこの写真も数万枚見られて、四字熟語に合 -
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Posted by ブクログ
体内でどのように排泄物が作られるか、という内容ではなく、体外に出たあとの排泄物の行方について書かれた本。
現在の事情について丁寧に書かれているだけでなく、歴史的な経緯もしっかり書かれており、非常によい本だと思います。
現代は、「死」と「排泄物」を生活から遠ざけてしまった、という類の記述がありますが、まさにそのとおりで、排泄物については、体外に出してしまったら、まるでなかったことのようにされがちです。
現代の日本においては、100%近くの排泄物が、水洗トイレによって下水道に流れ込み、その後、適切な処理を経て、河川や海へとたどり着きます。
しかし、ほんの50年ほど前までは、日本でも、排泄物の臭い -