鈴木ファストアーベント理恵のレビュー一覧
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ロシアによる突然のエストニアへの武力侵略を契機に地球規模の核兵器使用を防ぐべく、米国およびNATOとロシアの外交交渉の心理戦が展開される。
その間、北極海を横断してロシア原潜がカナダ/デンマーク間に浮かぶハンス島に乗員を上陸させウオッカとキャビアを島に残して去る(ロシア流ジョーク)。強烈なシグナルが西側に発せられた。
エストニアからの要請を受けNATO理事会の緊急首脳会合が開催され集団自衛権行使について米国大統領は拒否権行使する。ドイツの強硬な反対があるもフランスは米国に賛同する。
結果、その後の覇権はロシア、中国に握られた、とのシナリオであるが、現実にもウクライナ問題に距離を置く米国の動きを見ても、まんざら絵空事とは言い切れない怖い「仮想戦記、政治スリラー」である。 -
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機動力で劣る民主国家は独裁国家に敗北するしかないのか。民主国家の意思決定の脆弱性を浮き彫りに。ナチスのポーランド侵攻から始まった第二次世界大戦。ウクライナからフィリピンと止まることのない独裁国家の領土的野心が第三次世界大戦に…。「リベラルな世界秩序をよしとする国々とこのシステムを根本から覆そうとする国々の対峙」「仮想戦記」とは言えない大国の「力による現状変更」大事な局面なのにウクライナほったらかして米国はイランにまでちょっかい。数年後の世界すら見通せないカオスをあえて見ない振りをしないと苦しすぎるから?生々しい警鐘のこの本、世界の指導者にこそ読んでほしい。
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1 睡眠不足の影響
・たった一晩でも脳に大きな負担がかかるため、アルツハイマー病のリスクが上がり、大事な場面で認知能力が低下する。
・「魅力がない」、「老けている」という印象を与えてしまう。
・体重の増加は、脳の防衛反応が原因で、エネルギーの節約と過剰なカロリー摂取に抗えないために起こる。
2 睡眠の必要性
・日中の情報の雨に対応するためには睡眠が必要で、言い換えれば、「起きていたいなら、眠らないといけない」
・眠りすぎの場合は、質の悪い睡眠か体調不良を疑うべき。
3 睡眠の質を上げるには
・規則正しく食事し、「朝は皇帝のように、昼は王子のように、夜は貧者のように食べよ」くらいが理想的。
・眠れなくても、目を閉じて横になるだけでも回復効果はある。
4 朝型と夜型
・人間は、「朝型→夜型→朝型」の順で成長する。ティーンエイジャーの夜更かしと朝寝坊は気の緩みなどではない。ただし、早く寝る方が記憶系テストは良くなる傾向。どう説得するか要検討。
5 レム睡眠
・新鮮な記憶と過去の記憶との新たな組み合わせは、支離滅裂な夢となり「創造」を生む。物事やアイデアを「一晩寝かせよう」は理にかなっている。 -
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ネタバレ要はロシア等が限定的な武力侵略をしてくるのに対し西側諸国は核戦争を覚悟して団結して反撃することは難しいだろうという事みたいだ。
ヒットラーがチェコを侵略した時には臆した英米仏はポーランドへの侵略時に断固として宣戦布告した。(ポーランドを侵略したドイツに対してのみ、同じくポーランドを侵略したソ連に対しては静観)
自分も意外だったのだが、NATOは集団防衛と言われているが、加盟国が攻撃を受けたら自動的に集団防衛イコール全ての加盟国が侵略に対抗する武力手段を発動するのではない。
NATO第5条 加盟国は、独自の判断で安全を回復・維持するために必要な措置をとる、とあリ各国は独自に判断するのである。
これからの将来を考察すると
韓国や尖閣諸島が侵略を受けても西側が本格介入して抵抗することはないと思える、
沖縄や台湾が対象だと半々くらいの確率か
日本本土やオーストラリア グアム ハワイ等の場合は全面的な戦いになる。
この事を踏まえて侵略する側は 茹でガエルのように時間をかけて少しずつ侵略行為を進めていく事が想定される。
また欧州では本書にも記載がある通り
ウクライナは既に毒牙にかかり
バルト3国やフィンランドの一部等が次ぎの標的になるのだろう。 -
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これ迄のウクライナ侵攻や停戦に関する報道の度に感じている理不尽さ、無力感。あのトランプ氏のアメリカも「これほど多くの資金をなぜウクライナの軍事支援に投じなければならないのかアメリカ国民にこれ以上説明できない。同じ資金でグリーンランドを手に入れる方が投資対効果がずっといい」と考え、その形の善し悪しは別にしても先ずは停戦を志向し動くも敢えなく頓挫。
本書が指摘する様に、ロシアの行う非人道的行為(一般人の死傷、ウクライナ人の子供をロシア人の養子に勝手にする等)は、国際社会の注目を殆ど集める事はなくなり、国連も報告を受けるのみで実効手段を持たない。こんな事は、直ぐにでも終わらなければならないと思う事は皆(少なくともリベラルな国際秩序をよしとする民主国家の国民なら)同じ筈だが、独裁者達はそうではない。
かつて中国をWTOに招き入れたときに犯した西側先進国の勘違い(いずれ中国も資本主義になると期待したこと)と同様、今回も見誤る(プーチンの野望は偉大なるロシアの再興と応酬の安全保障構造の破壊であるのに、その野心はウクライナの一部領土の奪取だけだとの幻想を抱いてしまう)事になってしまうのであろうか。 -
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本当に有り得そう、、、と思い込ませるような迫力だった。全てはウクライナで起きているこの紛争の結果如何によるのだろう。
一方で、ヨーロッパのブレーンには著者のような、ロシアを見くびっていない人達がいる。本作ではロシアは「西洋はロシアを頭脳的な打算なく衝動的に動く存在として見ている」と考える事で、思いのままにアメリカもヨーロッパも操っていた。
だが、権威あるドイツの学者による、この本の出版そのものがロシアにそういう思考をもたせることを許さない。大衆にワーストシナリオへの警鐘を引き起こすと共に、ロシア陣営に対しては牽制するような、何ともソフトパワーに詰まったような本だった。 -
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著者は国際政治専門のミュンヘン連邦軍大学教授。本書はシナリオ分析として可能性の一つを示したものである。著者が「はじめに」で述べているように、本書の目的は、読者に考えるきっかけを与えることであり、さらに大事な点は、そこに描かれた未来が起こらないようにすることである。
このシナリオは、2028年3月27日エストニアの小都市ナルヴァへのロシア軍の侵攻から始まる。名目は「ロシア系住民の保護」である。溯ること3年前(2025年)にロシアのウクライナ侵攻はウクライナ領土の20%割譲で「和平条約」が結ばれている。EU、米国、欧州各国首脳は協議したが、エストニアがNATOに要請した第5条(集団的自衛権の行使)の発動には米国、極右政権のフランスに加え南欧諸国、ハンガリー、スロベニアなどの反対で取り下げられ、ロシアの侵略は容認されることとなる。
「あとがき」でこのシナリオにおいてロシアの勝利に寄与した要因について考察している。
第一は「ロシアによる核の威嚇の成功」であり、もう一つの要因が「戦略の欠如」であり、また「支援疲れ」にも触れている。
「何をすべきか?」として、著者は「具体的な軍事力の増強」と「社会のレジリエンスの向上」と述べている。論理的にはその通りと思うが現状のポピュリズムが伸長している政治状況を考えるとハードルは高く、このシナリオが実現してしまう可能性も相応に高いものと感じる。
【目次】
第1章 バルト三国、数年後の未来
第2章 ジュネーブ・国際連合欧州本部「パレ・デ・ナシオン」――三年前
第3章 風向きの変化
第4章 モスクワの雪解け?
第5章 ジュネーブ後のウクライナ――混迷
第6章 限定的な防衛能力
第7章 計画
第8章 マリ共和国キダル、2028年2月2日――ゲーム開始
第9章 ブリュッセル、2028年2月5日――撒かれたエサ
第10章 南シナ海、2028年2月28日――盟友の間接支援
第11章 シアトル、2028年3月26日――急報
第12章 ベルリン――2028年3月27日、4時20分(CET)
第13章 盗聴防止策が施されたビデオ会議――2028年3月27日、8時30分(CET)
第14章 モスクワ――2028年3月27日、9時(CET)
第15章 ブリュッセル・NATO本部――2028年3月27日、14時(CET)
第16章 ワシントン・ホワイトハウス――2028年3月27日、14時15分(CET)
第17章 80°49′35″N 66°27′30″W / 80.82639°N 66.45833°W――2028年3月28日、12時27分(CET)
第18章 ブリュッセル・NATO本部――2028年3月28日、16時(CET)
第19章 トヴェリ州ルジェフ(ロシア連邦)――2028年3月29日、9時(CET)
第20章 モスクワ/北京、2028年3月30日――新たな中心
解説/奥山真司(地政学・戦略学者) -
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仮想戦記っぽい体裁なんだけど、安全保障の専門家が書いてるだけあって政治的にも地政学的にも軍事的にもリアルだった。特にこの本からわかる重要な点は、ロシアのウクライナ侵攻が今後の世界の向かう方向を占う形になっているということ。もしロシアがウクライナに勝てば、米国やNATOの立場は明確になるし、力による現状変更がまかり通る世界が本当に来るかもしれないという予感がある。
NATOって同盟国が攻撃されたら自動的に集団的自衛権が発動するものだと思ってたけど、この本によると実際は会議で一致を取る必要があって、仮にロシアが東欧の小国に侵攻しても、大西洋の向こう側にいるアメリカが本土への核報復のリスクを冒してまで動くかはわからない。そこにNATOという仕組みの本質と限界があると思った。
そう考えると日本もまったく他人事じゃない。台湾有事もそうだし、もしかしたら『半島を出よ』みたいに北朝鮮からの侵略が現実になったとき、アメリカが本当に助けてくれるのかという想像すら浮かぶ。
ロシアは独裁国家で、普通に考えたら国民を大量に死なせてまで世界から孤立してまで侵略を続けるなんてあり得ないはずなんだけど、それでもプーチンはやるんだろうなという確信めいたものが残った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ睡眠についての本。
具体的な解決策を提示するというより、こんな実験結果があるのでこういう風にしたほうがいいんじゃないですかといった感じの本。
前半は良かったが、後半は睡眠不足がもたらすアルツハイマーのリスクや睡眠時無呼吸症候群の危険性など自分に関係がなかったので、あんまり興味をそそられなかった。
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・睡眠中には脳の廃棄物が清掃される
・睡眠は4つの異なるステージからなる
└第1ステージ:覚醒から睡眠
睡眠全体の5%しか占めていない
└第2ステージ:睡眠紡錘波が出る
睡眠全体の50〜60%を占めている
睡眠紡錘波が多いほど、まとまった睡眠が取れ、記憶の定着が進む
└第3ステージ:深い睡眠
神経細胞のつながりが整理される→記憶力の向上
└第4ステージ:レム睡眠
脳は覚醒時と同じように動いており、夢を見る時間
日中に経験したことで特に、感情を呼び起こしたものや完全に処理できたなかったものが活性化される
これらのサイクルが90〜120分周期で起こっている
・朝太陽の光を浴びることはかなり重要
・目を覚ますために朝のコーヒーは効果的
・夕方にコップ1杯の牛乳を飲むことで、メラトニンの生成を助けるので、睡眠に効果的
・昼寝は15分以内
・カルシウムがシナプス強化に役立つので、記憶の定着にも役立つ
・レム睡眠には感情的な記憶からドラマティックな部分を削ぎ落として、理性的なレベルへと刈り込んでいく能力がある
→これによって、精神衛生を保てる
結論、7時間ぐらい寝て、食事はできたら19時までには終わらせて、朝昼は日光を浴びて、運動して、食生活を整えたら健康。