平野紗季子のレビュー一覧

  • 生まれた時からアルデンテ

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    ネタバレ

    食べるって、こんなにエモいことだったんだ…!と読んでると何度もそう思わされる、五感と記憶がぎゅっと詰まったエッセイです。

    平野紗希子さんは、子どものころから味覚がちょっとだけ鋭かった(食中毒と表現w)らしく、給食、レストラン、おやつ、家庭の食卓……その一つひとつの“味の記憶”を、まるで宝物のように拾い上げて描いてくれます。

    何か特別な料理の話をしてるわけじゃないのに、そこにある感情や空気の温度まで伝わってきて、「あ、わかる…」と静かに共鳴してしまう。たとえば「冷蔵庫、いつもは真っ暗なんだと思うと寂しい。寒いし。」なんて一文、もう最高にエモい。

    「きらいな味があれば、想像力に終わりが来ないので楽しいです」これはもう、“嫌い”というネガティブな感覚を、創造の余白として肯定する逆転の美学ですね。味覚って普通、「好き」に向かうものなのに、あえて「嫌い」を大事にする。エモすぎる。

    この本は、グルメ本というよりも、“食べることを通して自分を知っていく本”です。
    読むうちに、自分の“記憶のなかの味”がどんどん呼び起こされて、なんだかちょっときゅんとする瞬間すらある。

    美味しさの描写に浸るもよし、自分の思い出と重ねるもよし。食べることが好きな人、感性を言葉にしてみたい人、ちょっと生きづらさを抱えたことのある人には、すごく刺さると思います。

    サクッと読めるけど、余韻がじんわり長く残る一冊。
    エッセイというより、これは“味の詩集”かもしれません。

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    2025年05月25日
  • ショートケーキは背中から

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    味って刹那的なものだから、同じものを食べてもその時の自分の感じで違ってくるんだよなあ。

    相変わらず平野さんの熱量と語彙力、食へのリスペクトに圧倒される。もっと味わって食べようっと。

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    2025年04月23日
  • ショートケーキは背中から

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    ネタバレ

    熱い。平野紗季子さんの食への情熱が熱すぎる。向き合うというより全速力でぶつかっているようだ。そしてキラーワードの洪水。苦いコーヒーを「全焼した家」と喩えるセンス…!
    「美味しそう、食べたい!」と勿論思うのだけど、それ以上に圧倒されてしまった。熱すぎる…!
    食べたい物や読みたい本は山のようにあるけど、人生の中で味わえるのは、ほんのひと握り。一食一食、一冊一冊に全力で真剣に向き合いたい、味わい尽くしたい、と読みながらそう決意した。
    平野さんの熱さにつられて私も燃えている。食べることは生きること。私は人生を味わい尽くすぞ。

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    2025年04月23日
  • ショートケーキは背中から

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    ガイドブック?エッセイ?文章がそんなに好きじゃなかった。でも、次ショートケーキ食べる時は、この人みたいに食べてみようかなと思った。

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    2025年04月17日
  • 生まれた時からアルデンテ

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    感想
    感じたことを言葉にする。語彙も繊細さも両方必要。でも気張ることはない。自分がしたいように自分の思いを形にしてみる。素直に楽しく。

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    2024年05月28日
  • 私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。

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    '今'この時を輝いた目を持って丁寧に生きている平野紗希子さんはとても、とても、素敵だ。

    私も散歩をしたいと思った。

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    2022年11月03日
  • 生まれた時からアルデンテ

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    著者の小学生の頃の日記が、掲載されていて、
    食に対するこだわりが、とても強い方だということ、
    そして、
    ブレずに、食を探求されている著者に、
    尊敬しています。

    面白かったです。

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    2022年08月08日
  • 生まれた時からアルデンテ

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    子供の頃から食日記を付けていたごはん狂、平野紗季子さんの食エッセイ。

    小学生時からこれだけ店の評価をつけているのはすごい(和民が冷凍食品ばっかりでもう行くことはないだろうと小学生から評されている。小さい時から高級料理を食べていると味覚も発達するのかな)
    遅番紳士・小林さんを追った記録が面白い!

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    2019年11月10日
  • 生まれた時からアルデンテ

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    著者とある会で同席することがあって読んでみた。「食べることがとにかく好きな人」と紹介されたので、何が好きなのか尋ねると、妙に困ったような曖昧な反応をして不思議なお嬢さんだった。それがなぜだったのか読んでみてわかった。食ということに対する向き合いが全然違うのである。生きるためでも官能でもない食。彼女は料理をしない。ひたすら消えゆくものとしてあはれを感じているのである。「腐敗って優しさなんじゃないか」「レストランはなくなってしまったら何も残らない」なかなか興味深い。
    あたらしい感覚。

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    2018年10月18日