平野紗季子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
は〜〜好き。ほんとこの方の表現が好きです。
例え方や視点の置き方が、シンプルに感じ取ったことをそのまま書いてるから直に伝わる。
食◯ログとか他サイトレビューより、うんっっと食べに行きたくなる文章載ってます!!しかも、コロナ前の雑誌掲載だったせいか、発売日時の閉店情報も丸わかりなのも助かる。
美味しいものを食べたら、顔に手をあてちゃうの分かる。おでこに手あてちゃう。
背表紙のケーキがすごく美味しそうで気になったのですが、本編に載ってない??探したけどカット見つけられなかった(^_^;)
白と赤のコントラスト素敵!食べたーい!!
元々雑誌のコラム?をまとめたものだからか、本のサイズがデカくて! -
Posted by ブクログ
最近電車に乗っている時にSpotifyのpodcastの味な副音声を聞くのにハマっている。
ドラマのナレーションみたいに日常を彩ってくれる。
平野さんは本当に人が作るごはん、レストランやそのメニュー設計に至るまで食回り全てを味わうのが好きなんだな。
食と向き合うために個食が好きなのも意外。
流行ではなく自分のモノサシで善し悪しをはかるのが平野さんのモットーだけど、それを共有することで社会にひとつの流行を生み出しているのが何とも言えない循環。
今度外食をするときは、メニューや作り方などつくり手の裏の部分まで目を配ってみよう。
87/100 -
Posted by ブクログ
以前「天然生活」の本の特集で紹介されていて、気になっていた本。
平成世代の考え方が新鮮でおもしろい。
私はちょっと上なので反発しつつ共感しつつ。
エッセイのほかに、ツイートみたいなところや対談なんかが出てくる雑多なかんじも、
サブカルのにおいがぷんぷん。
ちょっと前の(若い)自分が好きなかんじだなあと思いました。
今は、こういう若いギザギザしたものに少し身構える自分もいます。
孤食最高と言っちゃったり。生まれた頃からアルデンテだったり。
そうだよね。言われてみれば自分もかも。
「21でそんな固定概念に囚われているとあなたは即座に老け込む」にはっとしました。
宇一さんという人との対談もおもしろ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前に読んだ「おいしくってありがとう」が面白かったので、エッセイも読んでみた。この本も食べ物への愛がぎっちり詰まっているが、「ごはん100点ノート」の部分なんて素敵なお店や食べ物の話を二段組みで100個も詰めに詰めていたりして、一般的なエッセイより密度が濃い。愛も濃い。写真やイラストがほとんどないので、そこはなんだか惜しい!という気がする。紹介されているのは自分じゃ行けないな~と思うような高級店っぽい店もあれば、地元密着のような小さな喫茶店、チェーン店もあったりして、その情報量には唸らされるばかり。
平野さんの文章はちょっとネットっぽい文章で、ユーモアと勢いのある文章であますことなくご飯のおいし -
Posted by ブクログ
ネタバレ食べるって、こんなにエモいことだったんだ…!と読んでると何度もそう思わされる、五感と記憶がぎゅっと詰まったエッセイです。
平野紗希子さんは、子どものころから味覚がちょっとだけ鋭かった(食中毒と表現w)らしく、給食、レストラン、おやつ、家庭の食卓……その一つひとつの“味の記憶”を、まるで宝物のように拾い上げて描いてくれます。
何か特別な料理の話をしてるわけじゃないのに、そこにある感情や空気の温度まで伝わってきて、「あ、わかる…」と静かに共鳴してしまう。たとえば「冷蔵庫、いつもは真っ暗なんだと思うと寂しい。寒いし。」なんて一文、もう最高にエモい。
「きらいな味があれば、想像力に終わりが来ない -
Posted by ブクログ
フードエッセイというジャンルを初めて知った。食べることをここまで深掘りしてエンタメとして楽しめるのに驚いた。
一つのことにここまで夢中になれる人がやっぱり羨ましいし、そういう人の熱量のこもった語りは引き込まれる。
食べ物は消え物だから、ずっと覚えていたくて外食の日記をつけ始めたというのが素敵。私も食べることが何より好きだから、もっといろんなお店に行ってもっといろんなものを食べて、人生のなかで長い時間を占める食事の時間を楽しみたいと思った。
次にショートケーキを食べるときは背中から食べて、最初の一番美味しい一口をたくさんの生クリームで満たしたい。
『生まれるものと消えゆくものの間で』
ニューヨ