あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。
地下駐車場の奥で赤提灯が煌く中華料理店(幻覚か?)。
店の中の川(は?)から料理が流れてくる蕎麦屋(どういうこと?)。
頼んだ料理以外のものが延々と出てくる居酒屋(会計どうなる?)。
道端に落ちてる魚、犬を10匹連れてるおじさん、ゴリラビル……。
こういう「?」に、散歩をしているとよく出くわす。
(「はじめに」より)
大人気フードエッセイスト・平野紗季子の待望の2作目となる本著は、雑誌Hanakoでの2016年~2020年の連載をまとめた1冊。
雑色、勝どき、伊東、はたまたカンボジアの小さな都市…。
「犬かよ。」の名の通り、散歩とごはんを愛する平野さんが散歩をしながら出合った人、もの、味、体験、などについて、彼女の写真と共に、彼女のフィルターを通して語られるエッセイ集です。
Hanako本誌だとなかなか特集されづらいような街にも、ドラマがあり、素敵な味があり、びっくりするような体験があるということが独自の手触りで綴られます。
“おまけコンテンツ”として、平野さんの会社員時代のランチを通じた日々をありのままに綴る「赤坂ランチOL日記」収録。
デザインは、「流行通信」、広告「キューピーハーフ」など数々の作品を残す服部一成氏
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
平野紗季子ワールド全開、最高。
美味しいご飯が食べたくなるし、レトロな喫茶店に入りたくなる。
個人的には、おまけの「赤坂ランチOL日記」が、ゴリゴリ働いていた数年前を思い出すような内容で心に残った。あの時、食べることだけが私にとっての救いだったな。
Posted by ブクログ
カンニングをしてしまった。そういう気持ち。
散歩に正解は無いと思っていたけどここまでの熱量と緩急をつけられ翻弄されると、これからの自分の散歩が平野さんの答え合わせのようになる気がして少し凹みました。だけどそれと同時にめちゃくちゃ散歩がしたくなった。これは散歩界に現れた自己啓発本。
Posted by ブクログ
まずはそのサイズにびっくり!そして書店のペットコーナーに並べられていてさらにびっくり!(そりゃ見つからない訳だよ…)相変わらずの平野さん節が炸裂していて、日本以外の地域まで載ってます。ノーマ一回でいいから行ってみたいなあ。
Posted by ブクログ
は〜〜好き。ほんとこの方の表現が好きです。
例え方や視点の置き方が、シンプルに感じ取ったことをそのまま書いてるから直に伝わる。
食◯ログとか他サイトレビューより、うんっっと食べに行きたくなる文章載ってます!!しかも、コロナ前の雑誌掲載だったせいか、発売日時の閉店情報も丸わかりなのも助かる。
美味しいものを食べたら、顔に手をあてちゃうの分かる。おでこに手あてちゃう。
背表紙のケーキがすごく美味しそうで気になったのですが、本編に載ってない??探したけどカット見つけられなかった(^_^;)
白と赤のコントラスト素敵!食べたーい!!
元々雑誌のコラム?をまとめたものだからか、本のサイズがデカくて!!単行本サイズかと思いきや雑誌POPEYEくらいあるの!!
持ち歩いて通勤に読みたいから単行本サイズに編集して欲しい〜〜まあ難しいよね。
アルデンテの時の文庫化嬉しかったな。