小嶋淑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わったあとの心のなかが、
マシュマロマンみたいに、
ベイマックスみたいに、
鏡餅みたいに、
ほわぁってあったかくなりました。
そして、とにかく外の世界へ、
一歩だけ、踏み出してみたくなりました。
一家に一台、いち小町さんがほしい。
「独身の人が結婚してる人をいいなあって思って、結婚してる人が子どものいる人をいいなあって思って。そして子どものいる人が、独身の人をいいなあって思うの。ぐるぐる回るメリーゴーランド。おもしろいわよね、それぞれが目の前にいる人のおしりだけ追いかけて、先頭もビリもないの。つまり、幸せに優劣も完成形もないってことよ」みづえ先生 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は今まで、自分をなんて粗末にしてきたんだろう。口に入れるものや身の回りのものをていねいに扱わないって、自分を雑にするってことだ。(P、48)
「少数派かもしれないけど、酢豚のパイナップルを好きな人はいて、その人たちはちょっと好きってレベルじゃなくて、ものすっごい好きなんだと思うんです。好きの熱量の問題っていうか。たとえ多数に受け入れられないとしても、その人たちがいる限り存在が守られるんだと思うんです」(P、217)
わたしが生まれた日と、ここに立っている今日、そしてこれから来るたくさんの明日。どの日だって、一日の大切さになんの違いもない。(P、295)
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Posted by ブクログ
友人に勧められて読み始めた本。
最初は「短編ものだし夜寝る前に少しずつ読もうかな」と思っていたのだけど、なんだか引き込まれて一気に読んでしまった。
文中にあったパラレルキャリアの話は、この本を勧めてくれた件の友人はまさにパラレルキャリアで知り合った友人でなかなか縁がある話だなって思ったし、今まさに私は賃金を得る本職と、お金じゃない何かを得るボランティアの両輪で生きているので「あーこの生き方ってパラレルキャリアっていうかっこいい名前がついてるんだ!」って謎に誇らしくなったりした。
さらに、夏美さんが勧められた「月のとびら」はわたしが大事に所有している本だったから、もうほんとに縁を感じてしまい