小嶋淑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ青山さんの著書の中で一番好き。悩み事や元気のないときにそっと寄り添ってくれるような作品。
司書の小町さんが銭天堂の紅子さんそっくりだな。姿形はもちろん、お客様にぴったりの駄菓子を見つけてくれるところと似ている。小町さんの方が付かず離れずの距離感でさりげなく伝えてくれているのだけれど。私にはどんな本を選んでもらえるのかな?
心に残った文章を抜粋
P194〜
「百人につきひとり、と考えると、百分の一で、一パーセントだな」
「でも、自分のやりたいことをやるのは自分なんだから、自分につきひとり。となれば、
1分の1で、百パーセント」
「ん?」
「百パーセントの可能性がある」
P293
人と人が関わるのならそれはすべて社会だと思うんです。接点を持つことによって起こる何かが、過去でも未来でも。
会社だけじゃない。親子の間にもちゃんと「社会」があったのではないか。
わたしはこれまでずっと、前へ前へと歩いてきた。人生は縦に伸びているものだと思っていた。
でも今、横歩きの景色には何が見えるだろう。 -
購入済み
本好きにはたまらない
ちょうど長く勤めた会社を辞めたところで、全てのストーリーに少し涙した。でも、そう本は私にもいつも素敵なインスピレーションを与えてくれる。それを改めて思い出させてくれた本だった。とてもいい本だった。息子に勧めよう。
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Posted by ブクログ
同じ町の図書室を描いているから当然ではあるけど、違う章に前の章の主人公が出てきたりしてほっこりする。登場人物たちがゆるーく繋がっていて、世界って案外狭いんだなあと思うけど、嫌な狭さじゃない。自分のそばにもこんな人がいるのかもしれないと思える本だった。
小町さんの「本も、そうなの。作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです」という台詞を読んで、私が本を好きなのってこういうことだよなと思った。正解は作者しか知らないし、作者も正解を持っていないかもしれない。でも本を読んだ時に、どこかで自分と重ねたりして何かを感じとる。そうやって読んだ人の世界が少し豊かになったりするのが本の面白さだなと思った。
この本を読んで、今まで見向きもしてこなかった生涯学習センターにどんな講座がやってるのか見に行ったりした。本を起点に私の見える世界が少しだけ広がって、呼吸が楽になるような気がした。