さくだゆうこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレめーっちゃくちゃいい本だった。
登場人物の中にいわゆるすごい人は1人もいない。
小町さんも含めて。
だけど人の温かい部分がどんどん連鎖して、悩みや不安な心が薄然とほぐされていくような、そんな感覚だった。
「本も、そうなの。作り手の願いとは関係のないところで、そこに事かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に組づけてその人だけの何かを得るんです。」
この言葉は、私が本を読む理由がここに集約されてると思えるくらいしっくりきた。
本当に良い本だった。赤と青のエスキースもお気に入りだし、青山さんの本をもっと読んでみよう。
出会えてよかったと思える本です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた
小さな図書室。そこで出会った司書さんから
選んでもらった本と、可愛い付録が人々を後押しする。
羊毛フェルトって可愛いなとは思って気にはなってたけどやったことはない( ・.・ )無心になれそうだし気になる!
そして付録貰えるのいいな。私も欲しい笑
あと小町さんの不思議な雰囲気も良い。みんな言ってるがどんだけ白くておっきいのか( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )笑
3章、元雑誌編集者の夏美さんのお話では気付いたら泣いてしまっていた。みづえ先生の言葉あたたかいな。こないだ読んだからかなメリーゴーランドの話でぐるぐるめを思い出した( ´˘` )笑
双 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わったあとの心のなかが、
マシュマロマンみたいに、
ベイマックスみたいに、
鏡餅みたいに、
ほわぁってあったかくなりました。
そして、とにかく外の世界へ、
一歩だけ、踏み出してみたくなりました。
一家に一台、いち小町さんがほしい。
「独身の人が結婚してる人をいいなあって思って、結婚してる人が子どものいる人をいいなあって思って。そして子どものいる人が、独身の人をいいなあって思うの。ぐるぐる回るメリーゴーランド。おもしろいわよね、それぞれが目の前にいる人のおしりだけ追いかけて、先頭もビリもないの。つまり、幸せに優劣も完成形もないってことよ」みづえ先生 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は今まで、自分をなんて粗末にしてきたんだろう。口に入れるものや身の回りのものをていねいに扱わないって、自分を雑にするってことだ。(P、48)
「少数派かもしれないけど、酢豚のパイナップルを好きな人はいて、その人たちはちょっと好きってレベルじゃなくて、ものすっごい好きなんだと思うんです。好きの熱量の問題っていうか。たとえ多数に受け入れられないとしても、その人たちがいる限り存在が守られるんだと思うんです」(P、217)
わたしが生まれた日と、ここに立っている今日、そしてこれから来るたくさんの明日。どの日だって、一日の大切さになんの違いもない。(P、295)
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購入済み
本好きにはたまらない
ちょうど長く勤めた会社を辞めたところで、全てのストーリーに少し涙した。でも、そう本は私にもいつも素敵なインスピレーションを与えてくれる。それを改めて思い出させてくれた本だった。とてもいい本だった。息子に勧めよう。
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Posted by ブクログ
ネタバレレファレンスする小町さんが選書し付録を渡す。
少々SFチックなほどに人生と絡み合いすぎなんじゃないかなと思ったけど、最後まで読んで納得できた気がする。
読者が意味を見出しているだけにすぎない。
それは常に物事を学び考え、立ち止まらない人間に期待して書き留められた事だと思う。
著者の作品はまだ2作目だが、「これは著者がいつぞや実際に感じ、学んだ事だろうな。」と、登場人物を介して伝わってきた。
しかし、それらはノイズではなく作品に溶け込んだ思想で、むしろ作品が奥深いものになっている気がした。
本当に暖かい短編の連続で賞の最後数ページは目元がうるうるできた。
詩にも手を出してみたい…