読書猿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
独学の役に立つ55の技法を紹介した本。著者のオリジナルの技法ではなく、先人の知恵をまとめたものである。
55の技法は、下記のように分かれている。
第1部 なぜ学ぶのか *[15技法]
第2部 何を学べばよいか *[18技法]
第3部 どのように学べばよいか *[22技法]
ご覧のように、「どのように学べばよいか」が22技法と最多である。そのうちの半数以上の13の技法が「読む」に含まれている。独学では、読むことが基本で、もっとも重要であることが現れているといえるだろう。
「読む」の一覧は以下のとおり。
速読【技法34】転読
速読【技法35】掬読=skimming
速読【技法36】問読
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Posted by ブクログ
創造とブレイクスルーを生み出すアイデアの発想法が満載。言葉にする、書き出す、組み合わせる、強引に動いてみる、深掘りする、要素分解する。こうした手法を、その開発者にも触れながら、実例と共に体系的に学ぶことができる。
多くは既に身に付いていることであり、実際にはあまり使えないかもしれない。それでも、写真や図解もあり非常に愉快な本である。楽しみながら読んだ。
夢から着想を得ると言う方法。これはこの本で一番最後に紹介される手法だ。そこに書かれたビートルズのポールマッカートニーがイエスタデイという曲を作った事例。夢の中でメロディーが浮かんだらしい。写真も掲載されていた。
イエスタデイを聴きたくなり -
購入済み
学びたい人に
書店で見かけたとき、鈍器のような厚さにびびり電子書籍で購入。まちがっても全部読もうとしてはいけない。必要なところを必要なだけ読みましょう。
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Posted by ブクログ
読書猿さんによる科学技術・芸術・文学・哲学・心理療法・宗教・呪術等多くの分野・古今東西から渉猟した「発想法」に関する本。アイディアを得るための方法が
①難易度、②開発者、③参考文献、④用途と用例、に分けて列挙されている。
よくぞこんなにも集めましたね…!と感嘆。
アイディアや閃きは「天才のもの」ってイメージを覆し、誰だってやればできるんですよ、と様々な方法を提示してくれる。方法に関しては、絵も交えて噛み砕いて書かれているので、わかりやすい。また、実際に開発者はこれで〇〇を開発した!といった実例も沢山紹介されているので、単純に読み物としても面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本の厚みとは反比例して内容はかなり薄いですが(笑)、興味深い問題解決手法がたくさん紹介されていたので、自分に合った手法を知りたいような人がまずはザックリ眺めてみる本としては良いのかも??一番好きなのは《29 リフレーミング》と《36 ピレネーの地図》だけど、多目的最適化でいつもネックとなる「結局どれが最適条件なの?」をきっちり定量化させようという意欲的な取り組みである《19 ケプナー・トリゴーの決定分析》もなかなか興味深かったです☆…とは言いつつ、やっぱり僕はパレート最適曲面を求めて選ばれる事が無い不要な解を除去するところまでが数値計算の限界で、最後はやっぱり人間が判断するしか無いと思っていま