読書猿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
非常に面白かった。古今東西のアイデア創作法が網羅されている。
以下、
02.フォーカシング。
05.ノンストップ・ライティング。
06.ランダム刺激。
07.エクスカーション。
08.セレンディピティ・カード。
09.フィンケの曖昧な部品。
10.ケプナー・トリゴーの状況把握。
11.空間と時間のグリッド。
14.なぜなぜ分析。
15.キプリング・メソッド。
18.仮定破壊。
20.ルビッチならどうする?
22.ヴァーチャル賢人会議。
23.オズボーン・チェックリスト。
26.さくらんぼ分割法。
28.形態分析法。
29.モールスのライバル学習。
31.対立解消図。
32.バイオニクス法。
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購入済み
独学について学べる参考書
独学について具体的にどこでどうしたら良いかが書かれていて参考になった。
この本は通しで読むというよりは、自分が必要とする部分を必要に応じて、部分的に読むだけでも良い。
目次を見て、自分が興味を持ったところから読み始めても全然OKだ。 -
Posted by ブクログ
アイデア大全に続く問題解決大全。
今回も非常にわかりやすい内容だった。
第1部 リニアな問題解決
第1章 問題の認知
01 100年ルール 大した問題じゃない
難易度1
用途と用例
・自分の判断を見直すとき
・自分の悩みの大きさを見直すとき
・自分の問題の重大さを考え直すとき
02 ニーバーの仕分け 変えることのできるもの/できないもの (かなり役立ちそう)
難易度2
用途と用例
・問題や困難に圧倒されるとき
・問題のどこから手をつけていいかわからないとき
03 ノミナル・グループ・プロセス ブレスト+投票で結論を出す
難易度2
用途と用例
・参加者の意見やアイデアをとりまとめたいとき
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Posted by ブクログ
物事の原因を特定してそれを解決すれば問題は解決するのだと考えがち(時間に制限のある、というかスピードが求められる仕事では尚更)。
循環思考の記述の中で
・物事には沢山の要素が合わさっているよ
・それを変えられるところから、部分的にでもアプローチすることで物事は変えていけるよ
というのが書いてあり、とても新鮮に感じた。
課題に対して小さくともアプローチしてその度に次のアクションを考え実行していきたい。PDCAと言われてもピンと来ないけど、この本は違った言葉でこの概念を分かりやすく定義し解説してると思う。
思想の歴史が年表になっているのも興味深かった。 -
Posted by ブクログ
アイデアをどのように生み出すのか、というのを過去の歴史からひもといて、あらゆる角度から紹介している本。アイデアを出すための42種類の方法が章に分かれて書いてあり、絵や写真が豊富にあるので一見読みやすそうに見えるんだけど、1章1章がとにかく重く、毎日1章読むのがやっと、という感じの非常に骨太な本。
アイデアに煮詰まった時には、この本をパラパラめくって様々な解決方法を試してみれば、アイデアが出ないという事はあり得ないよな、と感じたりした。
最後の年表に至るまで、非常にずっしりとした内容の本であり、生半可な覚悟で読み始めると挫折してしまうと思う。ただ、豊かなアイデアを出したいと思う人は飛び込んで損な -
Posted by ブクログ
ブログを愛読してきた読書猿さんの新著が発売されました。評価の仕事に関わってきた関係で、発想法についての書籍は乱読してきたつもりですが、このような書籍に出会ったことはなく、本書には圧倒されました。
圧倒されたのはボリュームではなく、具体的であり内容が本当に使えるように厳選されていることです。読み物として考えると、ひとつひとつの手法はやや物足りないぐらいの感触ですが、実際に手法に挑戦してみると、実践のためには過不足なく、ちょうどいい説明量なのです。
本書に書かれているいくつかの発想法の手法を実際に試してみました。マニュアルとしても優れていて素人でもすぐに実行できるように記述されています。しかし -
Posted by ブクログ
巷にあふれるアイデア本と一線を画すのは、アイデアを生み出す方法が、体系的に・歴史的に・水平的に・索引的に・理論的に・実践的に解説されている点だ。こんな本がずっと手元にほしかった。
最初の思考法として紹介される「バグリスト」の項で本書のコンセプトが生み出された経緯が書かれている(しかもその思考法を使って!おしゃれ!笑)。
≪巷にあふれる「アイデア本」のバグ≫
◎古くさい
◎先達の引き写し
◎訳されていない海外のアイデア本のつまみ食い
◎なのに出典がない
◎評価法がないから改善されない
◎技法のどの部分が役立って、どの部分はいらないかを知る方法がない
◎個人の体験、思い出だけが根拠
◎心理学者 -
Posted by ブクログ
数年前に同じ著者の問題解決大全を読んで挫折したから読み切れるか心配していたけれど杞憂だった。中高生向けの本だから平易な言葉で書かれているけど大人が読んでも役に立つことがたくさん書いてあった。
最初から最後まで読むことこそが読書だと思っていた自分にとって、最初から最後まで読まなくていいし、興味あるところだけ読んでもいい。なんなら読まなくたっていいという自由なスタンスを与えてくれた。
学校の読書感想文が嫌いなだけで読書自体は嫌いじゃなかったのでは?とか思ったりもした。
フィクションを読めば現実の物語(原因と結果)に対しての経験を積んで生きやすくなる。
人は物語の中を生きているしだからこそ物語がない -
Posted by ブクログ
1部で「本の読み方」が、
2部で「本の探し方」が解説されています。
本書は「読書を好きになる方法」ではなく
読書が苦手でも読書するための工夫や気構えが書かれています。
NHKの中高生向け講座の連載がベースになっており
全ページ会話形式なので読みやすいです!
知りたいことがピンポイントで書かれた本がなければ、その上位概念で探してみる。
目からうろこでした、、、。
例)
コーヒーについて書かれた本がない…
↓
問:コーヒーは何の一種?
↓
解:飲み物の一種
↓
飲み物について書かれた本の中にコーヒーの記述があるかも!
たぶん本書に出会ってなければこんな探し方知ることなかったと思います。
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Posted by ブクログ
自分が気になる前半部分を読みました。
この本を読めて、ずごく良かったなと思います。
理由は、小説の素晴らしさを、具体的言語化していて、なるほどなと腑に落ちたからです。
『物語は現実の意味を変える』
事実は変えられないが、自分のなかでの意味の捉え直しをすることができる。まさにこれが視野が広がって心が豊かになることだな思いました。
もう一つ。
小説の特徴は、なんといっても細かい「描写」
繊細な表現ができることが、読者のイメージをはるかに上回り、感動させることができる。
小説って、なんて素晴らしいのだろうと思いました。
それにしても…
読書感想文に「通読」は適さないというのを知って驚倒!