あらすじ
本書は正体不明、博覧強記の読書家であり、独学の達人である読書猿が書いた「勉強法の百科事典」です。ギリシア哲学から最新の論文まで、あらゆる「知の先人」から学んだ内容を、著者独自の視点で55の技法にまとめました。
本の読み方、挫折の乗り越え方、時間の作り方…勉強はこの1冊でOK!独学者のバイブル誕生。
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独学について学べる参考書
独学について具体的にどこでどうしたら良いかが書かれていて参考になった。
この本は通しで読むというよりは、自分が必要とする部分を必要に応じて、部分的に読むだけでも良い。
目次を見て、自分が興味を持ったところから読み始めても全然OKだ。
Posted by ブクログ
「勉強しなきゃ」が「勉強したい」に。
私の持ってる知識が少ないと落ち込むより、目の前に広がる学問にワクワクを再度感じたり。
そんなふうに思える内容でした。
一見、勉強方法や学ぶことの大切さについての内容かとも思うこの一冊。
私も初めは、学習が少ない自分への喝のつもりで購入しました。
でも開くと、無知くんの気持ちに共感したり、親父さんの厳しくも愛ある指摘に胸を打たれたりと、
一つの物語を読んでるようでもありました。
これまで学習が好きで向き合ってきた私でも、
不足を感じて途方に暮れることが多々ありましたが、この本と出会って1日一つでも学ぶことの楽しさと、その方法の面白さに背中を押されています。
読破というよりかは、自分にとって必要な親父さんとの言葉を、様々な瞬間で心に語りかける。そんな本だと私は感じました。
Posted by ブクログ
一人で徹底的に学習していくためにはどうしたらいいのかということが詰まっている一冊。ちょっと真似するのが大変そうなものもあるけど(引用文献マトリクスとか)、確かにやると力がつくだろうなって感じ。できる範囲で使いこなしてみたい
Posted by ブクログ
とんでもない名著を発見!
まず手に取って最初にあまりの重量にドン引き。
約800ページで本の厚さ5㌢。ピンポン球より厚い( )
表紙のそで部分に書かれている一節
「あまり賢くなく、すぐにあきらめてしまう人たちのために書かれた。繰り返し挫折し、しかし諦めきれず、また学ぶことを再開したような、独学の凡人であるあなたの役に立つだろう。」
まさにこの一節の通り、おそらく筆者が何度も挫折しながらも挑戦し得た、独学のための実践的な思考法や技法が学べる。
筆者のこれまでの努力で培った深い知識と教養も興味深い。
独学のためのテクニックが盛り沢山だったが、特に行動記録表とポモドーロテクニックは読み終わってすぐ実践している。
今まで自宅では集中して勉強出来なかったがこの2つのお陰で自宅でも集中して勉強出来るようになった。
・学ぶことで人は変わる。変わるためにこそ人は学ぶ。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ分厚いので、びっくり。
「こんなの読み切れるか?」と思っていましたが、面白いのでなんとか最後まで読み切りました。
役立つ情報がたくさん。
読みやすくなる工夫もしてあり、すごい本です。
「学ぶ」ことに対する今までの知見をふまえておきたい方に、おすすめ!
Posted by ブクログ
3〜4年前、副題の「学ぶことをあきらめたくない人」という表現に惹かれて発売後すぐに購入し読んだ。当時は特に「賢い人」になりたくてアホな私はこの独学大全を参考にできるだけたくさんの本を読もうと必死になっていた。結局賢くなれたのかと言われるとそうでもないが、多くの本とその思想に触れて救われることもあった。そういった意味で本書には特別な想いがある。学ぶことをあきらめたくないという表現にシンパシーを感じたならば一読をすすめる。
ずっと使える学び方の参考書
値段と厚さから、購入を諦めていた。偶然こちらのサイトの存在を知り、安く購入することができて良かった。
勉強は独学が多いので、取り組む中で行き詰まったら参考になると感じた。色々な勉強本があるが、独学に焦点をあてて、あらゆる角度から述べているのは、本の厚さからも想像できる。独学のための事典とも感じた。
Posted by ブクログ
辞典的な使い方をして完全に読み終わることはないだろう本。
以下に自分が使えそうな技法をメモ
技法2可能性の階梯:パラシュート学習法←過去問から始める
技法14私淑:あの人だったらどうするだろうか?
技法35掬読:序論と結論を読む
技法41刻読:最初に印をつけて次にその箇所を読む
Posted by ブクログ
分厚い本だけど、内容に従った読み方をすると負担なく読み終えることができた!転読、掬読、問読!
自分が必要と思うところだけ読めばいい❢
読む価値あり♫
Posted by ブクログ
とにかく内容が充実している。
ただのノウハウだけでなく、教養や豆知識、著者のこれまでの苦労や悩みも随所にあり、勉強のモチベーションアップ・維持にもつながる。
個人的には、勉強のやる気がない時にペラペラめくって、やる気上げてます。
Posted by ブクログ
独学に必要であろう心構えや精神性といった抽象的なものから、読書法や記憶術など具体的なものまで広範囲にヒントやTIPSを取り揃えた書籍。勉強すべきものや見つけ方にまで言及されており、とにかく守備範囲が広いと感じました。
とはいえ、本書を穿った見方をすれば、一個人の勉強法をまとめたにすぎません。しかし、内容を読めば読むほど、偏った勉強方法を選んできたのは自分の方だったことに気づいてしまう内容でした。
特に読書法に関しては軽い衝撃がありました。ここまで網羅的に且つ出典を明らかにしながらそれぞれの良し悪しを分析されているのは圧巻です。私はそれなりに本の読み方を工夫してきたつもりでしたが、それでも試してみたくなるようなHOWTOで一杯です。
ここ最近、読書にさく時間は変わらないのに、勉強したいことや読みたい小説が増えていくばかりで積読が増える一方だったのですが、この書籍に出会えたことをいい転機とし、独学の道を歩みを進めたいです。
Posted by ブクログ
学ぶことの仕組み化
意志の力に頼らない
具体的な技法がこれでもかと
「ヒトは体温は保てても意思は保てない」
■書物との付き合い方
●なぜ古典なのか?
「古典とは、単に古い書物を言うのでも、時代を超えた真理なんかを蔵している書物のことを言うのでもない。古典とは、多くの注釈書が書かれてきた書物のことを言う。
→
元のテキストに加え、積み重ねられてきた読み方すらも別のテキスト(注釈書」として残っている。
→
古典は課題を示し、その後に研究が発展。まずは最新の教科書を読むべき。その古典のどこが定説となり、どこが否定されたのかを知るべき。
●再読に値しない本
◯再読に値しない本は、最初から読まない方が時間も人生も有効に使える
→
本を読むとは、結局のところ、さまざまな読み方でもって繰り返し再読することだ。
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Posted by ブクログ
時間の使い方や本の読み方など、日常に使えそうなノウハウが幅広く詰まった本。全部で700ページ近くあるので、1ページずつ真面目に読むというよりは、ザーッと流し見しながら興味のある箇所をじっくり読んでいく形で進めると良い。
個人的には一番後ろに付いてる「〜な時」の索引を基に、対象箇所を読むのが一番効率的だと思った。
あと、無知くん?と父との対話は割と納得できることが多かったので、ここだけ読むのもオススメ。
Posted by ブクログ
学び続ける事。
上手く学ぶ事よりも、続ける事は難しく遙かに重要である事を改めて、感じた。"継続は力なり"であり、継続は力が要る事で、また、それは力になる。そして、"やる気"が出るまで待とうとする者がいるがそれは待っても来なくて、やる気→行動では無く、行動→やる気の順である事も納得出来た。
Posted by ブクログ
とにかく分厚い、700ページ以上の大ボリューム。
勉強に関するテクニックが盛りだくさん。
参考になった技法ベスト5
・ラーニングログ
・私淑
・カルテ・クセジュ
・リサーチログ
・限読
Posted by ブクログ
独学の方法と言うより、なぜ学ぶのか?学びたいけど人の進化上人間は弱い為、習慣など環境を調整して自分をいかにしてマネジメントするかの方法がたくさん書かれていた。 学びたければたくさん試して自分に合った方法を続けれたら良いと思う。
Posted by ブクログ
一言一句読んだわけではないが、私淑、脳内知識の棚卸し(カルテ・クセジュ)など学ぶことが多かった。何度も悩むことがあるたびに噛み締めて読みたい。
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近年、私の読書スタイルは大きく変わり、実際の紙の本ではなく、電子書籍を好んで購入するようになりました。しかし、この度、手に取るとその存在感を強く感じさせる、厚さ約5センチの一冊、読書猿による「独学大全」を購入しました。この本の核となるテーマは、自らが”「何を」「どう学ぶか」を選び、それを実行に移せる能力”を身につけること。特筆すべきは、学ぶ内容のジャンルや分野を問わない幅広いアプローチです。
効果的な独学を実現するためには、ただ学ぶだけではなく、その背後にある多くの要素が絡み合っています。やる気の維持、明確な目標の設定、貴重な時間の確保、そして何より継続する意志。さらには、学びの環境を整えること、自分が知りたいと感じることを見つけるセンス、必要な資料を如何に見つけ出すか、そして情報の真偽を見極める眼、効果的な読書方法、そして知識の定着方法。これらの要素は、独学の道を進む上で欠かせないものとなっています。そして、「独学大全」は、これらの要素全てを包括した、実に55の技法を詳しく紹介しています。
中でも、「志を立てる」「目標を描く」「動機付けを高める」「時間を確保する」「継続する力」「学びの環境を整える」「自らが求める知識を発見する」「必要な資料を的確に探し出す」「知識への入口としての手法を利用する」「収集した資料を効果的に整理する」「情報の質をしっかりと吟味する」「読書の深化」「知識の定着法」「わからない点を乗り越える方法」「そして自らのオリジナルな独学法を創出する」など、各項目が緻密に、そして具体的に解説されています。この本を手にしたことで、私の独学の方法やアプローチがさらに深まることを期待しています。
Posted by ブクログ
あまり賢くはなく、でも知識習得した後の世界はみてみたいという私のような平凡な一般人に対して書かれた本ということで読みやすさはピカ一。分厚いからといって尻込みする必要はなくむしろ読み終えたときの達成感を独学へのエネルギーとなるよう筆者によって計算されたものだと思った。
掲載されている技法の数々は、自分にあったものを選んで試行錯誤していくことが必要。諦めた世界をもう一度覗くためのやる気を与えてくれる。
Posted by ブクログ
もやもやに徹底的に付き合え
全ての知は「問い」から始まる
NDCトラバーズ
とにかくたくさんの独学法が載っている
出し尽くして調べて読んで繋げて、また興味が広がる。むしろこれを調べたい。
書くのは好きだけど、読み返してアップデートして、ってあまりしてこなかったので、そりゃ入らない。
知っていることを知らないことも、やったことがあることも、全部全部楽しく読めた。
そして始めてみれたことがとても嬉しい。
Posted by ブクログ
どのような独学に関しても当てはめることが出来るプラクティスを提供してくれる本である。
一冊がとても分厚く、ボリュームがあるのでこんな勉強法があるんだなぁ、といった具合に辞書をひく感じで読むのが良さそう。
Posted by ブクログ
いわゆる、「何かしたいけど何をしよう?」という迷える子羊な私たちへ、「学び」方を教えてくれる本。学びたいと思っている人向けなので、ボリュームは半端ないがさくさく読み進められる。マイナスな点は”大全”とあるので仕方がないが分厚過ぎて、パソコンを横に置きながら自分の琴線に触れる箇所にメモを取りながら読み進めていたため、すごい打ちにくかった…。
Posted by ブクログ
特に印象に残った章は、
第一章
学ぶという欲求に応える為に、「中級の壁」が立ち塞がる。学び方を変えたり、学ぶことを変えたり、新しいことに目移りするのも、学んでいる欲求を満たす為であるが、結局、身についていない。
壁を越える為には、続ける習慣をシステムとして作ることが肝要である。
行動デザインシートでは、行動を分析する事で、ライバル行動を減らし、ターゲット行動を増やす。
まず4つの視点で、行動を分析する。
1.行動のきっかけの多少
2.ハードルの高低
3.ライバル行動の有無
4.褒美がすぐえられるか
例えば、ライバル行動=スマホみる時間
ターゲット行動=読書時間
で分析すると、
1.スマホ多い、読書少ない
2.スマホ少ない、読書中くらい
3.スマホ少ない、読書多い
4.スマホ速い、読書遅い
1.スマホで読書記録する。(今までの記録を見直すきっかけ)
2.一部の投稿や、オーディオブックの感想で○
3.他のアプリを消す。ネットの制限をかける。
4.ブログで、公開する。スマホのスケジュール管理で減ったら、ご褒美にするなど。
Posted by ブクログ
厚さと内容からまさに独学の百科事典の様相を呈している。
まず、夏目漱石と徳川家康の言葉を引用して、焦らないこと、急がないこと、の重要性を説いている。
結局この本で一番言いたかった事を一言で表すと、下記にあるように、継続は力なり、になると思う。
「学問は、ただ年月長く倦まず怠らず、励みつとめることが肝要なのだ。学び方はどのようであってもよく、さほどこだわることはない。どんなに学び方がよくても、怠けてしまってはその成果はおぼつかない。」
「独学を始めることは難しくない。しかし続けることは容易くない。我々の誰もが継続の重要性を理解している。しかしまた計画倒れを経験してもいる。続けることの難しさを痛感している。」
「学び続けることは、うまく学ぶことよりもずっと難しく、また遥かに重要である。」
「まず始めろ。あとはやり続ける。」
そして、次にどのように独学するかよりも、何を独学するか、が大事である。独学の対象の選択も大事で、自分にできることや得意なことを独学した方が良いと思う。成果が変わってくるからだ。
「事を成し遂げるために絶対に必要で、決定的に影響を与えるのは、手をつけること、着手すること。」
「<how to doどのようにすべきか>よりも<what to do何をすべきか>の方が、根本的であり、効果が大きく、優先順位が高い。」
「「どのように学ぶか」よりも「何を学ぶか」かが大事だし、「何を学ぶか」よりも「学び続けるか否か」の方が重大」
より深い理解を得るための独学として様々な方法が取り上げられている。以下にあるものは納得して役立つと思っていること。
「情報検索の基本はこの<粗から密へ>である。」
「事実と合致しないような信念は避けた方がいい。事実と合致しない信念を取り込むと、その信念と合致しない他の信念を持つことが辛くなってくる。認知的不協和ってやつだな。人間の心は一貫性を尊ぶ。」
「一度読んだらやめられないメチャクチャ面白い本を夢中になって読んだ。」いう体験が大切
「理解は最高の記憶法である。理解するという覚え方は忘れにくく、記憶した事項を再生しやすく、また応用しやすい。しかしまた理解はコストの面でも最高の記憶法である。」
「逆にできる奴は自分の能力の限界をわきまえているから、できることとできないことを切り分ける。何もかもやるのは不可能だと見切って、捨てるものは捨て、重要なことに注力する。そして有限のリソースを有効利用しようと工夫する。」
これだけ分厚い独学に特化した本が出ると思わなかった。
Posted by ブクログ
独学の役に立つ55の技法を紹介した本。著者のオリジナルの技法ではなく、先人の知恵をまとめたものである。
55の技法は、下記のように分かれている。
第1部 なぜ学ぶのか *[15技法]
第2部 何を学べばよいか *[18技法]
第3部 どのように学べばよいか *[22技法]
ご覧のように、「どのように学べばよいか」が22技法と最多である。そのうちの半数以上の13の技法が「読む」に含まれている。独学では、読むことが基本で、もっとも重要であることが現れているといえるだろう。
「読む」の一覧は以下のとおり。
速読【技法34】転読
速読【技法35】掬読=skimming
速読【技法36】問読
速読【技法37】限読
平読【技法38】黙読
平読【技法39】音読
平読【技法40】指読
精読【技法41】刻読=Marked Reading
精読【技法42】段落要約
精読【技法43】筆写
精読【技法44】注釈
精読【技法45】鈴木式6分割ノート
精読【技法46】レーニンノート
音読、黙読は、一般的な言い方だが、技法35の「掬読(きくどく)」という言葉は初めて見た。これは速読法のスキミングのことである。英語で併記されているものの、聞きなれない漢字で表記するより、知名度の高いカタカナ語で書かれていた方が、わかりやすかった。
本書は788ページで、5cmの厚さがある。一見とっつきにくそうに見えるが、単行本2~3冊分のボリュームなので、通読してもそれほど時間はかからない。読書術や勉強法などの本を多く読んでいる人なら、既知のことも多いから意外と速く読めるはずだ。
本書を読もうとしている人は、「なぜ学ぶのか」、「何を学べばよいか」は、すでに答えが出ているのではないだろうか。そのような人は、「どのように学べばよいか」から、自分の必要なところだけを読むのもいいだろう。
本書からの言葉を引用しよう。
不要なものを読まないことは、最も高度で効果が高い速読の方法である。(p487)
Posted by ブクログ
辞書である
辞書を持ったからには答えはここに書いてある
が、やり方はわかったが続け方はわからない
習慣づけに関しては別の本を参照しなければならないようだ
Posted by ブクログ
ネットニュースを、見て読みたくなった。『「学ぶこと」を諦められなかったすべての人へ』と言われて。
まだ全部読んでないけれど、一部(全6章)や、索引までは、年に何回か読んでは実行して、失敗しては、の繰り返しです。今は積読状態です。なのでこの本、効果ないような気がしました。でも、独学のやり方の知識は付くと思います。
せっかく分厚い本なので、もっと目立つ場所に置いてみます。
無知くんの絵かわいい、なごむ。面白かった。
目標の作り方が一番知りたいのに、「巨人の肩の上に乗れ」、←わからない。
学びたい人に
書店で見かけたとき、鈍器のような厚さにびびり電子書籍で購入。まちがっても全部読もうとしてはいけない。必要なところを必要なだけ読みましょう。