読書猿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
メモ
・ランダム刺激をもとに課題と組み合わせて発想する。未知やカオスをおそれない。セオリー外だからこそ可能性がある。
・エクスカーション。テーマを決めた後、動物ジャングルなど掛け合わせるカテゴリに合わせてアイデアを組み合わせていく。カテゴリは動物や場所、職業など。
三列に分け、出会ったもの、アナロジー、アイデアを順に書き出していくなど。
・ケプナートリゴーの状況把握。状況を重要性、緊急性、影響性で評価する
・コンセプトファン。真ん中に問題を書き、放射線状にそれに考えられる真因を探っていく。逆に解決策を発散させていく。
・仮定破壊。問題の状況を列記し、その前提について記載し、さらにその前提を -
Posted by ブクログ
アイデアをどう出し、発展させるかの方法論を纏めた本。
とはいえ、単なるハウツー本ではなく、各手法が生まれた背景などについても丁寧に解説されていて、人文書と呼ぶに相応しい内容となっている。
「アイデアはひらめきでしか生まれない」と思っていた自分にとって、この本の内容は結構衝撃的だった。アイデアは理詰めでも出せるし、そういう方法を一生懸命考えてきた先人が沢山いるという事を知れただけでも、本書を読んだ価値はある。
内容は高度ながら、各手法の説明に逐一具体例がついているので、理解がしやすい。
ただ、一読するだけで自由に使いこなすのはどだい無理な内容。今後、アイデアを生む必要に迫られた時に参照するなど -
Posted by ブクログ
37つの問題解決の手法を紹介した、問題解決の参考書とでも言う本。
言わずもがな、ではあるが、この本を読んだだけでは問題解決ができるようにはならない。実践して何ぼである。
問題をリニア、とサーキュラーに分けているのが面白い。リニアは原因と解決が直線的なのに対し、サーキュラーは原因と解決が、鶏・卵どちらが先か、というように、お互いがループしている。そしてサーキュラーな問題は、解決が難しいし時間がかかるため、「問題認知」に重きが置かれるということ。
37の手法は似ているものもあるが、1つを使うというより、これを読んだら、いろいろ組み合わせて使う、ということもできるだろう。
個人的に目からうろこだった -
Posted by ブクログ
第1部の読書感想文についての話は、夏休み最終日に切羽詰まって課題本をめくっていた中学時代の自分に読んで欲しいと思った。
あの頃はファンタジーやミステリーものを読むことは好きだったけど、課題図書というたいして自分が興味を持てない本を読まないといけないことが苦痛でしかなかった。
自ら読書に楽しみを見出せる子もいれば、読書が苦痛でしかない子もいる。別に読書を好きになる必要はないけど、読書を通して得られる充足感はちっぽけだった自分の世界を大きく広げてくれるという事実を私は知っている。
読書感想文で読書に対する苦手意識を助長させてしまうのは勿体ない!
この本の第1部に書かれている、問いを持ちながら読むな