【感想・ネタバレ】問題解決大全のレビュー

あらすじ

■未来を作る知恵と方法の道具箱

目標達成/工程の最適化/複数意見の集約/不安の解消
迷いのない決断/脱・三日坊主/悪癖…
本書ではビジネスはもちろん、日常の問題や個人的な悩みまで、
ありとあらゆる困難に突破口を開き、自身の自由の範囲を拡張するための手法が、
次の2つの分野に分けて紹介されている

【リニアな問題解決】
直線的な因果性を基礎に置く問題解決法。
因果関係を直線的に遡り、たどり着いた究極原因を除去・変化させることで、
結果を変え、問題を解決する

【サーキュラーな問題解決】
鶏と卵の関係のように、原因と結果の関係がループしている場合に用いる問題解決法。
究極原因の除去・変化ではなく、問題へ対する認知を変えることで、
悪循環に変化をもたらし、間接的に問題を変える

いずれも単独で用いることも、それぞれを互いに埋め込んで新たな問題解決法として運用することもできる。

■解説する技法一覧
本書では問題解決や創造性研究に関わる心理学研究やビジネスの実践はもとより、
哲学、宗教、神話、歴史、経済学、人類学、数学、物理学、生物学、看護学、
計算機科学、品質管理、文学などに由来する37の技法をまとめている。

01 100年ルール/02 ニーバーの仕分け/03 ノミナル・グループ・プロセス
04 キャメロット/05 佐藤の問題構造図式/06 ティンバーゲンの4つの問い
07 ロジック・ツリー
など

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Posted by ブクログ

解決手法の紹介として読むものなのかも知れないが、独学大全と同様に読み物として読んでも面白い。

人間生きている以上、様々な困難に見舞われるが、自分自身困難を問題と捉え、それをどのように解決してきたのかあまり思い出せない。

なんとかしないといけないことは分かっているが、なんとなく放置しているか、時間経過によって自然と消滅するのを期待して気にしないようにしている。

この本の問題解決手法が、必ずしも抱えている問題を解決するものではないのだろうが、体系立てた手法を問題解決に適用することを今まで実践したことはなかったので、これから色々と試してみようと思う。

0
2021年08月07日

Posted by ブクログ

 分厚いこの本とどう向き合うかまず考えた。
 ①読むより、理解→活用→身に付ける→辞書感覚に課題に遭遇したら瞬時にどのメソッドを使うかサーチできるようにならないか。

 ②そのためには、久々だが時間を惜しまず教科書の様にじっくりページを行きつ戻りつしながら、時にメモして、脳のなかで体験させていった。
(こういう読み方は久しぶりだ)

 ①であげた様な最終境地に達するのには、これを辞書がわりにして、日常に遭遇する課題の矛盾に当て嵌めていく訓練が必要なのだろう。
でも、考えてみれば、すべてを試す必要はない。
この問題解決には『ノミナル』、これには『ロジック・ツリー』と当て嵌めることを最初は“力まかせ探索”でやっていくしかないのか。
   
ここでそのメソッドを使うのは違うぞ。

 《用途と用例》でどんな問題に適合するかは紹介されているので、それを目安に当て嵌めていけばいい。
 当て嵌め方に悩んだら《レシピ》を紐解いてもう一度おさらいする。
 そして、《サンプル》で具体的に問題の要素を当てはめていくのだ。

ここからは妄想の世界
〜〜
 最初はこの本につけた大きな《用途と用例》のインデックスが中学時代の英和辞典の様に活躍する。
持ち歩いて、世の中の不思議を紐解く手だてにするのだ。
街にでる。

 たしかに今どき流行らないスタイルで奇妙な光景になりかねない。
スマフォ片手にスイスイ〜っと答えを導き出せる現代に何やってんのという話だが、こちとら“答え”が欲しいのではないんだ。
 “問題の解決方法を学んでいる”修行の身だから時間は二の次、あとで返済してもらえればいいのさ。
解決方法を考えるためには、いろいろな型があるようだけど、知れば知るほど、根っこは同じことに気がついてくる。でも、“今は修行の身”同じ根っことして、見通せる様になるまでは、それぞれの先端を使い尽くすのだ。
〜〜

 知識だけでなくこの、メソッド自体が“巨人の肩”(先人の叡智の集積)なのだ。
 今更なんでこんなことをと思ったりするけど、今とは違う風景をこの先に見える予感がすることだ。時間はいくらでもある。

脳の衰え防止のためにも、ちょっと長い寄り道してみるか。無駄なことはない。

0
2021年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

問題解決大全タイトルの通り、古今東西の問題解決法が書かれている。非常に参考になる。
個人的にはリフレーミングとピレネーの地図が参考になった。非常に面白い本だった。

0
2021年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古今東西の様々な問題分析・問題解決方法を、文献をしっかりおさえたうえで網羅した良書。
ビジュアル資料も充実しており、かつ『形式を統一する』という、文献を読みこんできちんと理解していなければできない難行を成し遂げている点は、高く評価する。

これらを現実に適用できるのは、読んだ者一人一人の心構え次第。
世の中には、
『問題に向き合ったり分析するような"努力"をするくらいなら、切れ散らかしたほうが"楽"、解らないことにして投げ出したほうが"楽"』
という人であふれている。
その事実に向き合うことも重要である。

0
2021年01月20日

Posted by ブクログ

アイデア大全に続く問題解決大全。
今回も非常にわかりやすい内容だった。

第1部 リニアな問題解決
第1章 問題の認知
01 100年ルール 大した問題じゃない
難易度1
用途と用例
・自分の判断を見直すとき
・自分の悩みの大きさを見直すとき
・自分の問題の重大さを考え直すとき
02 ニーバーの仕分け 変えることのできるもの/できないもの (かなり役立ちそう)
難易度2
用途と用例
・問題や困難に圧倒されるとき
・問題のどこから手をつけていいかわからないとき
03 ノミナル・グループ・プロセス ブレスト+投票で結論を出す
難易度2
用途と用例
・参加者の意見やアイデアをとりまとめたいとき
・集団で意思決定したいとき
・集団で目標を決めたいとき
04 キャメロット 問題を照らす理想郷という鏡
難易度1
用例と用例
・何が問題かわからないとき
・何から手をつければいいかわからないとき
05 佐藤の問題構造図式 目標とのギャップは直接解消できない
難易度2
用例と用例
・問題の構造をつかむ
・問題と原因の関係を整理する
06 ティンバーゲンの4つの問い 「なぜ」は4種類ある
難易度3
用例と用例
・理由・原因を厳密に考える
・問題に対する複数のアプローチを整理する
07 ロジック・ツリー 問題を分解し一望する
難易度2
用例と用例
・問題の原因を系統的に分析する
・解決策を系統的に網羅する
08 特性要因図 原因と結果を図解する
難易度0
用途と用例
・目標とうたのために必要な事柄を確認したいとき
・問題の原因と考えられるものを網羅したいとき
第2章 解決策の探求
09 文献調査 巨人の肩に乗る
難易度3
用途と用例
・いろんな解決策や役立つ情報があるか探したいとき
・既存の解決策を使いたいとき
10 力まかせ探索 総当たりで挑む万能解決法
難易度1
用途と用例
・どう取り組んでいいかわからない問題に取り組むとき
・参考になる知識や情報が乏しい問題に取り組むとき
11 フェルミ推定 未知なるものを数値化する (ロジック・ツリーを作って枝の先端から数値化して掛け合わせる。大雑把な計算でも利益あり)
難易度3
用途と用例
・データが不足しているが判断しなければならないとき
・曖昧なイメージや直観を数値に変換したいとき
12 マインドマップ®︎ 永遠に未完成であるマップで思考プロセスを動態保存する
難易度2
用例と用例
・情報やアイデアを整理したいとき
・思考プロセスを再利用可能な形で残したいとき
13 ブレインライティング 30分で108のアイデアを生む集団量産法
難易度2
用例と用例
・複数人でアイデアを量産する
・短時間でアイデアを量産する
14 コンセプトマップ 知識と理解を可視化する
難易度2
用途と用例
・問題や状況についての理解を確認/共有したいとき
・アイデアや解決策の関連を確認/共有したいとき
15 KJ法 混沌をして語らしめる、日本で最も有名な創造手法
難易度5
用途と用例
・雑多なアイデアやデータを総合化・図解化する
・アイデアやデータをまとめることで新たな観点や関係性を発見する
16 お山の大将 比較で判断を加速する
難易度1
用途と用例
・素早く意思決定する
・目標を定める
・取り組むべき問題を選ぶ
17 フランクリンの功罪表 線1本でつくる意思決定ツール
難易度1
用途と用例
・意思決定を支援する
・アイデアの採用/不採用を決定する
18 機会費用 「選ばなかったもの」で決まる
難易度3
用途と用例
・計画の評価をする
・計画評価の偏り(バイアス)を防ぐ
19 ケプナー・トリゴーの決定分析 二重の評価で意思決定する
難易度2
用途と用例
・複数の候補から最も適したものを選びたいとき
・複数の候補を順序づけしたいとき
第3章 解決策の実行
20 ぐずぐず主義克服シート 先延ばしはすべてを盗む
難易度2
用途と用例
・やるべきことになかなか取りかからないとき
・仕事をする気にならないとき
・やるべきことが先送りになるとき
21 過程決定計画図 行動しながら考える思考ツール (PDPC)
難易度2
用途と用例
・状況変化に対応し対策をつくるとき
・重大事件などを想定し対策をつくるとき
・問題解決を実行しながら計画を修正するとき
22 オデュッセウスの鎖 意志の力に頼らない
難易度2
用途と用例
・計画倒れを防止する
・計画通りに実行する
23 行動デザインシート 過剰行動の修正は不足行動で
難易度2
用途と用例
・三日坊主を克服したいとき
・悪い習慣をやめたいとき
第4章 結果の吟味
24 セルフモニタリング 数えることで行動を変える
難易度1
用途と用例
・解決策がうまくいったかどうかデータが必要なとき
・問題行動を減らしたいとき
・特定の行動を習慣づけたいとき
25 問題解決のタイムライン 問題解決を時系列で振り返る
難易度2
用途と用例
・自分の問題解決のステップを検討する
・問題解決の経験を血肉化する
26 フロイドの解き直し 解き終えた直後が最上の学びのとき
難易度2
用途と用例
・問題解決の経験を血肉化する

第二部 サーキュラーな問題解決
第5章 問題の認知
27 ミラクル・クエスチョン 問題・原因ではなく解決と未来を開く
難易度2
用途と用例
・ゴールをつくり出す
・問題や原因ではなく、解決や未来へ注意を向ける
28 推論の梯子 正気に戻るためのメタファー
難易度3
用途と用例
・固まったものの見方をリセットする
・思考や認識の前提を見直す
29 リフレーミング 事実を変えず意味を変える
難易度3
用途と用例
・ものの見方を変えることで行動や状況を変える
・認知を巻き込む悪循環を抜け出す
30 問題への相談 問題と人格を切り離す
難易度3
用途と用例
・問題解決が個人攻撃に陥っているとき
・問題に取り込まれ何をすればいいかわからないとき
31 現状分析ツリー 複数の問題から因果関係を把握す
難易度3
用途と用例
・複数の問題の関係を把握する
・問題を生み出している悪循環を浮かび上がらせる
32 因果ループ図 悪循環と渡り合う
難易度3
用途と用例
・悪循環・好循環を把握する
・要素間の関係を図解化する
第6章 解決策の探求
33 スケーリング・クエスチョン 蟻の一穴をあける点数化の質問 (100点満点制)
難易度1
・現状の進捗状況を把握する
・具体的目標を見いだし、次のアクションを生む
・良い例外、前向きの変化を捉える
34 エスノグラフィー 現場から知を汲み出す
難易度5
・当事者が言語化しない/できないデータが必要なとき
・潜在的なニーズや価値観を把握したいとき
オート・エスノグラフィーもあり
35 二重傾聴 もう1つの物語はすでに語られている
難易度4
用途と用例
・問題の訴えから解決の手がかりを得たいとき
・悲観主義の悪循環から抜け出す手がかりを得たいとき
第7章 解決策の実行
36 ピレネーの地図 間違ったプランもないよりまし
難易度2
用途と用例
・プランを立てることが難しいとき
・集団で意思決定をしなければならないとき
37 症状処方 問題をもって問題を制する
難易度3
・解決の努力が問題を生み出す悪循環の一部になっているとき
・意識的努力が余計に問題を悪化させているとき

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2020年04月18日

Posted by ブクログ

物事の原因を特定してそれを解決すれば問題は解決するのだと考えがち(時間に制限のある、というかスピードが求められる仕事では尚更)。

循環思考の記述の中で
・物事には沢山の要素が合わさっているよ
・それを変えられるところから、部分的にでもアプローチすることで物事は変えていけるよ
というのが書いてあり、とても新鮮に感じた。

課題に対して小さくともアプローチしてその度に次のアクションを考え実行していきたい。PDCAと言われてもピンと来ないけど、この本は違った言葉でこの概念を分かりやすく定義し解説してると思う。

思想の歴史が年表になっているのも興味深かった。

0
2020年04月10日

Posted by ブクログ

テクニカルな話


●精神衛生に効きそうなもの

01 100年ルール
「これは100年後にも重要なことか?」

02 ニーバーの仕分け
変えることのできるもの/できないもの

04キャメロット
「問題がまったくないとしたら、それはどういう状態か?」

●ピレネーの地図
間違ったプランもないよりマ



■分析

06 ティンバーゲンの4つの問い
「なぜ」は4種類ある

対象の内部から問う
1.至近要因(機構)
2.発生要因(発達)

外部から問う
3.系統進化的要因(進化・歴史)
4.究極要因(機能・適応

■仕組みを作る

●オデュッセウスの鎖
意志の力に頼らない

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2022年10月31日

Posted by ブクログ

私には少し難しい内容だった。
じっくり読むというより、必要な箇所を読んで実践するようにしたいと思う。

0
2022年09月24日

Posted by ブクログ

問題解決のための方法をまとめられた本。全部で37のツールがあり、直線的な問題では、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行、結果の吟味のカテゴリ、サーキュラーな問題では、問題の認知、解決案の探求、解決策の実行のカテゴリーで分けられている。それぞれのツールに対し難易度も設定されており、中々分かりやすい。

自分の知っている内容も多く読みやすかったが、一度読んだだけでは難易度の高いツールは実践で使えこなせないなと感じた。難易度の高い問題が発生した場合は、この本を再度読み直して問題解決につなげていきたい。

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2021年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書猿を不意に知る機会があり、著作第二作目から手に取ってみました。知の巨人と呼ばれる所以か、重厚な情報が丁寧に解説されていて、これは手元に置いておき適宜参照するようなものですわ、一回で全てはもちろんマスターできないな。
今の自分に印象に残ったものは、「行動デザインシート」、「ぐずぐず主観克服シート」、「問題への相談」、「因果ループ図」のようです。読み進める中で付箋が貼ってありました。

そもそもの問題をリニア、サーキュラーなものに分けそれぞれに適した問題の認知、解決案の探求、解決策の実行、結果の吟味といったプロセスに適した対処方法を順序立てて解説している点、こういった階層分けそのものが新鮮な考え方で非常にためになりますね。

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2021年01月08日

Posted by ブクログ

古今東西の『問題解決方法』をまとめた本。電書で買ったけど手元に携えてパラパラとめくって読みたい。問題解決はよくある自己啓発本の類ではなくて、ちゃんと出典や引用元明記されてるのが良い。著者のシニカルな文体も良い。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

【ノート】
・さすがの内容。一通り、ザッと目を通した。これから、少しずつでも実戦して、自分の血肉にしていきたい。

・と言いつつ、いくつかは自分で既に実戦していたようなものもあった。

・「読書猿」はマキオ的に教育関連の研究者か?何だか、そんな気配をところどころ感じる。

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

問題解決するためのメソッドを端的にまとめた本。何か大きな問題にぶち当たった時に、辞書的に使うと良いなぁ、と感じた。あと良くもまぁ、古今東西の問題解決テクニックをここまでまとめあげたな、というのが正直な感想。これ以外の問題解決のメソッドは無いんじゃないかと思うくらいの網羅性はあるね。何かの問題に苦しんでいる人は、この本を読めば確実に問題解決の糸口がつかめると思う。

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2018年09月20日

Posted by ブクログ

37つの問題解決の手法を紹介した、問題解決の参考書とでも言う本。
言わずもがな、ではあるが、この本を読んだだけでは問題解決ができるようにはならない。実践して何ぼである。
問題をリニア、とサーキュラーに分けているのが面白い。リニアは原因と解決が直線的なのに対し、サーキュラーは原因と解決が、鶏・卵どちらが先か、というように、お互いがループしている。そしてサーキュラーな問題は、解決が難しいし時間がかかるため、「問題認知」に重きが置かれるということ。
37の手法は似ているものもあるが、1つを使うというより、これを読んだら、いろいろ組み合わせて使う、ということもできるだろう。
個人的に目からうろこだったのは
・100年ルール(大した問題じゃない。これは100年後も重要な問題か?)
・リフレーミング(トムソーヤーのペンキ塗り。つまらないものをさも楽しい、と説明してみる)
・問題を擬人化(問題の事柄を主人公として、人として扱い、仮想インタビューする。個人攻撃に陥ってしまわないため、問題に取り込まれ何をすれば良いか見失っているとき)
・スケーリングクエスチョン(問題を点数化。何をやったら、点数が上がりますか?それが解決策)
・興味深かったのが、ピレネーの地図。プランはないより、間違ったものでもあった方がまし。目標とするものがあると動けるし、間違ってたら修正すればよい。でも、危険も伴うなあと。
太くてページ数はあるが、ソフトカバーなので重くなく携行もできると思います。
それぞれの手法の歴史、提唱者、方法の詳細を調べ、紹介する著者の努力に敬服。
かたくなりがちな内容を、かわいいイラストや、提唱した学者の写真を織り交ぜて、読みやすいスタイルになっているのも良いです。

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2018年03月10日

Posted by ブクログ

学生や社会人ならみんなお世話になってる「読書猿Classic: between / beyond readers」の中の人の第2作。前作よりも読書猿っぽさが強く、また役立ち度も高い。サイト同様、本書もやはり情報量が半端なく、よくこれだけの引用を詰め込んだものだと。

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2018年02月23日

Posted by ブクログ

アイデア大全同様。手法一覧と予備知識を得られた。実際に使って粘り強く思考を鍛える必要あり。即効性のある解決法はない。

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2018年02月06日

Posted by ブクログ

難しい解説ヌキで、いろいろな手法のよいところがスッとアタマに入ってくるので、めくっていて楽しい。この分野の「偉人・先達」のスナップ写真めいた図版が効果的。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

KJ法の説明があまりにも混沌としすでている

7つの習慣(有名ビジネス書)の欠点.. →重要成功要因思考 ランドリーリスト

Critical Success Factors Thinking

加齢(エイジング)

アイデンティティの変化に対する税制(リアクション)であり 病気や環境の変化といった何らかのきっかけから大切に していた価値感か崩れた際に改めて自身のアイデンティティを 更新する過程である。

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2024年07月19日

Posted by ブクログ

問題解決の37フレームワークが解説された一冊。「マインドマップ」「フェルミ推定」といったメジャーなものから、「お山の大将」「ぐずぐず主義克服シート」といったあまり知られていないフレームワークもありつつ面白かった。日常的な問題解決~大規模の課題まで含むので、すぐに使える手法もあるが、何度か実践しないと使えない手法も多い。ライフハック的なものが好きな人にはオススメの一冊。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

さっと斜め読みしました。
今の自分に活用できるかはともかく,なかなか解決できない問題が起こったときには,再びこの本を手に取って参照してもよいかもしれません。

最後の「症状処方」(問題をもって問題を制する)の問題行動(ギャンブル)の話が,ちょっと笑えて,印象に残りました。

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2021年12月18日

Posted by ブクログ

問題解決に役立つ手法を紹介している。各手法を理解し、活用できる状態になれば、日常で活用できるようになるのだろう。本書の活用方法としては、自ら抱えている問題を解決するには、どの手法が適切なのかを思い浮かべて目次からの情報から目星をつけて、そのページを読むとよいのかな。実務的なハウツーものではなく、手法を生み出された歴史背景から実際の活用事例も紹介されている。
即効性は無いかもしれないが、読み込めばビジネスでも強い武器になるかもしれない。

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2021年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本の厚みとは反比例して内容はかなり薄いですが(笑)、興味深い問題解決手法がたくさん紹介されていたので、自分に合った手法を知りたいような人がまずはザックリ眺めてみる本としては良いのかも??一番好きなのは《29 リフレーミング》と《36 ピレネーの地図》だけど、多目的最適化でいつもネックとなる「結局どれが最適条件なの?」をきっちり定量化させようという意欲的な取り組みである《19 ケプナー・トリゴーの決定分析》もなかなか興味深かったです☆…とは言いつつ、やっぱり僕はパレート最適曲面を求めて選ばれる事が無い不要な解を除去するところまでが数値計算の限界で、最後はやっぱり人間が判断するしか無いと思っていますが^^;。

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2021年03月18日

Posted by ブクログ

私達が日常生活で行なっている意思決定などが、偉人の名前や専門用語を用いてまとめられている。

各章が目的別に分けられているので見やすい。

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2020年10月22日

Posted by ブクログ

2020年1月現在の自分が本格的な問題解決を求めていなかった。より大きな問題に当たった時にまた読みたい。

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2020年01月11日

Posted by ブクログ

辞書的な位置づけで手元においておき、何度も繰り返し読む→実践するの繰り返し、がよさそうな本です。一度読んだだけではなかなか自分のものにはならなさそう・・・。
37の手法を読むと、問題解決においてはどう対処するか以前にどう認識するか=自分自身の物事の捉え方が大きく影響しているのであると実感させられます

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2019年05月11日

Posted by ブクログ

問題解決の手法と実践に興味があり、手に取りました。
問題解決に関する37の技法を解説されています。
1/3くらいはやったことのあるものでした。
はじめて知る技法もあり、パラパラとみていても、情報量(調査量)がすごくて、「へーっ!」という楽しさがありました。
とは言え、興味の無い方にはつまらない本かもしれないです。。

それぞれの技法ごとに、参考文献の記載があり貴重な調査まとめになっていると思います。
またサンプルストーリによる解説があり、分かりやすくなるように工夫されています。

私は辞書的に使いたいと思ったので、また読み返すことが何度となくあるだろうと予感しています。

いろいろなお困り場面で活用したいので、その引き出しとして、少しずつ磨いていこうと思います。
そのまま書いていることをやってもうまくいかないでしょうから。

気づきとしては、もしかすると、こういったツール群の解説はパターンランゲージを使うと、よりみなさんが入りやすいかもしれないなとも思いました。

個人的な体験からは、原因不明の比較的困難なトラブルシューティングを行う際に、KT(ケプナー・トリゴー)法を使ってみることをお勧めします。

以下は技法の一覧です。

01 100年ルール
02 ニーバーの仕分け
03 ノミナル・グループ・プロセス
04 キャメロット
05 佐藤の問題構造図式
06 ティンバーゲンの4つの問い
07 ロジック・ツリー
08 特性要因図
09 文献調査
10 力まかせ探索
11 フェルミ推定
12 マインドマップ(R)
13 ブレインライティング
14 コンセプトマップ
15 KJ法
16 お山の大将
17 フランクリンの功罪表
18 機会費用
19 ケプナー・トリゴーの決定分析
20 ぐずぐず主義克服シート
21 過程決定計画図
22 オデュッセウスの鎖
23 行動デザインシート
24 セルフモニタリング
25 問題解決のタイムライン
26 フロイドの解き直し
27 ミラクル・クエスチョン
28 推論の梯子
29 リフレーミング
30 問題への相談
31 現状分析ツリー
32 因果ループ図
33 スケーリング・クエスチョン
34 エスノグラフィー
35 二重傾聴
36 ピレネーの地図
37 症状処方

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2018年08月24日

Posted by ブクログ

100年ルール=これは100年後も重大なことか、と自問する。

ロビンソン・クルーソーの人生帳簿、フランクリンの心の代数。
左側に賛成、右側に反対、の理由を書いてそれぞれを相殺する。

ぐずぐず克服シート=作業を分割して、困難さと満足度を予測する。終わったら結果を記入する。認知行動療法。

ゲートキーパーリスト=課題を分割し予定時間を記録する。ご褒美と罰として寄付を設定する。

いざとなれば人は当初の決意も想定も裏切る。長期的に合理的な決断も、現時点の刺激を最大限に評価しやすい。=自分自身と行動の契約をする。ご褒美や罰も明記する。

変えたいことリストのほかに、変えたくないことのリスト、をつくる=現時点でのポジティブな部分が見えてくる。

リフレーミング=トムソーヤのペンキ塗り。


巨人の肩に乗る=ニュートン
「車輪の再発明」情報弱者ほど問題解決に役立つ情報を探さない。
しらみつぶし検索(力任せ検索)=シンプルだが万能。

フェルミ推定「シカゴのピアノ調教師の人数」など。
KJ法
フランクリンの功罪法
仮想的市場調査法

構造化された先延ばし=先延ばしすることを見越して、それ以外の仕事を片付ける

症状処方=問題をもって問題を制する。取り除きたい問題をあえて促す、意識的にやる、増やす。などで、やらなくなる方法。

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2021年04月12日

Posted by ブクログ

リニアな問題、サーキュラーな問題に対する解決策として使い得るフレームワークや考え方などを網羅的に記載した書籍。まとめきるのはすごいな、と思いつつ、個人的には既視感もあり。

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2018年02月15日

Posted by ブクログ

【辞書】
今まで開発された問題解決方法がまとめられいます。

「これを使えば全ての問題が解決できる」とはいかないと思いますが、手法としては参考になります。

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2018年02月08日

「ビジネス・経済」ランキング