牟田都子のレビュー一覧

  • 文にあたる

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    読書好きの前に本好き、という人にはほんまに読んでほしい本やった。
    本が書かれて、編集・校正・装丁を受けて作られて、書店に並んで買い手に読まれるまで。読まれて初めて作品が成立する。
    一冊の本が生まれるまでどれだけ多くの人と時間と労力がかかっているかあんまり考えたことはなかったけど、どんな本にも誰かの魂があって、誰かに届いている ということを感じた

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    2025年12月06日
  • 文にあたる

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    校正という仕事が身近に感じられた1冊。本文には書かれていない背景までもとことん追求して、興味を持って調べ尽くすことが仕事になる。労力が膨大過ぎる。なんて大変な仕事なんだろう……。
    私が今まで読んできた本も、数々の校正を経て手元に届いてるんだなぁ。感謝。

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    2025年07月12日
  • 文にあたる

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    最近校正の仕事に興味を持ったので、読んでみた本。話し口調で読みやすく、普段読むのが遅い私でもスイスイ読めた。

    校正とはどのような仕事なのか、実際に働いている方の葛藤や苦労、本に対する思いがとても伝わってきた。実際にあった誤植も紹介されていて面白い。

    生半可な気持ちでは続けられない、体力と精神力が求められる超ハードな仕事だと分かり、少し気後れしてしまったが、この仕事にますます魅力を感じた一冊でもあった。他の校正者の書いた本も読んでみたい。

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    2025年04月03日
  • 文にあたる

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    校閲の方のエッセイ。
    辞書の買い方がわからなった、が一番興味深かった。

    辞書を一冊だけじゃなく二十冊以上引くなんて、なんて気の遠くなるような作業なのだろう。

    本を読んで読んで、読みまくって本好きからすると羨ましい反面、辛いだろうなとも思ってしまう。

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    2024年07月12日
  • 文にあたる

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    心震えました。
    校正者・牟田都子さんのエッセイ。

    文字を、文章を、読むことが好きであればたまらない世界です。

    どのお話も驚きと発見に溢れていて、読み終えてしまうのがもったいなくてひとつひとつ味わうように大切に読みました。

    校正の仕事は単に誤字脱字を直すだけだと思っていたら、記述が正確かどうかこんなに徹底的に調べるとは!
    思い込みで読み流してしまいそうな一つ一つを調べてみるアンテナに驚きです。
    「揚げ物が苦手だと口にした登場人物が居酒屋でポテトフライを注文していたり、間取り図を描いてみると出入り口のない部屋が出現したりする、」
    そんなことも見つけなければいけないなんて、なんて大変な仕事なん

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    2024年03月18日
  • 文にあたる

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    たくさんの引用も含めて
    本を作る大勢のプロフェッショナルたちの仕事ぶりや心意気を伝えてくれる本。

    後世に残る仕事だからこそ、という思いを強く感じた。
    永六輔さんの「職人」などと親和性のある本。

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    2023年11月12日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    もっと軽い内容かと思っていたらディープな話題が多く、こういう話を出来る大人の関係って良いなぁと思った。
    カジュアルなテーマもあって、青山ゆみこさんが紹介していた焼きそばの作り方にはぜひチャレンジしてみたい。

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    2023年11月01日
  • 文にあたる

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    校正のことは何も知らずに読みました。内容もおもしろく読みましたが、何より、読む前まで校正と全く縁なしと思っていた自分の、誰にも気づいてもらえないかもしれない、褒めてもらえない仕事が、烏滸がましくもある意味校正みたいだなと思え、視野が広がった感じがしました。読む以前よりも仕事に真っ直ぐ向き合えるようになったのが印象的です。

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    2023年06月10日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    コロナがあってもなくても
    暮らしは続くよ何処までも。

    好きな面白い表現が沢山あった。
    おいしい三色パン御馳走様でしたm(_ _)m
    そして漢字凄い(^-^

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    2020年11月11日
  • 文にあたる

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    校正者である著者が、校正・校閲という仕事のことについて書いた本。私は前の会社のときに少しだけ校正をかじったことがあるけど、専門的な校正・校閲はもっともっと根気と体力が求められる仕事なんだなあ。言葉に対して誠実に向き合うこと、作品を世に出すことについても読みながらいろいろ考えた。

    【読んだ目的・理由】校正の仕事に興味があったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.2
    【一番好きな表現】本が言葉である以上、誰のことも絶対に傷つけることがない本を作るのは不可能ではないかと思います。(本文から引用)

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    2025年10月28日
  • 文にあたる

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    本を読んでいて、誤字脱字を見つけると、世に出ている本も完璧ではないのだなと少し嬉しくなっていた。

    誰しも、どんなプロも、見落とすものがある。
    校正はそういう世界なのだと知る。

    SNSで切り抜かれた発言に対してあれこれ言ってるのをみると、元の投稿や発言、その文脈も知らずに乗っかっている人が多い。

    著者が「あえて」そう書いたこと。
    「おかしい」と思ったときこそ、本当に意図を汲み取れているのか?と想像する。
    本当に間違っているのか?と確かめる。
    読みやすいものも良いけれど、時には思わず手を止めて考えてしまうような文章を。

    校正者ほどじっくり読んで立ち止まって調べることはないけれど、読書の楽し

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    2025年09月03日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    仕事をしながら働いている女性3人の、「緊急事態宣言」前後の交換書簡…のようなもの。
    文章を仕事の一部としていらっしゃいはするけど、それぞれの家庭にも重きを置かれてる感じが伝わってくる。
    こどもが居たり、犬や猫がいたり、リモートワークだったりなかったりする旦那様とか。
    作家の方よりなんとなく自分の境遇に近い気もして(いや旦那様おりませんけど私には)、読みやすかったし、共感もしやすかった。
    ただし、仕事柄リモートワークでもなく毎日毎日逆にほんとに休みなく働いてたりもした時期もあったので、
    「え、そこまで外出を悪と考えたりもすることもあるのか…」と思ったりもした。

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    2025年06月30日
  • 文にあたる

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    校正・校閲のお仕事に興味があったので、読んでみました。勉強になって、何度も読み返したい内容でした。
    校正・校閲って、とっても奥が深くておもしろそうだけど、日々のプレッシャーがとんでもないお仕事なのだと思いました。0か100の世界で、ミスしないのが当たり前、でも実際、誤植が存在しない本はないっていう状況で仕事するってすごい!
    誤字があると、気になって集中して読めなくなる経験は確かにあるけど、でも普段安心して私たちが本を読めるのは、こういったお仕事をしてくださってる方がいるからなのだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
    普段あまりスポットライトが当たらないお仕事ですが、本のすべてを背負っているよ

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    2024年12月13日
  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記

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    コロナ禍真っ只中に交わされた交換ノート。三者三様の生活のあり方や、コロナ禍での変化、気持ちなどが思い切り素直に語られている。自粛・密・自粛警察が当たり前で、とても苦しかったあのコロナ禍が昨日のことように思い出せる。鬱屈とした気持ちは、誰の胸にもあったのかと。シャーちゃんの闘病記は人ごとじゃなく、自分の身にもいつか降りかかることなんだなと。

    p.88

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    2024年11月20日
  • 文にあたる

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    読者には見えない世界だが、なんと奥の深いことだと。決して押しつけがましくなく、そしてとても興味を引くように仕事の内容が綴られている。面白かった。、

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    2024年10月04日
  • 文にあたる

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    校正は単に誤植を見つけるだけでなく、ファクトチェックや内容の矛盾が無いかの検証までしているとは、本当に驚きだった。
    自分の仕事で言えばレビューという言葉になるが、ここまでの意識はなかった。
    何より、本に対する愛情や筆者に対する敬意が伝わって来る、丁寧な文章が印象に残った。

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    2024年04月21日
  • 文にあたる

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    校正に関するエッセイ集かな。
    参考文献をみると、校正にまつわる本、校正に言及した本をずらりと並べているので、参考になりそう。

    「他人が赤字を入れたゲラを見たい」というのはよくわかる。教科書が何を書こうが「それぞれの現場において赤字(指摘)を入れる塩梅」がスキルアップのために必要なポイントなので。
    ルーキー時代に、刊行から半年経ってゲラ袋を処分する係だったが、役得としか言いようがなかった。そういうのが必要ですよね。修業時代には。
    もっとも、現在は初校・再校・三校とキレイにゲラを作る現場は減っているのではないかな。著者が勤めていたような校正部(校閲部)があるような大手は別として、中小版元では、デ

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    2024年01月15日
  • 文にあたる

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    ある意味コミュニケーションの本でもある。
    読者、校正者、著者とのあいだにあるものとは。
    巻末の主要参考文献はこの手の本にしては多いのも流石。それらを全て読むことも楽しそう。

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    2023年10月05日
  • 文にあたる

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    校正者ってこんなことまでやるのかと驚いた。

    しかし,新聞社の校正者,校閲者は内容の正誤まで確かめていないので,確かめていればデララメ記事は出ないだろう。

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    2023年10月02日
  • 文にあたる

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    何よりも、自分が書く文章に敏感になりました。
    そして、本の誤植に気づいてしまうくらい、じっくりと文章を読みたくなる、そんなきっかけにもなりました。

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    2023年07月30日