落合尚之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言わずと知れたドストエフスキーの小説を元に、現代風にアレンジした漫画。
元にはしていますが、原作というわけではなく、
ストーリーの細かい部分やキャラ設定などは現代風に大分アレンジされています。
以前、近所のリブロでオススメされてたので、
その時点で出てた4巻まで一気に購入。その日に読破。
鬱状態の時に読むのはオススメしない。
多分余計鬱になったり、疑心暗鬼に陥ったり、
軽く発狂したりする可能性があるので。
なるべくテンションの高めのときのがいいかも
内容は結構重くて黒いです。
読んでて心を抉られる気分に何度かなりました
けれど、面白いのも確かなので、コミックスで追いかけますw -
Posted by ブクログ
首藤ではなくエチカとともに歩んでいくことを決意した弥勒でしたが、首藤はエチカを誘拐し、彼女を探してやって来た弥勒に、エチカの愛の暴力性を気づかせようとします。しかし弥勒は、そんな彼女だからこそ、自分はともに歩みたいと首藤に告げて、彼のもとから去ろうとします。
ところが、首藤の投げかけた問いはエチカの心を苦しめます。そして、キクオの死に弥勒が絡んでいたことを知っても、弥勒に対する憎しみもキクオに対する愛も自分の中には存在していないことを知ってうちひしがれることになります。
ストーリー的にはやや蛇足の感もありますが、登場人物の心情を明示するというエンターテインメント作品であるためには避けること