ウスビ・サコのレビュー一覧

  • 「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと

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    私は、たまたま外国人に日本語を教える日本語教員ボランティアを最近はじめました。

    なので共感部分も多く、長くなりそうなので下記のブログに感想を書かせていただきました。

    →note.com/kokoromi_7272/

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    2024年09月08日
  • ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」

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    マリ出身で、京都精華大学の学長のウスビ・サコ氏による「日本の文化論」といえると思います。
    タイトルから類推できるように、日本独特の「空気」についての考察がその中心。

    「空気」が生まれた背景の考察を通して、背景の妥当性には理解を示しつつも、硬直的な「空気」には鋭い批判が述べられています。
    科学的な意味での「空気」と同様に、「場」を表す「空気」も、更新がなければ淀み、状態が悪化するので、「空気」の背景を抑えた上で、新たな流れを作ったり、入れ替えたりして更新することが大切、ということかと思います。

    それにしても、ウスビ・サコ氏から見ると、日本には暗黙のルールがとっても多いのですね。
    そういったも

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    2024年04月26日
  • 「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと

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    核となる自分は保ったまま、外側を変化させていく。
    社会が便利になっていく中で、ただそれを受け取るのではなく、均質化する流れの中で自分が流されていないか捉え返す。
    生きる目標は「自分が」何を得られるか。他人軸にすると自己犠牲が起こりやすい。気をつけたい。

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    2024年03月17日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    内田樹の本を読んできて思うのは、また同じこと言ってる、ってことだ。でも何度でも読みたい。社会制度や人としての生き方についての内容が多いが大上段から構えるんじゃなく読んでる人の腑に落ちることを言う。
    ”日本人として”ではなく”人として”普通はそう考えるよね、ってことを言う。そういう目線で今の日本を眺めるといろんな問題の根っこは「その当事者が利己的に振る舞っている」ことなんじゃないかと思えてくる。

    面白かった。

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    2023年11月30日
  • ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」

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    著者は、京都精華大学の学長。アフリカ・マリ出身で日本在住30年。著者が感じた日本の不思議な習慣を「なんでやねん」と突っ込みながら比較考察する。
    読んでみて、日本人の暗黙の了解の事柄(説明しなくても判る習慣など)が、外国人には判り難いものであること。日本人は言う事とやる事が違っていたり、理屈が通らない慣習があったりして、外国人が理解するには時間が掛かる。著者が体験したエピソードが色々紹介されていて、とても面白かった。
    しかし、タイトルの「空気が読めない」のは、外国人に限ったことではない。日本人だって「空気が読めない」人はたくさん居る。かく言う自分も、九州の田舎から東京に来た時、場の空気が読めず、

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    2023年08月21日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    バックグラウンドが違う学生同士で研究を進めることは、空気を読むだけではできず、良い「共感と理解」以外で付き合う練習になると思う。

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    2023年06月26日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    この本は、ウスビ・サコ先生と内田先生の対談をベースに構成されている。

    異色の経歴を経て学長を務めるサコ先生のグローバルな視点から、自由、人生論や今の日本の教育体制への不満、ひいては日本人への熱烈なバッシング。

    対談がベースとなっているため、話が長くなりすぎたり、小難しい話を有識者同士で語り合う場面もあった、しかし最終章は主張がとても分かりやすく、読者に目掛けたメッセージがとても熱かった。

    日々を漫然と過ごしている僕と同じような学生諸君、必見である。

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    2023年05月28日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    相変わらず学びがあり、相変わらず溜飲が下がり、相変わらず少しだけ希望が湧いた。日本や世界の、現状が現状だけに少しだけだが(笑)

    【親切】
    帚木蓬生の「ネガティヴケイパビリティ」で、「親切」ということがこれからのキーワードだと思ったが、内田樹もまた、親切という美徳をアカデミアの世界でも重んじるべきだと言う。「正直」「親切」「愉快」!

    「学校教育で1番大事なことは『歓待する』ということだと思います。教室に入ってきた人たちに対して『ようこそ、あなたの席はここにあります。あなたの存在は固有名において承認されています。あなたはここに座って学ぶ権利があります。私はあなたがここで学ぶことを望んでいます。

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    2023年03月22日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    内田樹と京都精華大元学長のウスビ・サコさんの対談集。サコさんの話は初めて聞いたけれど、マリから中国を経て日本に来て大学の学長にまでなられている日本では異色のキャリア。でもこういう外の視点を持った方が日本の中枢にもっと入ってこないと日本はいまの旧態依然とした価値観の中での椅子取りゲームに興じて、全体の椅子は減り続けるということになってしまうだろう。
    内田さんもサコさんも極めて真っ当なことしか言っているとは思えないんだけれど、悲しいかなそれができないのがいまの日本で狭い価値観のなかで汲々としているという感じ。
    いよいよ日本に働きに来てくれるような外国人がいなくなり、外国に出稼ぎに行かなきゃいけない

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    2023年02月19日
  • ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」

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    ネタバレ

     著者は京都精華大学学長でマリ人。
    日本人は外国に行って、たくさんの異文化体験をするんだけど、なるほど日本へ来た外国人もまた、当然なんだけどとんでもない異文化体験=日本文化体験をしている。
     日本とは異なる文化をルーツに持つ人々にとっての日本文化、日本人の行動様式は摩訶不思議なものであった、ということ。僕らは日常すぎて言語化も出来ていないことが、言語化されて、なるほどと理解する。僕らが日本文化を客観的に理解するための優れた一冊。

     でも、著者の住んでいる京都に日本を代表させることはできない。京都人以外にとって、京都人の「空気」は絶対に読めないだろう。
    著者は書く「日本では「にぎやかでよろしい

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    2022年08月20日
  • アフリカ人学長、京都修行中

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    長く住んだら理解できた京都人の素晴らしさを語ってくれてる本かと思ったら、京都人のこの発言はこういう意味だから気をつけて!みたいなHOWTO的な内容が多いように感じた。
    でも、この本でしか知れない事がたくさん書いてあっておもしろかったです。

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    2022年05月19日
  • 「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと

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    遠慮で人とのコミュニケーションをやめない。
    批判に対して、冷静でいる
    こんにちは以外の挨拶をする。
    他人のために自分を犠牲にしない
    自分の心の声を大切にする。

    体得したい言葉がいくつもあった。

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    2022年04月17日
  • アフリカ人学長、京都修行中

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    とても面白かった。
    同じ日本人だと、どうしてもバイアスがかかってしまうと思うが、外国人としての…それも京都が好きで暮らし始めたというわけでもなく、たまたま京都にやってくることとなった筆者の視線・指摘はとても新鮮で、勉強になることが多かった。
    サコ学長の他の本も引き続き読んでいこうと思う。

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    2022年03月05日
  • アフリカ人学長、京都修行中

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    2022,04

    空間人類学者であるマリ共和国出身の著者が、外国人として京都人としての複合的な視点で京都の人や文化をみた、面白い本。

    町の成り立ちや道の役割等、専攻である空間人類学的視点での考察や母国マリとの共通点は勉強になった。

    京都は一見排他的と思われているが、実は外部のものを一旦受け入れ、伝統に上手く適応させ、伝統を守り受け継いでいる、と学んだ。

    京都に住み着いた余所者(大阪人)として色々な視点で京都を知っていきたいと思った。

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    2022年01月30日
  • 「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと

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    ネタバレ

    マリでは同じコミュニティの人たちが、常に一緒に生きるという意識を共有しています。何か問題が起こったら、自然とお互いに助け合いながら解決を図ります。
    p127

    疑う不愉快と、間違った情報で被害を受けたり誰かに被害をもたらしたりするデメリットを比較したならば、どちらを選ぶべきでしょうか。
    p131

    学長はあくまでも手段の一つ
    p154

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    2022年01月06日
  • アフリカ人学長、京都修行中

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    観光で遊びに行くだけでは、わからない京都のはなし。
    著者が外国人であることから、より遠い目で京都人のナワバリ意識を観察できたのでは。
    ※他の都道府県から見ると好き嫌いが出てしまいそうな距離感

    京都人コード、以外にも所属するコミュニティでの暗黙知みたいなものって当然にあるので、この話をもとにして考えてみるのも一興。(文脈依存が高い低い、開放的か閉鎖的か、等)

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    2021年11月07日
  • 「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと

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    日本で大学の学長になったマリ出身の著者。
    若い人たちに贈る真摯なメッセージは、彼が今まで経験し得てきた知恵の伝承でもある。難しくない言葉で書かれているが、末尾の参考文献は、日本語の著書ばかりながら、なかなか読み応えがあるものばかり!

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    2021年09月18日
  • アフリカ出身 サコ学長、日本を語る

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    サコ氏は、京都精華大学の学長。 アフリカのマリ出身。 自分自身の半生と学長になった経緯から日本の教育の問題点や提言まて、彼の教育に対する考え方がとても明確で共感できることが多かった。 日本の教育の問題点は、画一的なものであり窮屈な感じで、子供の個性を封じるようなもの。 日本人自身は気付いていないが、多様な文化の中で育った著者にはそれがよく分かる。 日本人は、親たちが受けてきた教育を、子供にも当然の教育として強いるが、そもそもその教育制度は本当に現代社会にマッチしたものなのか、昔ながらのこの制度で育って社会人になっていけるのか、著者は疑問に思うことがあるようだ。 声を上げるだけでなく行動すること

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    2021年08月10日
  • アフリカ出身 サコ学長、日本を語る

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    ネタバレ

    ・子どもの足りない部分を補う、という発想ではなく、子どもが目指している目標を支援する、という「目標教育」という考え方を知った。

    ・大学はもっと社会に対してメッセージを発信し、人間形成の場としての価値があることを社会に説得するべき、といった主張に共感。経済や産業に教育が従属している関係を改善することが重要と感じた。

    ・内田氏の解説はなるほどという感じ。日本の専門家は自分の専門分野について、ハードル上げすぎかも。

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    2021年06月27日
  • 「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと

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    あなたが、あなたのままで、変化していくために。

    ご自身の経験も交えながら、これからの世の中で生きていくために大切なことを伝えてくださっています。

    大人になった今読んでもおもしろいですが、この本は若い頃に出会えていたら、もっとおもしろく感じただろうなと感じました。

    学生さんたちにおすすめしたい内容でした。(子育て中の親御さんたちにも)

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    2021年01月01日