あらすじ
初のアフリカ人学長によるユニークな京都論。
「いけずな町」に飛び込んだ外国人学者、「悪戦苦闘」の30年。
「一見さんお断り」はサービス精神の裏返しだった?
「遠まわしなモノ言い」は「よそさん」への気づかい?
実はパーティ好き、実は気を使いすぎ、実は新らしモノ好き……、
「サンデーステーション」出演で話題のウスビ・サコ氏が専門の空間人類学をベースに京都人を分析する。
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Posted by ブクログ
京都に関する1冊目の本として薦めたい。
京都を理解するために懐に入る努力を長年されている著者には頭が上がらない。一方、未だ著者は序の口に入っただけであると書かれていたことに愕然とした。
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長く住んだら理解できた京都人の素晴らしさを語ってくれてる本かと思ったら、京都人のこの発言はこういう意味だから気をつけて!みたいなHOWTO的な内容が多いように感じた。
でも、この本でしか知れない事がたくさん書いてあっておもしろかったです。
Posted by ブクログ
とても面白かった。
同じ日本人だと、どうしてもバイアスがかかってしまうと思うが、外国人としての…それも京都が好きで暮らし始めたというわけでもなく、たまたま京都にやってくることとなった筆者の視線・指摘はとても新鮮で、勉強になることが多かった。
サコ学長の他の本も引き続き読んでいこうと思う。
Posted by ブクログ
2022,04
空間人類学者であるマリ共和国出身の著者が、外国人として京都人としての複合的な視点で京都の人や文化をみた、面白い本。
町の成り立ちや道の役割等、専攻である空間人類学的視点での考察や母国マリとの共通点は勉強になった。
京都は一見排他的と思われているが、実は外部のものを一旦受け入れ、伝統に上手く適応させ、伝統を守り受け継いでいる、と学んだ。
京都に住み着いた余所者(大阪人)として色々な視点で京都を知っていきたいと思った。
Posted by ブクログ
観光で遊びに行くだけでは、わからない京都のはなし。
著者が外国人であることから、より遠い目で京都人のナワバリ意識を観察できたのでは。
※他の都道府県から見ると好き嫌いが出てしまいそうな距離感
京都人コード、以外にも所属するコミュニティでの暗黙知みたいなものって当然にあるので、この話をもとにして考えてみるのも一興。(文脈依存が高い低い、開放的か閉鎖的か、等)
Posted by ブクログ
読み終わるとやっぱり京都に行きたくなる。秋だし。
と同時に、やっぱり京都っていけずなのね。住めないわと思う。
サコさんのように、言いたいことがあるならはっきり言ってよと思うタイプの私は、住民としてはお呼びでないだろう。
自分の中の京都が、観光地としての京都であり、つまりは表の京都なんだとよく分かった。
京都人たちの普段の京都は特によそさん(余所者)いけずだけど、それは伝統と革新を繰り返す誇りと威厳の現れなんだろう。防御は最大の攻撃みたいなものかな。
昔のJR東海のCM「そうだ、京都いこう」。
このCMの音楽と風景の美しさに圧倒され、今でも春や秋になると京都に行きたくなる。そろそろ旅行するにはいい季節ですね。
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京都に住んでたことあります。京都人大嫌いです。
コミカルに「いけず」な京都人について色々書かれていますが、大変な苦労が透けて見えます。
頭の良い器のおおきな方であると思います。
京都人のコミュニティに溶け込めば力強く、良いところ、ってのはわかります。
でも私はあの責任を人に押し付ける、本音を言わない、遠回しに攻めてくる京都人が本当に大嫌い。
だから内容に理解ができて共感しても星3つ。
Posted by ブクログ
いけずな京都の話にしんどくなる
自分が下のランクの人間と差別される
遠回しに親切に教えてくれるんだけど結構傷つくんだよな
サコさんもどれだけ差別にあって傷ついただろうに
本の結構なボリューム書き連ねてる
読者ビビっちゃうよ笑
30年住んでるとヘーキになるのかな
コミュニティのある町、面倒見のいい所利点もたくさんあるし
そこで頑張って今の居場所があるんですね
イノベーションを起こすのは京都の外から来た人
家を継ぐ人はこのままじゃダメだと思っている
精華のような斬新な教育を求めてる
精華は海外の人を受け入れたりするのに熱心で
伝統工芸に遠い所と思っていたが
実は何代も続く御曹子が学んでいたりするらしい
いろいろな事を吸収して京都なりにアレンジしていく
決して保守的ではない
そこに存在する事がサコさんの使命ですね
Posted by ブクログ
京都精華大学長のサコさんが、京都について書いた本。
読み終わって、思うのは。。
京都、奥深すぎやろー!!!ということ。
30年も京都に住んでいらっしゃる著者ですら、まだまだと言われる。。。
色々な意味で京都はやはり奥が深いし、よそさんには厳しい土地。。
Posted by ブクログ
京都の大学の学長モノ(笑)と聞いたら、なんでか買ってしまいます。
空間人類学という、あまり聞き慣れない学問を扱っておられるのだけど、本の内容としては柔らかい感じ。論文とか研究内容って、どんなんなんだろ。
マリの親戚縁者勢揃い!な生活空間は、きっと私には耐えられないけど、でも大きな家に中庭があって色んな用途に使われている風景は、いいなあ。
外でゆっくり本読みたいなーって、なりました。
一方の京都は、行きたい場所ではあるけど、住みたい場所ではないんだよなー。
コミュニティの近さと、気温だろうか。
でも、京都の人たちにそれを言うと、確かに!と言いながら、そういうところを誇りにしている気がする。
でも、この本を読んでいて思うのは、京都ほど、多様な価値観が凝縮される町はないよなってこと。
観光客もそうだし、学問の場としてもやっぱり京都は安定している気がする。
ホテルもコンセプトの素敵な場所多いしなー。
らしさ、を失わないことの秘訣と、そのことをイノベーションとして生かしていこうとする姿勢がちゃんと合わさっているのが面白い。
グローカル?というやつか?
あとは、サコ先生の日本KY例話がなかなかすごい。
とにかく、やんわり注意されてる。
日本人って、本当にハッキリ言わないんだなということがよく分かって、海外から来た人が「ハッキリ言ってよ!」ってなるのも確かに頷けます。
ま、しばらくゆっくりしていったら、で、10日以上滞在されたらそれは確かに困るとも思うけど、言った手前、断りにくかったんだろうな(笑)