Say HANaのレビュー一覧
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購入済み
後宮シリーズ第二部の開幕編。コバルトからオレンジに移り表紙装画も変わり、大人な雰囲気になりましたね(内容も装画も)。コバルトの時の様にべったべった甘々な溺愛話ではなく後宮の悲哀は割増されてましたが、やっぱり面白かったです。第一部の主役達が沢山出てきたし、その頃の事件の影響も多大にありましたね~。そして、第一部で仄めかされて気になっていた『義昌帝』の正体は…貴方でしたか。1・2頁目位に書いてあるかと思いきや結構引っ張られて、それが出て来るまで必死で読んじゃいました☆。良い意味で予想外で嬉しかったです。因みに…『義昌帝』の正体を楽しみにされている方は、あとがきは最後に読む事をおススメします。私は、
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズもの中の一冊だということですが、分冊でも読めるということでした。
全くの新作だと思っていたので(;^_^A
縁があって施井の身分から後宮の皐貴妃になった李紫蓮。才がある彼女は後宮でうまくやっていたように見えたのだが。
廃妃になった丁黛玉の暗躍や別れた夫の悪だくみの中で、足掻き、もがくことになる。
最近、こういう後宮もの好きです。きちんと中華の身分制度を学んでいないところもあるので、わからないことも多いのですが、こちらは面白かったですね。
後宮ってハーレムでもなんでもなく、役所の一部で、そこを割り切れない女性は生きてはいけない場所だなぁとしみじみ。 -
Posted by ブクログ
コバルトでいろんな時代の凱帝国の後宮を舞台に恋愛模様を描かれていましたが、コバルトの廃刊に伴い、オレンジ文庫に移行。
恋愛面がけっこうすっぱり抜けて、甘さも抜けて、シリアス具合がほんっとうに好みになりました。
コバルトの時から主人公たち以外はわりと酷い目にあっており、その容赦のなさ具合がすごいと思っていました。
なんちゃって中華後宮ではなく、苛烈で残忍なところもある中華後宮で、それだけに今作のビジネスライク夫婦は雰囲気に合っていました。
後宮のごちゃごちゃを敏腕でまとめていく紫蓮に読みごたえ抜群でした。恋愛に落ちないからこそリアリティがあり、シビアな後宮模様にしびれました。是非ともこの路線で貫 -
ネタバレ 購入済み
コバルト文庫の時は恋愛部分も多く、主人公たちの恋模様が中心だった感じですが、
こちらは、凱帝国という国の後宮で起こった波乱万丈な物語、といった感じでした。
とても聡明な主人公でさえも、騙されはめられ、大ピンチに陥りうる、自分しか信じられる人がいない、過酷な場所だと思います、後宮という場所は。
「五爪の龍の父」の予言は、何かしらの一大イベント、大反乱があっての世代交代かと期待してしまっていたので、少し期待外れでした(笑)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ楊貴妃や玉藻前と言えば、数々の伝説のある存在で、才女のイメージがある。
傾国の美女の代表格というか。
ただ、この作品に出てくる玉藻前は、前世が楊貴妃と言いつつも、はっきり言ってしまえばおバカさんであった。
とても国を傾けるような才女には見えなかった。
本当に前世は楊貴妃か?
気を抜けばすぐに農園の主になりたいと宣う野菜・農家愛好家。
後宮に入ったのも、農園のための人脈作りのため。
全然成功していなかったけど。
前世は操られていたという設定だが、にしても、こちらがイメージする楊貴妃の面影は全然ないのだが。
これは、前世の方の脳内も心配である。
思っていたよりはコメディよりのライトノベルという感