いよいよ面壁者である羅輯が185年間の冬眠からめざめ、未来が舞台になっている本作。
SFらしさが顕著にあらわれ、前作より面白く読めた。
もちろん、まだまだ難しい内容が多くて、映像で見たい!と思わせる部分が沢山あった。
地球は羅輯が眠りについた時とは全く違い、三体に対して楽観的な考えに至っていて、安
...続きを読む心したのも束の間、絶望へと落とされていく。
そして、羅輯が放った呪文がなんなのか、それが明らかになる。
まあ、明らかになってもまだ?だけれど。
なぜなら、呪文は宇宙全体として知的生命体が地球と三体以外にも無数に存在していることを示していて、私自身がその部分に納得がいっていないから。
でも、これはSF世界では常識なんだろうから、SF初心者の私には理解し難い結末でした。
結局、三体が予想したとおり、羅輯がきちんと仕事をしてくれてよかった。
そして、大史も大活躍してくれて、ニヤニヤした。
上巻でとんでもないことをしでかした章北海も、やっぱり下巻でもとんでもないこと、でも、唯一まともな事をしてくれて、格好良く終わっている。
エンタメ性もあり、今までで1番面白い!
これで、一旦綺麗に終わったような気がするが、続きが楽しみ。