宇田川元一のレビュー一覧

  • 組織が変わる―――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2

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    「反転の問いかけ」は強力なツール。
    「今の状況をもっと悪化させるとしたら、どうするか?」と問うとは目から鱗。

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    2021年05月08日
  • 組織が変わる―――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2

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    まだ2on2を実践できていない、読後の感想として:
    直前に『トヨタの会議は30分』を読んでいたのだが、こちらの本の「終章」に、トヨタイムズにあるエピソードが紹介されており、何かつながりを感じている。別物として2冊続けて読んだが、細部と思えるような「やり方」に物語は現れていて、垣間見えるところから全体像をつかみ、良いと思う方向に変えていく。いわゆるハウツー、型から入るアプローチもある。わたしとあなた、それぞれの物語を知ろうとするところから始めるのもあり。そんな受け止めが、つながりを感じた理由のように思う。
    まったくの誤読の気もするが、細部を積み上げていく結果『組織が変わる』を学びとして活かしてい

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    2021年05月05日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    企業変革とは、経営層・ミドル層・メンバー層によらず、組織に集う一人一人が、考え、実行するチカラを回復すること、そして、それぞれがその企業をより良いものにしていけるという実感を持てるようになること。
    一方で、変革は未来から求められるが、私たちは今日の仕事の成果を求められる。
    この大きなジレンマを乗り越えるには、経営のファシリテーションともいうべき対話的取組みがとても大事。

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    2025年10月04日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    対話をしている中で陥りやすい罠
    ①気づくと迎合になっている
    ②相手への押し付けになっている
    ③相手と馴れ合いになる
    ④他の集団から孤立する
    ⑤結果が出ずに徒労感に支配される

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    2025年09月13日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    相手を負かすのではなく立場を理解して仲間にしようという話。これを4つのステップで紹介している。

    特に新しい発見はなかった。普通に働いていれば自然と気づくのでは、と思う。

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    2025年09月07日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    経営学上の対話:他者を通して己を見て応答する、思考の形式。
     →人々の社会参加を実現する経営を可能にする

    構造的無能化:組織が思考・実行・環境変化への適応能力を喪失すること
           →事業の効率・分業化が思考の幅と質を制約
            →組織内の視点の硬直化をもたらす

     問題の二重性:背後に複雑な問題があり、それが表層に様々な形で生み出す
      →問題解決の表層化:根本的な原因まで掘り下げられず、
       対処療法的な対応に留まる

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    2025年08月02日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    企業変革、つまり事業や組織での改革・イノベーションをどう起こすのかについてのノウハウ本。単にイノベーションのジレンマで片付けるのではなく、原因を分解して理解しようとする試み。新しい動きを阻止するのは「断片化」「表層化」「不全化」が起こるから。一方、成功事例も分解することで自社での取り入れが可能となる。立場に拘り他人事になってしまうと何事も進まないというのは、個人の成長と同じ。

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    2025年08月01日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    組織論を書いた本、ナラティブなど珍しい表現を用いているが、組織論的本としては珍しくない内容
    よくわからない用語を使っているせいで抽象化されよく分からなくなっている感はある

    読み解く力をつけるという点では面白い本であるかもしれない

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    2025年07月26日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    ネタバレ

    組織論の話、つまり、経営論を説くビジネス書、

    でも個人的な生き方、の話でもあるような、

    『自分の小さな「箱」から脱出する方法』に近いような。

    いろんな企業の実践も参照されていたり、

    もともとナラティヴ・アプローチの発展した、医療・心理分野の事例もあり。

    社会に出たとき、組織に所属した際の役割、肩書を介した人とのつながりのもどかしさ、欺瞞的な側面、それらとどうかかわっていくか、多くの人がモヤモヤしているもの。

    人間であるよりも、社会人としての法則に従うことを求められて、

    いろいろ空回りしているような状態で、みんながどうしようもなくなっている雰囲気もある。

    その、分離、をあえて融合

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    2025年05月28日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    ・組織内で発生する問題には、解法がロジカルで明確な技術的課題と、複雑で非論理的、正しさだけでは解決できない「適応課題」がある
    ・適応課題を解決する上では、相手の視点に入り、共感し、新しい関係性を構築することが重要。この関係性をつくること=「対話」
    ・相手のナラティブを理解し、また相手のナラティブから見た自分のナラティブを想像し、解釈することで、橋を架けるアクションがとれる
    ・総論賛成、各論反対に注意。粘り強く、橋を架ける
    ・迎合、押し付け、馴れ合い、孤立、徒労感に気をつける。私と"それ"ではなく、私とあなた="わたしたち"で考え、共にゴールを目指す。

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    2025年05月18日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    ネタバレ

    既存の技術で解決できる問題を技術的問題、一方的には解決できない問題を、適応課題という。
    対話とは新しい関係を構築するもの。
    私とそれ、の関係と、私とあなた、の関係は違う。道具的な応答を期待しているか、固有の応答や関係を期待しているかの違い。
    スターバックスは、私とあなたの関係を重要視するために、バリスタの顔が見えるように、全店を一時的に閉鎖して研修をした。
    個人とは、個人と個人の環境で作られている。

    相手を別のナラティブの中でとらえる。相手の背後になる課題を読み取る。
    インテルは、メモリー事業からCPU事業に変化できたのは、現場のミドルが新たな道をすでに模索していたから。
    現場には現場のナラ

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    2025年04月30日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    相手のナラティブを考えることの大切がわかった。
    今の自分だと、この本の内容を100%落とし込むことが出来なかったので、また時間をあけて再読したいと思った本だった。

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    2025年03月23日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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     経営学が専門の著者が、組織の中で起こる人間間、部署間の軋轢、認識のズレをどうやって解決していけばいいのか、という方法について、「対話」による「ナラティヴ・アプローチ」を用いた実践について解説、紹介する本。随所で具体的な例も載っており、会社の中でうまくやっていくためのヒントになる本。
     正直、産業系とかビジネス系の本って全く自分は読まないので、別に会社の中だけの話ではないことは分かっていて(というか、それだからこそ)読んでいるんだけど、なかなか面白いと思えず、困った。けどずっと読んでいくと、やっぱり今のおれの仕事やおれの振る舞いに直結する部分があることが否が応でも分かってくるし、一番びっくりし

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    2025年02月12日
  • 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

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    ナラティブ・アプローチに関する本。自分の視点は一度置いて、相手の岸に立つことを推奨している。今回の起点は相手にある。以前読んだNVCに関する本は自分の内面の感情に起点がある。この両者のアプローチを使うことで、自分の感情に妥協せず、相手と橋を作れるのではないかと思った。こうして、考えるとコミニケーションの解決も複数あるアプローチからどれを採用するかのゲームのような気がした。

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    2025年02月05日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    今自分が属しているベンチャー組織が崩壊気味になっていることから興味を持ち手に取った一冊。

    スタートはとてもよく、構造的無能化という言葉もまさにというかんじだったが、読み進むにつれて極端な過去の事例ばかり出てきたり、いつのまにか新規事業がうまくいかない理由ばかりに焦点が当てられていて、欲しい情報ではなかった。

    オープンワークのコメントとか見ていてもベンチャーは特に成長痛ともいえる組織の変化に伴う風邪を頻繁にひくとおもう。
    そういう問題にアプローチしている本に出会いたい。

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    2024年11月29日
  • 組織が変わる―――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2

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    組織の慢性疾患に向き合う。
    2on2への落とし込みはやや疑問があるが、慢性疾患のアナロジーで組織課題に向き合う点が参考になる。

    ◯組織の慢性疾患:
    ・新しい取組への他部門の協力が得られない
    ・新しい事業アイデアを出そうとする人がいない
    ・会議で誰も発言しない
    ・納期の遅れが常態化している
    放っておくと悪くなるけれど、どこから手をつけたらいいかわからないのでそのままにしておく
    →誰か優れたリーダーが変革するのではなく、私自身から継続的に日常的な“小さな変革”を積み重ねられると認識を変えることが重要

    ◯組織の慢性疾患「6つ」の特徴
     1 ゆっくりと悪化する
     2 原因があいまいで特定できない

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    2024年11月30日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    ネタバレ

    企業変革論の多くは明確な問題があることを前提とする。企業の抱える問題とは一致していない。徐々に悪化する慢性的疾患状況からの回復の手立てが必要。
    長期的視点から見れば、既存の事業の継続だけでは衰退は明らかだが、新しいものが出てこない。

    表面的な理解でそれを解決しようとすると回血液内。

    構造的無能化のメカニズム
    事業基盤を確立すると、効率を求めて分業化とルーティン化が進む=収益には貢献する。
    その結果、組織が分断して、環境の認知の幅は狭くなる=変化の兆しを捉えても事業を再構築できない=不全化。
    離職の増加、収益の低下など問題が起きる。
    表面的な問題解決に終始する=表層化。

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    2024年10月25日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    業務の中で「断片化」を感じている。組織が「構造的無能化」している状態である事が分かった。
    対処方法は、「問題を掘り下げること」「みんな一緒に取り組むこと」だったと認識している。
    それぞれ方法が書かれており、参考になった。今後考える糸口になるとよいなと思う。

    特に、問題の背後にある本質的な問題を認識するための方法は使えそうだった。問題を反転させて考える、うまくいっている人を見つけて分析する。

    最後に、企業変革はすぐなされるものではなく、10年20年と言った長期で取り組むものと言うこと、これを胸にしまっておく。

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    2024年10月02日
  • 企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

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    事例を踏まえて説明されているのはわかり易い。経営陣含めてコミットしなければならないのはその通りだが、そもそも経営陣がコミットしない組織ではどうすべきか、、。

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    2024年09月12日
  • 組織が変わる―――行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2

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    2on2の背景、意義は素晴らしい。
    一方、どのように組織化として実践するか、その点が一番困難だと感じた。

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    2024年08月18日