宇田川元一のレビュー一覧
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ナラティブを客観視する方法として、1on1を発展させた2on2という手法を学んだ。
運用する側・実施する側のスキルもある程度必要になるとは思うが、有効な方法のように思えた。自身の周りでは1on1による問題発見から始めてみようと考えているが、本書にあるような壁にぶつかった際は2on2の技法も取り入れてみたい。
前著の「他者と働く」から引き続き感じることは、問題解決は当事者が主体的に取り組むから意味があるということ。そのためには問題やその背景を自分事に引き寄せる必要があり、また職場の仲間等の周囲の人間ともその文脈は共有する必要がある。これが、他者のナラティブを理解し、また他者とともに新たなナラティ -
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評価
企業の視点でよく語られている。
感想
仕事としてかんれんするようになったら、
励みになりそうだと思った
内容
・組織変革(が必要な状態)とは、組織のルーティン化から断片的になった状態により、新たな価値を考える能力や、実行力を著しく低下させた状態を指す→表層的な問題しか見つからず、悪循環になる
・乗り越える視点
1.多義性ーたくさんの可能性が常に秘められている
2.複雑性ー状況や一歩先も漫然として明快にならず、表現しきれない(から部門のコンフリクトになる)
3.自発性ー何かを打ち出しても現場レベルでは全く実行されないこと
→こうした、新たな課題や施策に直面したとき、これらの理由で -
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2025.12.06 2回目
緩やかに進む構造的無能化により会社は危機を迎える。自分が役員になって改めて向き合う。
これまで立ててきた戦略、やりたいことを再整理し、
問題の二重性(表層的な課題の裏側にある本質的な問題)を多義性を踏まえ捉え直す。なぜ上手く行かないのか?
プロのデザイナーであることは顧客の課題ジョブを解決できることと等しいのか?プロのデザイナーとは?
何をすべきか?統合的戦略と実行への道筋。道筋は部門長と協議。
浸透させようとするのではなく、その人にとってどのような意味があるのかを伝える。
自分の成功体験の分析、営業とデザイナー、同居する価値の検討。
現状を乗り切りたいだけか? -
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ずっと気になっていた一冊。
「構造的無能化」に陥っている事例の解像度が高過ぎて、ハッとさせられることが多かったです。管理部門の人が読んで「わかるわぁ」と感じる度合で言ったら過去に読んだ本の中でも群を抜いている気がします。
一方で、そこの打ち手については、別の書籍で学んだことが多く記されており、私の場合は「なるほど!」と新しい気づきを得るというより、「あ、ここと繋がってくるのか」と再確認するような感覚で読んでいました。
(それを私が普段の業務で実践できているかどうかはまた別の話)
かなり網羅的に語られている分、打ち手についてはこれを読んだ後に「じゃあ何から始めようか」と考え始めてもいいかもし -
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黒字だから安心ではない。現在の日本で増えている緩やかに衰退する企業体質を変革すノウハウが詰まった一冊。
企業変革というと、大きな赤字を抱え、会社が倒産の危機を迎えている時に動くイメージがあるが、ここで取り扱われているのは徐々に勢いが下がり、黒字ではあるがこのままいくと数年、十数年先に危機が訪れる会社での変革。実は多くの日本の大手企業は該当するのではないかと感じた。
特に多いのは、一度出来上がった優秀なビジネスモデルにあぐらをかき、そのモデルを維持するために分業化、オートマチック化をした結果、新たな一手を生み出す構造がなくなった企業。
もちろん、ダウントレンドであるのは理解していても、現業をそ -
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一方的に解決できない4タイプの「適応課題」
・ギャップ型:大切にしている「価値観」と実際の「行動」にギャップが生じるケース
・対立型:互いの「コミットメント」が対立するケース
・抑圧型:「言いにくいことを言わない」ケース
・回避型:痛みや恐れを伴う本質的な問題を回避するために、逃げたり別の行動にすり替えたりするケース
これら4つのタイプに共通する点は、どれもが既存の技法や個人の技量だけで解決できない問題であり、もっと言えば、人と人、組織と組織の「関係性」の中で生じている問題だということです。
また、少し俯瞰してこれら4つを見てみると、大事なことに取り組んでいない・できないという共通点があ -
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ナラティブの溝を乗り越えるための対話には痛みが伴う。
それは怖いことかもしれないが、今までもそうやって他者との関係性を構築してきたと思う。そして改めて振り返ってみると、長く深く付き合いがある人たちとはそのような機会を一度もしくは何度か経て今の関係性があるような気もする。
対話から逃げず、向き合い続けていきたい。そんな勇気を大切にしたい。
以下は個人的メモを元にしたまとめ
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適応課題(≒ナラティブの溝)を乗り越えるためには新しい関係性の構築が必要であり、それが「対話」である。
お互いに「分かり合えないこと」を出発点として、ナラティブの溝を渡れるような橋をかける。
そのためには自分の -
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現状認識と提言に分けてまとめると、以下のようになります。
【現状認識】
慢性疾患企業の特徴
・組織全体が無能化し、個々の能力不足ではなく組織の仕組みに問題がある。
・経営層が一致団結しておらず、戦略が曖昧なため、現状維持が続く。
・部門間で対立が生じ、相互の理解不足が改革を妨げている。
戦略の不明確さ
・戦略が具体的な課題解決策として明確化されていない。
・数値目標や方向性の提示にとどまり、実行力を欠いている。
DX推進の課題
・部門ごとにDXの意味合いが異なり、統一した理解がない。
・過去の成功体験が組織の惰性となり、変革の妨げになっている。
コミュニケーションの不足
・部門間や上下関係のコ -
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第2章
p.64 企業変革に必要な4つのプロセス
1. 全社戦略を考えられるようになら:自社の将来的な方向性を示す全社戦略を構築
2. 全社戦略へのコンセンサス形成
3. 部門内での推進
4. 全社戦略•変革施策のアップデート
第3章 構造的無力化はなぜ起きるのか
p.95 組織の断片化が進むと、環境に対する認知の幅は矮小化する。その結果ら現在の事業枠組みの外で起きる環境変化をうまく捉えられなくなり、あるいは何が新しい変化の兆しを捉えてもらそこから新たな事業を構築したり実行したりすることが難しくなる。これを本書では問題の「不完全化」という。
第4章 起業変革に必要な3つの論点
p.116