逆井卓馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ理系高校生のライトミステリ第二弾。
今回はGWのフィールドワーク話なのだけど、なんというか思っていたのと(期待していたのと?)はちょっと違った。
確かに科学的推論を実地で確かめて行くフィールドワーク部分は楽しかったのだけどそれが大きな社会問題と隠蔽された巨悪に行き当たってむしろその話がメインになって行く流れは、ああそういう方向に行くんだと思った。
残念なのはこのメインの話に岩間さんが関係して来ない事。
理由は分かるのだけどでもデルタとガンマの理学部ノートであるからには岩間さんも何らかの形で関わってほしかった気がする。
そして生物部的には甘南備さんの話だけどむしろ新登場の日知くんがメインのお -
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ネタバレKU。
逆井卓馬著『よって、初恋は証明された』を手に取ったとき、私はまず爽やかな青春小説を想像していた。理系の部活動を舞台にした友情や恋愛のきらめきが中心になるのだろうと。しかし、読み進めるうちに明らかになったのは、それだけではない――日常のなかに潜む小さな謎を、理系的思考と論理の力で解き明かしていく、知的で滋味深い物語だった。驚きとともに、その二重構造の巧みさに心を奪われたのである。
本作の魅力は、若者らしい感情の機微と、冷静な推理の積み重ねが緊張感をもって同居している点にある。登場人物たちは悩み、迷いながらも、検証や論理のプロセスを通じて自分自身や他者と真剣に向き合っていく。その姿は、 -
購入済み
少し前にアニメ化されてたなぁと思い出し、けっこう好きだったので原作も読んでみた
アニメを経ての再読だと、謎解きや伏線がしっかりしてるのもそうだが、松岡くんのイケボが良く似合う豚さんの変態ぶり(かつ純愛)が中和剤として役立ってたことが凄くわかる -
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ミステリにおいて犯人がトリックを用いるのはそりゃ自分の犯行を隠す為なのだけど、日常風景の中で探偵役に見破られないようトリックを弄する者が居たとしたら、何故トリックを使うのか?トリックを用いて何を為そうというのか?と理解できないだろうね
本作はそういった魔物のような恐ろしい存在が潜んでいた作品でしたよ……
ただ、作品そのものが恐ろしいかと言えばそうではなく
作品傾向としては青春風景に科学的推理要素が組み合わされた物語と成っているね
この科学的に推理するという要素は本書の青春っぽさをより増している印象を受けたよ
入学したばかりの高校一年生といえば新しい景色ばかりが目に飛び込んでくる時期でもあ -
Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、この雰囲気、懐かしい。
理系高校生の部活もの軽ミステリー。
なにが懐かしいって、理系人間たちの会話が。
曲がりなりにも理学部という理系ばっかりが集まる場所で青春を過ごした人間としては作中の人物の思考回路や話題の持って行き方が、いやもう分かりすぎて楽しくなってしまう。
そしてデルタくんとガンマさん二人のそんな出会いは素直に羨ましいと感じてしまう。
普段ミステリはあまり読まない方なのだけどこの理系謎解きはとても面白い。
と思っていたら最後のなんだかラスボスのようなあるいはラプラスの悪魔のような人物の登場で、さてこの話はどう展開していくのか続きが気になる。
ちなみにラストの一文でタイト -
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購入済み
ここで1巻とは
悲しいお別れ…。原作で言うとどのくらいなんだろうと思いきや、まさかの1巻。どれだけ密度の濃い話だったんだ…。原作は結構まだ続いているようなので、この先も期待していいってことですか?次巻でまたお会いしましょう。カムバック、ジェスたそ。
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購入済み
節々重い
転生モノ=俺TUEEEみたいな風潮があったけれども、無力で頭が回る豚ができる限り精一杯頑張る。そんな話です。しかしながらブレースやノットの慕っていたイェスマなど、生まれでろくな目にあっていないキャラがこうも出てくると、あ、この作品って重い話なんだ、と思わされます。豚の軽妙な話口調とジェスたその可愛らしい仕草や愛嬌に騙されるところでした。危ない危ない。
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購入済み
どっちもでいいのに
新キャラが2人。両方ついてくる流れかと思ったらついてくるのは野郎の方だけでした。戦力的にはありがたいですが、邪なことを考えているようならジェスたそ親衛隊の豚共が黙っていませんよ。
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購入済み
イロモノかと思いきや
豚が主人公のラノベ原作。このワードだけでどんなイロモノが来るかと思えばしっかり面白くてびっくり。ジェスたそはものすごく可愛いし、豚も豚でいい奴。読んでいて気持ちのいい2人です。2巻が楽しみだ。