逆井卓馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリにおいて犯人がトリックを用いるのはそりゃ自分の犯行を隠す為なのだけど、日常風景の中で探偵役に見破られないようトリックを弄する者が居たとしたら、何故トリックを使うのか?トリックを用いて何を為そうというのか?と理解できないだろうね
本作はそういった魔物のような恐ろしい存在が潜んでいた作品でしたよ……
ただ、作品そのものが恐ろしいかと言えばそうではなく
作品傾向としては青春風景に科学的推理要素が組み合わされた物語と成っているね
この科学的に推理するという要素は本書の青春っぽさをより増している印象を受けたよ
入学したばかりの高校一年生といえば新しい景色ばかりが目に飛び込んでくる時期でもある
だからめちゃめちゃ可愛い同級生やら裏山に咲く桜などが気になってしまう。そこで腑に落ちない要素が見つかればつい気になって考えてしまう
そうした瞬間に理系の樟が行う科学に基づいた推理は青春に潜む謎を解き明かすもの
また、本作の多くのシーンで扱われる謎がまさしく日常で見掛けても可怪しくないタイプであるのは良いね
桜から消えたハートマークの謎やらちょっと変な新歓の謎、消された大銀杏の樹齢の謎やら…
それらは悲劇的な殺人事件などでは決して無いから、樟や理桜が居る青春を崩さない
だからか、青春的なミステリを過ごす中で青春的な悩みも見えてくる
樟にも父との軋轢が有るようだけど、それ以上に目立つのは理桜の閉塞感だね
科学が好きなのに中学時代の経験から、科学が好きとひけらかす事に負い目を感じている。科学が好きと言うよりも他人が自身に求める偶像に従順になってしまっている
その悩みは青春模様として有りがちかもしれないけれど、だからこそ青春の中で解決してやりたくなるもの
そう思えば、水崎や甘南備のサポートが有ったとはいえ、入学してすぐの段階で科学の楽しさを共有した樟が彼女を生物部に誘って、それに理桜が応えられたのはとても良い流れだったように思える
だからこそ、そうした段階を踏んで前に進んでいく工程や謎解きを影から操る者が居るなんて微塵も想像していなかったけど
本作で度々示唆されつつも正体は見えなかった魔物。それが登場し、少しずつその恐ろしさが描写されるに従い、本感想文の序盤で記したような疑問が湧き、そして恐怖を覚える心地と成ってしまったよ……
いや、だって普通の学校生活の中に居ながら、あのレベルで全てを操る存在が登場するなんて理解を超えている。そんな存在を前にすれば自身の非力を自覚し、頭を垂れてしまうというもの
そう思えただけに仮説も検証も無く科学的ですら無い論拠を樟が持ち出して魔物の企みを乗り越えてみせたシーンには感銘を受けてしまったな
誰かが作り上げた秩序と必然ではなく、己の心から導かれる幸福を願った。そこには樟がつい口にしてしまったような感情が無ければ成し遂げられなかった暴挙
魔物の論理を崩したのは人の心だったわけだ
樟がそのような本気の心で向かい合ってくれたから、きっと理桜は魔物が用意した道であっても異なる心地でその道へと進めたのだろうし、樟も自身の選択が間違いでなかったと思えたのだろうね
2人がラストシーンで見遣る透き通っているだろう海面や青空のような気持ちよさを感じられる内容と感じられたな
物語としてはまだ高校生活が始まったばかり。けれど、プロローグとエピローグでは未来の姿が描かれているわけで
樟がカタクリの花言葉に気付くまでの青春物語をじっくり楽しみたいと思えるとても良い第1巻でしたよ -
Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、この雰囲気、懐かしい。
理系高校生の部活もの軽ミステリー。
なにが懐かしいって、理系人間たちの会話が。
曲がりなりにも理学部という理系ばっかりが集まる場所で青春を過ごした人間としては作中の人物の思考回路や話題の持って行き方が、いやもう分かりすぎて楽しくなってしまう。
そしてデルタくんとガンマさん二人のそんな出会いは素直に羨ましいと感じてしまう。
普段ミステリはあまり読まない方なのだけどこの理系謎解きはとても面白い。
と思っていたら最後のなんだかラスボスのようなあるいはラプラスの悪魔のような人物の登場で、さてこの話はどう展開していくのか続きが気になる。
ちなみにラストの一文でタイトルは回収されたのかな?
個人的にはまだのような気がする。だって証明はされてないし。タイトル回収される時を楽しみに待ちたい。 -
購入済み
ここで1巻とは
悲しいお別れ…。原作で言うとどのくらいなんだろうと思いきや、まさかの1巻。どれだけ密度の濃い話だったんだ…。原作は結構まだ続いているようなので、この先も期待していいってことですか?次巻でまたお会いしましょう。カムバック、ジェスたそ。
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購入済み
節々重い
転生モノ=俺TUEEEみたいな風潮があったけれども、無力で頭が回る豚ができる限り精一杯頑張る。そんな話です。しかしながらブレースやノットの慕っていたイェスマなど、生まれでろくな目にあっていないキャラがこうも出てくると、あ、この作品って重い話なんだ、と思わされます。豚の軽妙な話口調とジェスたその可愛らしい仕草や愛嬌に騙されるところでした。危ない危ない。
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購入済み
どっちもでいいのに
新キャラが2人。両方ついてくる流れかと思ったらついてくるのは野郎の方だけでした。戦力的にはありがたいですが、邪なことを考えているようならジェスたそ親衛隊の豚共が黙っていませんよ。
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購入済み
イロモノかと思いきや
豚が主人公のラノベ原作。このワードだけでどんなイロモノが来るかと思えばしっかり面白くてびっくり。ジェスたそはものすごく可愛いし、豚も豚でいい奴。読んでいて気持ちのいい2人です。2巻が楽しみだ。
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ネタバレ 購入済み
ブヒィ!
タイトルからは、なんの情報も得られませんでしたぁ!
いや、レバーに限らず、豚肉は過熱して食え。
そして、嫌過ぎるなこの転生。
豚のレバーを生で食ったばっかりに……オタ芸も光らないぜ。