あらすじ
「謎解きのテストプレイをしてみない?」
旅好きな新人漫画家の鈴ヶ森ちかは、担当編集から奇妙な提案を受ける。それは、電撃文庫から出版されるライトノベルの内容が本当に成立するかどうか、実際に謎を解いて試してほしいというものだった。
渡されたのは、一つの封筒と、細工が施された豚の貯金箱。記された不可解な文章によると、どうやら実際に街を探索して答えを導くものらしい。ちかは旅仲間に協力を求めながら、行き当たりばったりの日帰り謎解き旅へ繰り出すことに――
人気旅漫画『ざつ旅』のスピンオフ小説登場!
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Posted by ブクログ
小説としても謎解きとしても楽しめる一冊でした。
と言っても謎解き系は苦手なので普通に小説として読みましたけど。
謎解きとして楽しんだあとに帰路で小説として読みつつ答え合わせってのがこの本を一番楽しめる方法かもしれませんね。
Posted by ブクログ
ざつ旅らしさを残しつつ、いつもとは違う旅を見ることができました。
謎解きは苦手ですが、それでも楽しかったです。
惜しむべきは、私が試される大地の住人であることくらいのものです。
ざつ旅好きなら、読んで損はないかと。
あと、ハッスーやっぱり好き。
Posted by ブクログ
ざつ旅初の小説化ということで楽しみにしておりました。イラストは漫画版でおなじみ石坂ケンタ氏、小説版の著者は「豚のレバーは加熱しろ」を執筆された逆井卓馬氏です。
旅好きで新人漫画家の主人公・鈴ヶ森ちかが、電撃文庫から出版されるライトノベルの内容について謎解きのテストプレイをすることになるお話。内容はがっつりとした歴史旅になり、個人的に楽しみながら勉強させていただきました。実際に旅に出たい気分になります。
実際のフィールドワークを想定しての作りとなっているため、本を片手に小説の内容と同じ場所へいくもの良し、お家で地図を片手に読むも良し、色んな楽しみ方が出来るのではないかなと思います。また、googlemapや各種参考サイト等も実名で登場するのが嬉しいポイントです。
作中にキーアイテムとして豚の貯金箱が出てくるのですが、やはり「あの豚」のデザイン何でしょうか(笑)