おーなり由子のレビュー一覧
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秋のまばたき、てのひらの夜が好きです
いや、全部好きなんだけど
純粋で、真っ直ぐ
だけど、不思議で、アンニュイ
いつのまにか消えてしまった、心に残る小さな出会いと思い出
子供のころの淡い思いは、永遠にやさしくまるで風のように吹き抜けていく
そんな感覚を感じさせてくれる本だと...続きを読むPosted by ブクログ -
おーなりさんはどうして幼い時の気持ちをいつまでも忘れないでいられるんだろう。絵本も大好きですがマンガも本当に素敵。心がイガイガしてるときには必ず彼女の作品を読みます。Posted by ブクログ
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「六月歯医者」
女の子には、いつか訪れるのです。
そのハラハラは梅雨時の色と重なる。
小さい頃、ビー玉をオルゴールに大切にしまってたことを思い出す。
私にとっておーなり作品はそういう存在。
「はくしょんの時計屋」
切ない…
この商店街とオカダ時計店がただでさえいい。
私は俗物な花見が嫌いだ。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
「赤毛のアン」のアンとダイアナのように、女の子どうしの友達って必ず子供時代にこういうことしてると思う。
谷川くんと仲良くなったり、仲良くなった野良犬に飼い主がいたり、みゆきちゃんが立花さんと仲良くしててやきもちやいたり、みゆきちゃんのおっちゃんのバイオリンをきいてヨーグルトをれいぞうこで食べたり、広...続きを読むPosted by ブクログ -
おーなりさんの描く話、絵のタッチはどれも柔らかくて温かく、胸の奥がほっこりする。
何十年経っても色褪せないものがある。
他の作品にも出会ってみたい。Posted by ブクログ -
短編集の第一弾。
「六月歯医者」が一番印象的。
梅雨の季節になると、歯にもカビが生えてしまうのですが、そうなったら歯を引き抜く歯医者が現れる。それも必ず。
そして、自分のところにもくるんじゃないかと心配になった主人公の元にも、恐怖の歯医者さんが現れるのです。
どきどきの展開でした。
最後は...続きを読むPosted by ブクログ