あらすじ
【ページ数が多いビッグボリューム版!】告白、そして失恋…。そんな少女の前に、突如現れた空飛ぶくじら。少女はくじらの背に乗せられ、空へと舞い上がる。そこに広がる風景は…? 懐かしさを呼び覚ますハートウォーミングな短編13作。 【同時収録】六月歯医者/おてんきチップス/はくしょんの時計屋/くどうくん/てのひらの夜/春のいちれつ/秋のまばたき/なつやすみ帳/雪やこんこ/てけてけてん!/春が咲いて/冬にriririri
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Posted by ブクログ
秋のまばたき、てのひらの夜が好きです
いや、全部好きなんだけど
純粋で、真っ直ぐ
だけど、不思議で、アンニュイ
いつのまにか消えてしまった、心に残る小さな出会いと思い出
子供のころの淡い思いは、永遠にやさしくまるで風のように吹き抜けていく
そんな感覚を感じさせてくれる本だと思います
Posted by ブクログ
「六月歯医者」
女の子には、いつか訪れるのです。
そのハラハラは梅雨時の色と重なる。
小さい頃、ビー玉をオルゴールに大切にしまってたことを思い出す。
私にとっておーなり作品はそういう存在。
「はくしょんの時計屋」
切ない…
この商店街とオカダ時計店がただでさえいい。
私は俗物な花見が嫌いだ。
そうだよね、春と桜ってこういうことだよね(p_q)
泣きながら桜の中を歩くラストシーンが更に切ない。
春は、花とクシャミの季節、桜の花びらに出会いと別れが見え隠れする季節です。
「くどうくん」
流山なのに何故たえこもくどうくんも関西弁なんだろう??
おーなり先生の描く季節がすごい好きですがこの『夏』もやっぱり、どうしようもなく好き。
夏や、プールの水や泡や水泳の授業が恋しくなる。
そして夕暮れ時。夕焼けと雲。
小学校の頃、夏休みの夕方。
「なつやすみ帳」
やっぱり、切ない…
ラムネのびんは、宮沢賢治のクラムボンを思い出させる。
海で、のりこちゃんはお母さんに会えた。
レモンはいつまでも夜空に…