おーなり由子のレビュー一覧

  • おーなり由子作品集 1 あこがれくじら

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    短編集の第一弾。
     「六月歯医者」が一番印象的。
     梅雨の季節になると、歯にもカビが生えてしまうのですが、そうなったら歯を引き抜く歯医者が現れる。それも必ず。
     そして、自分のところにもくるんじゃないかと心配になった主人公の元にも、恐怖の歯医者さんが現れるのです。
     どきどきの展開でした。
     最後はとてもよいエピソード。
     うそ!? という感じの展開です。

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    2009年10月04日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    思い返すと…
    服を着ると同時に 心も着ていたなって思う♡

    好きな人に会いにいくために
    ワクワクした気持ちで選んだ服や

    人生を懸けた面接に挑む時は
    お守りのように身に纏った服もあれば…

    母が作ってくれたワンピースを着て
    ピアノの発表会で ドキドキしながら着た服など…

    服にも それぞれに物語があって
    自分にも愛しい服の記憶がたくさんあったことを
    思い出させてくれた…♡

    おーなり由子さんの優しい言葉や淡い水彩の絵に
    とっても癒されました

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    2025年11月04日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    作者の洋服にまつわる記憶力の高さに感動。子どもの頃からファッションに興味とセンスがあったんだろうなぁ。
    ワクワクして読んで、流行りの服をきるとか、TPOに合わせるとかではなく、のんびり自由におしゃれを楽しみたいと思わされた。

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    2025年06月23日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    おーなりさんの小さい頃から現在までの服(着るもの・着てたもの)にまつわるエッセイ。洋裁が得意なおかあさんの存在は大きい。昭和のおかあさんは、洋裁する人、多かったような気がする。エッセイに添えられたカラーの挿絵が良かった。

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    2025年03月03日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    イラストがかわいくその世界観は好きだし、さきちゃんとお母さんの関係もかわいらしくクスッと笑ってしまった。9歳の娘とはこんな感じだったっけーと懐かしくなった。自分にとっては過ぎ去りし遠い日だけれど、、孫ができたら確認したくなった。

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    2024年12月14日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    さきちゃんと作家であるお母さんの日常。
    さきちゃんは6年生でいろんなことがわかってきて、大人の会話もできるけど、まだ子どもらしさが残るところもある。そんなさきちゃんにまっすぐ向き合うお母さんの言葉が自分の胸にすっと届くし、もうすぐ親になる自分はこうあれるかと考える。
    梨木香歩さんのあとがきもよかった。「産毛」による「幸福感知能力」

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    2024年07月25日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    わたしもいつか子どもに巡り会えたら、
    こんなふうに接したいって思いました。

    小さくて優しいさきちゃんの心を受け取って
    さきちゃんの感性を喜ぶおかあさんがとってもステキ

    あたたかい二人の時間に
    おじゃましました

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    2023年11月10日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    9歳のさきちゃんと作家のお母さん
    おーなり由子さんの挿し絵

    優しく、穏やかで2人の会話に癒される
    可愛い中に
    時々どきっとするさきちゃんの言葉
    子供はまさに可愛くも時に
    どきっとする大人な目線をもつ

    横並びに近い縦並びの我が子との関係
    いつでもあなたの見方だよと伝え続けている
    ユーモアと愛をもって子育てを続けたい

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    2023年11月02日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    あっという間に読んでしまった。
    題名にもある「月の砂漠をさばさばと」が好きだ。その家の言葉って年をとっても不意に口をついて出てきて、それが嬉しくて恥ずかしくて今は少し切ない。
    「猫が飼いたい」の、「さきは蛙をくれたのに」の一言が刺さる。

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    2023年04月23日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表紙絵とタイトルで読みたくなった『月の砂漠をさばさばと』(北村薫)。

    1人のお母さんと1人の娘のほのぼの話で、

    彼女らの会話のやり取りは時にプッと笑えて微笑ましくもある。

    お母さんが「この分野苦手であんまり知らないんだよね」と言えば、

    娘が「じゃあ、私が学校で習って教えてあげる」と返す話なんかまさにソレ。

    娘かわいい。

    《親子》というと、「親が子を守らねば!」「親が子にいろいろ教えなければ!」っていうイメージ強いけど…

    この【教え合う関係】っていうのはいいなー!と思いつつも、まだあんまし経験したことはない。

    ただ、【対等(多分)の関係】というのはあった。

    それが小学生の甥っ子

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    2023年04月18日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    お母さんとさきちゃんの、温かくてちょっぴり切ない日常のお話。

    さきちゃんの話をしっかりと聞くお母さん、そして一緒になって考える姿勢が素敵。

    さきちゃんは、少し大人びてて、空気を読んで我慢している部分もあるのかなと感じた。

    お父さんの関係性は推測しかできないけれど、
    家族だからこそ話せないこともあるよね。

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    2022年09月18日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    久々に心が暖かくなる小説を読んだ気がする。
    小学3年生の女の子とその母との物語という設定だけで、心が暖かくなった。
    なんだか小学生に戻って、あの頃の家庭をもう一度経験したいと思った。

    この小説は残酷な現実も匂わされている。
    しかし、それも気にならない程の温かい小説なんだ。

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    2022年06月10日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    ネタバレ

    作家のお母さんと、9歳のさきちゃんの物語。
    ふとした日常を切り取っているだけなのに、なんだか母と子の暖かい愛情と暮らしが見えてくるような。
    子供のいない私でも、幸せってこんな日常なんだろうなって想像できるような。

    お父さんがいないのは想像できる。母と子の繋がりがとても深く思えるのは、皮肉にも母子家庭だからなのだろうか。

    小さな仕掛けがたくさん仕掛けてあって、気づかなかったことも多数。後書きを見て、あぁ、と思いました。

    ほっこりしたい時に読みたい。

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    2022年02月04日