おーなり由子のレビュー一覧

  • おーなり由子作品集 2 ともだちパズル

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    「赤毛のアン」のアンとダイアナのように、女の子どうしの友達って必ず子供時代にこういうことしてると思う。
    谷川くんと仲良くなったり、仲良くなった野良犬に飼い主がいたり、みゆきちゃんが立花さんと仲良くしててやきもちやいたり、みゆきちゃんのおっちゃんのバイオリンをきいてヨーグルトをれいぞうこで食べたり、広島でよりちゃんと遊んだり、大町くんが転校したり…
    毎日がキラキラで、それが当たり前だった。
    珠玉の名編たちです。
    最近の作家だといわみえいこさんみたいなかんじ?(関西人だし)
    おまけのともだちパズルも好き。


    「三太郎少年の日」
    たかしと三太郎のボーイズライフ。

    うまれっぱなしみたいな三太郎くん

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    2009年10月04日
  • おーなり由子作品集 1 あこがれくじら

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    「六月歯医者」
    女の子には、いつか訪れるのです。
    そのハラハラは梅雨時の色と重なる。
    小さい頃、ビー玉をオルゴールに大切にしまってたことを思い出す。
    私にとっておーなり作品はそういう存在。


    「はくしょんの時計屋」
    切ない…
    この商店街とオカダ時計店がただでさえいい。
    私は俗物な花見が嫌いだ。
    そうだよね、春と桜ってこういうことだよね(p_q)
    泣きながら桜の中を歩くラストシーンが更に切ない。
    春は、花とクシャミの季節、桜の花びらに出会いと別れが見え隠れする季節です。


    「くどうくん」
    流山なのに何故たえこもくどうくんも関西弁なんだろう??
    おーなり先生の描く季節がすごい好きですがこの『夏

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    2009年10月04日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    ほっこり……のようでほっこりだけではない。
    はじめにに読んだときは、学生だった。いつのまにかもう20年も経っていて、とっくにさきちゃんのお母さんの歳も超えてしまっただろうが、意外なほど読後感は変わらなかったと思う。
    自分が来た道をやってくる子どもへのまなざし、というのは、今思えば、自分もまだ子供だったのだろうけど、若い時から持っていたような気がする(たぶん)。

    おーなり由子の絵がかわいい。単行本だともっと絵が多いかな?こちらも読み返してみたい。
    そして、『ひとがた流し』もまた読み返したい。

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    2025年10月26日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    おーなり由子さんの絵が好きで読んだ本。
    おーなりさんの服への愛が詰まっていました。
    小さい頃から今に至るまで来ていた服なんてよく覚えているなぁ〜
    読んでるうちに、同世代なんだなぁとお年を調べてやっぱり…でした。

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    2025年10月20日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    ネタバレ

    旅行の帰りに読む本として購入。9歳のさきちゃんと作家のお母さんの暮らしの中で起きる12の物語。さきちゃんは感性が豊か。また、物語の中から仲の良さやお母さんの優しさも伝わってくる。教わり方は違うだろうけど、自分の両親も試行錯誤しながら色々教えてくれていたのかなと思うとほっこりしたし、何気ない親の言動が忘れられないことが自分にもあって、親子の関係を見つめ直すきっかけになった。何より場面場面に添えられているイラストが素敵で、ページ数的にも読みやすかった。

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    2025年09月05日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    シングルマザーで作家のお母さんと小学生のさきちゃんの日常を切り取ったお話。
    おーなり由子さんの挿絵が可愛らしくてお話にピッタリです。

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    2025年05月29日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    おーなり由子さんのお洋服愛と、洋服にまつわる家族や友人との思い出の話。
    こんな風に一つ一つの服を大事に見つめてきたことってないなぁと思う。挿し絵もかわいくて、素敵な一冊だった。

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    2025年05月02日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    子どもの頃着ていた服の記憶が素晴らしく、本当に好きだったことが窺えます。ほぼ同世代、ひみつのアッコちゃんやピンポンパン、のワードに懐かしさがこみあげました。亡くなった私の母もたくさん服を作ってくれ、子どもの頃に作ってもらった服をよく覚えてます。読みながら、幸せなことだったな、と改めて思えました。子どもだからあっという間に着れなくなる。妹とお揃いで作ってもらったスカイブルーのコートのことをよく思い出します。今も着たいくらい。そんなノスタルジーにも浸らせてくれた素敵な作品でした。そして今、強烈にワンピースが着たくなってます。

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    2025年03月20日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    又吉直樹さんのお勧めの本だったので興味を持って読み進めました。9歳のさきちゃんと作家のお母さんの、ほのぼのとしたハートフルな短編が12篇。おーなり由子さんのメルヘンティックな挿絵が心を癒します。

    読書心を刺激したのは、母と子の二人の会話や、さきちゃんの想像力が、なぜかサン=テグジュペリの星の王子さまを想起したからです。内容は全然違いますが、星屑のように言葉にきらめきやウィットがあるところです。
    二人の日常はありふれた何気ない日常であるにもかかわらず、お母さんや さきちゃんの想像力によって、まるで魔法をかけたように新鮮で好奇心に溢れた楽しい世界へと誘う。それは時に怖かったり、哀しかったりするこ

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    2025年03月14日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    北村さんの作品は好きだから全て読んでるけど、これはなんかジャンルが違う気がした。こういうのもいいなぁ。和む。

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    2025年03月08日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    人に贈りたくなる本だった。
    絵も文章もやさしい。
    温かいお風呂に入ったような気持ちにさせてくれる一冊。

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    2025年02月06日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    さくらももこさんのエッセイでお見かけしてた方のエッセイ集
    たしかりぼんの漫画家さんだった 漫画は読んだこと無いけど特徴的なペンネームで覚えてた

    私は服に全く興味がない欠陥人間なので用語とか全然わからないのだけど可愛らしいイラスト付きなのでイメージ出来て助かった

    さくら氏との蜜月期のエピもあり
    うんうん 若い時はこうだよねーと自分の大学生時代を懐かしく思い出せて嬉しくなれた

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    2025年01月25日
  • いとしい服~ようふくとわたしのはなし

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    やっぱり、おーなり由子さんすきだ!
    あったかくて心がふるえる。
    初めて作った青いスカート。
    どきどきしながら買った白スカート。
    バルーンスカートの頃もあったね。
    今はチュールスカート気分。

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    2025年01月02日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    9歳の女の子の軽やかな在り方と、それを暖かく大切にするお母さんのお話
    作者の半エッセイかと思えるような、丁寧な日常の切り取りはさすが北村薫
    こんな風に優しく、楽しんで、子どもの心を慎重に扱えるお母さんになりたい

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    2024年03月12日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    北村薫さんって、こんな作品も書くんだ、とビックリした。
    同一人物ですよね、「私」シリーズの北村薫さん。「ベッキーさん」シリーズの北村薫さん。
    母子家庭の二人の心情がホッコリと時には寂しく伝わってくる。
    まるで母親目線。
    女性が書いたように感じてしまう。

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    2022年09月08日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    日常よりも日常らしいけれど、嘘くささがない。何気なくて、家族と過ごす幸せや温もりを感じる瞬間を丁寧に書き起こしていて、疲れた時に読んで癒される本。

    お母さんとさきちゃんのほのぼのして温かい日常には、ごく稀に、スウっと風が吹き込むように、父の不在(離婚と思われる)が現れます。無理だと言われてもさきちゃんが野良猫を連れ帰ろうとする話がありますが、お母さんは猫だけでない色々なものを重ねていたのかも。
    猫を飼うのは無理だけど、お母さんはいつだってさきちゃんを想っていて、一瞬一瞬、一緒に過ごす時間を大切にしていて、それが端々に描かれています。文章であの空気感をこんなに表現できるんだ……と、びっくりする

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    2022年05月06日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    『月の砂漠をさばさばと』というタイトルのリズムの良さにひかれて、本書を読みました。9歳のさきちゃんと作家のお母さんの優しくてあったかい物語です。さきちゃんとお母さんの、親子というより友達みたいな関係にほっこりします。それから、おーなり由子さんの絵に癒されました。

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    2021年12月03日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    小学3年生のさきちゃんと、作家のお母さんの毎日をていねいに、ていねいに語ります。心優しくユーモアあふれるおかあさん。どんな母子にもあるはずなのに、やっぱり特別な母子の12のお話。
    「連絡帳」に出てくるムナカタくんに会ってみたい。
    「ふわふわの綿菓子」のさきちゃんが切ない。

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    2021年09月11日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    9歳のさきちゃんとお母さんのささやかな日常。
    お互いに友だちみたいな関係って素敵。
    こんな風に2人の生活がずっと穏やかで幸福感に満ちたものであり続けて欲しいと願ってしまう。
    おーなり由子さんのやわらかいタッチの絵が2人の空気感にぴったりでとても癒される。

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    2021年08月02日
  • おーなり由子作品集 2 ともだちパズル

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    おーなりさんの描く話、絵のタッチはどれも柔らかくて温かく、胸の奥がほっこりする。
    何十年経っても色褪せないものがある。
    他の作品にも出会ってみたい。

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    2014年08月22日