一条岬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作『今夜、世界からこの恋が消えても』から少し時間が進んだ時間軸のスピンオフ小説です。
今作の主人公は、前作主人公の一人、日野真織の親友として描かれた綿矢泉を想う年下の大学生。前作で描かれた真織の『彼氏くん』へ残した想いが忘れられない綿矢と、自分は何も持っていないと思い込んで今一歩が踏み出せない成瀬は、『本気で好きにならないこと』を条件に付き合うことにしてみるも上手くいかず、思わぬ方向に転がっていく。
自分の好きな人が、それも自分の恋人ではなく、親友の恋人で、告白をすることもなく失恋していて、けれどずっと好きだと思っていた人が突然この世からいなくなってしまったら、その気持ちはどうやって消化したらいいのか。こじらせていることはわかっているけれど、自分ではどうにもできない。忘れたい。忘れたくない。忘れなきゃいけない。忘れられない。そんな矛盾した苦しみの中にいる大学生の綿矢泉と、そんな彼女に想いを寄せる年下の男子大学生。どこか頼りないけれど、素直で一途で、どことなくわんこ味を感じる彼が、恋を知って、愛で変わっていく。その様が時に微笑ましく、また覚悟を決めるというのはこういうことなのかと思わされました。
前作を読んでいない人でも読めるようにということなのか、前作の回想にそこそこ重量があった気がします。私は前作から間をおいて読んだのですが、もう少し触れるのも軽めでよかったように思ったので、前作・今作と連続で読むと冗長に感じるかもしれません。
前作同様ダブル主人公の目線で話が進むのですが、途中で前作主人公の日野真織の視点も混ざります。綿矢泉も日野真織も一人称が『私』のため、ある程度読み進めないと誰の目線か分からずに混乱するところがあったのが少し残念ですが、全体的に面白く読めました。
少しの無理でやれることなら、全部やろうと思う。無理をしてもやってみたいと思えることがあることは、幸せなことだ。
言い回しは違うかもしれないけれど、そんなことを二人の男の子たちが言っているのに、静かに感じ入ってしまいました。
少しの無理。少しの背伸び。それをしたい相手がいることは、それをして喜んでもらいたい相手がいることは、確かに幸せなことなんだろうなと。
誰かを好きになること、誰かを大切にするということを改めて感じさせてくれる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルからして同じ人を好きになる系だと思ったけど当たりだった。内容が悪い訳では無いけど、あと出しで泉も透のことが好きだったとか知りたくなかったなー。これなら原作で同時進行にしてもらいたかった。
泉も辛かったとは思う。だけど時間と共にやっぱり忘れていく、傷は癒えていく。成瀬くんとも最後には好き同士で付き合うことになったし。
でも、真織は思い出したいのに思い出せない。真織も透のことが好きなのに。好きなままなのに。
透も泉も真織も成瀬くんみんなしんどくて辛い気持ちがあったと思うけどどうしてもやっぱりわたしは真織が1番しんどいだろうなと思っちゃうな。 -
購入済み
なんで人気でしょうか
久しぶりに恋愛小説が読みたくて探してみたらこれが人気らしくて購入して見ましたが
よくあるクリシェに幼稚な内容に雑な文体、、、
ほかの人は面白いでしょうか