三好昌子のレビュー一覧

  • 無根の樹

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    読みやすいです。どんどん物語に引き込まれていって、途中で鳥肌が立つような展開もあって、結末はスカッとしました。楽しい時間をありがとうございました。

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    2025年02月25日
  • 無根の樹

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    二編からなる話。
    二つとも人間の心情がことこまかに書かれていて優しい気持ちになっていく。
    親の仇討ちも年齢を重ね何故殺されなければならなかったのか理由が分かるだけでいい。相手を憎く思う事はなくなったと刺々しさがなくてこんな気持ちで過ごしてパワーをもらいたい。

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    2022年12月01日
  • 群青の闇 薄明の絵師

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    安心して読める小説。
    この作家のいいところは安定感があるから感情を乱されずに読めるところ。人の悪を書いている小説を読んだ後に読むと清々しい心になるし、現実逃避したい時に読むと嫌なことも忘れるぐらいにのめり込める。

    今まで読んだ作品で鬼庭の次によかった。

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    2022年05月14日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    ミステリーではないが人情あふれる物語。この人の描く小説は人間のいい部分を丁寧に描いている。
    大火災と人の死とひきかえに呪縛を断ち切ると言われ大火災は起こる出来事なのにそれを気に病むお輪。呪縛を解く帰燕との関係。一見弱そうにみえるお輪の芯の強さに応援したくなってしまった。
    応援したくなる気持ちで読んだのはいつぶりだろうか。また再読したい一冊。

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    2022年04月23日
  • 鬼呼の庭 お紗代夢幻草紙

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    ある作家の京都弁??は読みにくかったがこの作家は読みやすく流れるように読み進めることができた。途切れるような会話の流れは読んでいて苦になるし、内容がよくてもイライラ感が増して残念だなと思うが全然そんなこともなかった。
    お紗代がこの世とあの世の架け橋となり人を救う事によって自分のするべき事を見つけていく姿や助けてあげたいと願う心の強さにうるっとくる。続いて欲しいが続くとマンネリになり最初の感動が奪われてしまうような気がするので心残りで終わった方がいいのか、でも続編が出たら購入すると思うくらいに内容はよかった。

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    2022年04月22日
  • 群青の闇 薄明の絵師

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    面白かった。よく勉強しているなと思う。日本画をやっていたので、絵の具の違いや構成など、色々思いだされて、また、筆を取りたくなった。「描け!」と言われている気がした。

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    2021年01月05日
  • 群青の闇 薄明の絵師

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    絵師が見つめる群青の闇。それは目の前に在るものでありながら己の中に在るもののような気がする。諒の生き方に馴染んでしまう自分を感じる。これはもう憧れなのだろうか?

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    2019年08月22日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    あまり時代物は読まないのですが、これはとても読みやすかったです。
    なんだろう?久しぶりに乙女のようなドキドキ感を味わいました(笑)これってそんな作品?一応ミステリーですよね?

    叶わぬ恋っていうのは切ないながらも、女子は好きですよね。
    その辺が明暗を分けるのかな~

    この作家さんのは次回作も読んでみたい。

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    2017年09月08日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    何気なく手に取った本だったけど、読み始めたら夢中になっていた。ただのミステリーというより、人情たっぷり、ファンタジーあり、さらに大きな謎に引っ張られ、心地よい時間に浸れた。天狗というキャラクターがこれほど魅力的に描かれるとは驚き。

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    2025年11月18日
  • 無情の琵琶 戯作者喜三郎覚え書

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    序幕
    鴻鵠楼の怪/子隠の辻/蜘蛛手切り/呼魂の琵琶
    終幕

    喜三郎の身に起きる不思議、怪しい出来事を解くのは謎の琵琶法師。喜三郎は戯作者になれるのか??

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    2023年12月31日
  • 群青の闇 薄明の絵師

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    江戸時代の絵画の名門 狩野家、その中でも京狩野家と江戸狩野家の確執と、町絵師の巨人 円山応挙との関係を描いた物語。
    狩野家といえば絵師というより技術者集団ということや江戸と京の問題は知っていたので、すんなり世界観に入る事ができました。
    絵画の緊張感に欠けるきらいがありますが、絵師にまつわる物語としては面白く読めました。

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    2023年08月08日
  • 室町妖異伝―あやかしの絵師奇譚―(新潮文庫)

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    妖天/慟天/炎天

    絵師 土佐光信
    彼は目標に向かって怒涛のように突き進む のではない
    目指すものはありそうだけれど それほど粘り強くもない
    ように見える
    ほぼ冷静に淡々と歩んでいる 気がする

    さて………

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    2023年08月07日
  • 幽玄の絵師―百鬼遊行絵巻―(新潮文庫)

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    風の段/花の段/雨の段/鳥の段/影の段/嵐の段/終の段

    将軍 足利義政に仕える絵師土佐光信。
    人の目に見えないものを目にしながら、将軍の命により怪異を解いていく。淡々と

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    2022年05月12日
  • 無根の樹

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    第一部 鴛鴦図の女 第二部 天馬の男

    一人の女と一人の男。直接の関わりはないのだけれど、何か繋がるものを感じてしまう。玄一郎さん、あなたはどう思いますか?

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    2021年11月10日
  • 鬼呼の庭 お紗代夢幻草紙

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    其の一 韓藍の庭 其の二 時迷いの庭
    其の三 人恋の庭 其の四 魂消えの庭
    其の五 鬼呼の庭 其の六 言祝ぎの庭

    人と共にあって不思議を宿した庭。その不思議を解く娘、お紗代。見えないものを見て聞こえない音を聴く。自分の意思をきちんと持って様々な庭に対する彼女は清々しい。

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    2020年12月06日
  • 鬼呼の庭 お紗代夢幻草紙

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    おともだちに教えてもらって読みました。
    おもしろかった!
    なんだかほんのり切なくて、こんな恋あるの!?と貧乳が絞られたぞ。

    お庭に込められた想いや意志をうけとめて奔走する紗代ちゃんかっこいいよ!

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    2020年11月18日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    『このミス』の大賞作品。
    そしてこれがデビュー作品。

    読み初めは、何か哀しい物語の始まる様な陰鬱なイメージで、少し臆してしまったが、それでも読み進めてゆくうちに、面白さで一気に読み終えた。

    京都の伝統と、何か長い年月に裏付けされた妖の存在を、物語の中に、繍込めて美しくも怪しげな物語に仕上がった。

    親子の情愛の深さと、それ故に間違いを犯してしまった先祖の罪を背負って26歳という短命に終わる娘たち。

    そこに火伏せの神である愛宕神社の行者が存在。
    それは。。。

    歴史の中に息づく情念が主題。
    実に面白い作品になっている。

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    2020年07月14日
  • うつろがみ 平安幻妖秘抄

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    平安時代。陰陽師や神霊、呪いや憑き物が普通だった時。
    神霊といえども万能ではないと言うことか。
    好奇心の強い神霊と辛い経験をしながらも心優しい人の物語。諦めに近い儚さが少し力を持った柔らかさに変わった気がする。

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    2020年04月07日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    本を読むのに時間がかかる私が一気に2日で読み終えました。
    帰燕がどのようなかたちで戻ってくるのか…結末は想像通りなのですが、その描き方が美しいです。
    ストーリー力ももちろんですが、描写の美しさに引き込まれる作品でした

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    2019年05月02日
  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    思わぬところで得た微かな縁が貴和と燕児を助け、周りの人たちも助けることになる。時空を超えた行者の概念は雲をつかむようで、貴和が納得してるならいいか程度に読んでしまった。

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    2018年11月01日