三好昌子のレビュー一覧

  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    思わぬところで得た微かな縁が貴和と燕児を助け、周りの人たちも助けることになる。時空を超えた行者の概念は雲をつかむようで、貴和が納得してるならいいか程度に読んでしまった。

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    2018年11月01日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    ネタバレ

    縁見屋(いわゆる仕事の紹介屋)の娘は祟りつきで、男子が生まれず娘は二十六歳で死ぬ言う事を一人娘のお輪が知り、自分の運命に不安を募らせている所へ帰燕と言う名の修行者が現れ、秘術によりその呪われた呪縛と悪縁を断ち切れると言うのだが・・・

    その呪縛の始まりや、この謎の帰燕と言う修行者との繋がりなどが後になる程どんどん明かされていき、それとともに物語も京全土を巻き込んだ壮大なものになって、ラストまでずっと引込まれるように読めました。

    始めは時代物のような少し固い感じかなって思ったのですが、そんなことはなく、帰燕への恋心や(幼馴染みの徳次はちょっと可哀想に感じたけど) 天狗伝説になぞられたような話しや幽体離脱などファンタジー的な要素もいっぱいあって、とても読みやすく最後まで楽しませてくれました。

    それにここに出てくる登場人物にほんとうに悪い人がいなくて、それぞれの人物に好感が持てて良かった。 ただ欲を言えば最後が少し急いでた感があったような感じがしたので、もう少し緊迫感が欲しかったと言う希望が・・・ でも面白かったです。

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    2019年01月06日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    楽しめた。
    ちよっと切なくも最後にみんなが幸せになれる物語
    ミステリ感はないけど、いいお話でした

    2017.10.14

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    2017年10月14日
  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    前作を思い出すのにちょっと時間がかかった。本当に不思議な話がスーッと入ってくるから、これまた不思議。京都の言葉は耳なじみが良く、特にちょっと勝気な雪乃とのやりとりはとても脳みそが喜んでしまうほどリズミカルで心地よい。

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    2026年02月21日
  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    この作者さんの書くものはちょっと切なくて良い☆前作はお輪さんが主人公だけど今作はそのお輪さんが生んだ息子と運命の女の子のお話。ちょっとホロリとくるような文体で、京言葉がまた情緒がある。主役も脇キャラもグイグイ引き込む魅力がある。最後どうなんのどうなんのと止まらなくて☆悪者はもっと苦しんで処罰をうけてほしかったなぁと個人的には思う。全体的に良かったです☆

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    2025年12月19日
  • 群青の闇 薄明の絵師

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    ネタバレ

    狩野派の絵師諒を主人公としたお話。自殺した妻・音衣が実の妹だのいや貰われっ子だのぐずぐず諒が悩む前半がだるかったが、後半はそこそこ面白かったかな。深い青色を出すというらびす瑠璃をめぐり音衣がいつまでも関わってくるが、そのぶん夜湖がかわいそうかな。

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    2025年04月11日
  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    縁見屋シリーズ 第2弾
    今回は貴和ちゃんがメイン
    前作の、縁見屋の輪ちゃんの息子
    燕児くんもかなり重要な役どころ。。
    ⁡
    こちらもサクサク
    読めました
    面白かった

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    2024年11月23日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    【祟り】ではなく【呪縛】
    その呪縛を解くことができる、と帰燕。
    
    その帰燕の正体はだいぶ前半でわかったけど
    普通に面白かった!!
    そして徳次!!
    一途にずっとお輪ちゃんを想う徳次、
    なんかカッコイイ❀.(*´▽`*)❀.
    

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    2024年11月17日
  • 無情の琵琶 戯作者喜三郎覚え書

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    「幽玄の絵師」シリーズが良かった作家さんの単発もの。
    今回は『呉服屋の三男坊ながら、戯作者を夢見る喜三郎』と『不魔』と呼ばれる不思議な琵琶法師『無情』との宿縁を描いた物語。

    自らが生まれたのと同時に母親を失った喜三郎は、母親代わりに育ててくれた母方の祖母の影響で芝居の魅力に取りつかれ、幼い頃に通い詰めた〈鴻鵠楼〉(現在は主の死と幕府の派手な芝居の禁止令により廃業中)を買い取り自ら書いた戯作を掛けるのが夢。
    しかしその〈鴻鵠楼〉買い取りには既に手を挙げている者がいた。それは喜三郎の婿入り話の縁談相手・千代であり、彼女にはこれまで縁談のあった相手二人が婿入り直前に亡くなるという不吉な噂があった。

    千代の噂の真相、連続した子供の神隠し事件、抜くと人を狂わせる刀という不思議な事件を、無情という不思議な名前の琵琶法師が琵琶の語りで解決するというのが基本的な展開になっている。
    ただそこに喜三郎の活躍も入っている。

    最初は苦労知らずのボンボンが無情と出会うことで少しずつ変わっていく話なのかなと思っていたが、喜三郎の芝居好きの原点には意外な事情があり、思っていた以上に無情との宿縁があったことが分かった。

    また喜三郎の理解者であり無情を客として迎えている住職・清韻が良い感じで力を抜いてくれるし、縁談相手の千代も予想とは違ってパワフルな商才ある人だったのが良かった。
    そして芝居に傾倒する喜三郎を苦々しく思っている父・富之助にも彼なりの愛情があったし、二人の兄も弟の喜三郎を思う良い兄で、結果的に悪い人はいなかった。

    序章の部分から本編はかなり遡るので、もしかして続編があるのか?と思ったが、結構駆け足でまとめられた。ちょっと残念な気もする。
    終章になって、序章の意味が分かると喜三郎の変化にも驚く。
    喜三郎は逢いたい人に逢えるのか。

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    2024年08月29日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    江戸時代、京で口入業を営む縁見屋。
    一人娘のお輪は、母、祖母、曾祖母が皆26歳で亡くなるという悪縁を知る。

    この悪縁をどうしたものかと案じる中、謎めく行者、帰燕に出会う。

    京全土を業火にに包む最中...

    母と子という大きなテーマ。
    その中で、愛するものを守る為に罪を犯さねばならない正義。贖罪。
    絶対の正義がない中で描かれる描写は、もどかしく切ない。

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    2024年05月30日
  • 室町妖異伝―あやかしの絵師奇譚―(新潮文庫)

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    「幽玄の絵師」の続編。続編が出てくれて嬉しい。

    今回は主人公の土佐光信よりも友人の箕面忠時と彼が恋した針の妖・つづれとの関係の行方が気になって仕方なかった。
    忠時は元々農家の出だったが戦災孤児となり武家の養子となった。そのため武道を学んだが本来は庭づくりが好きな心優しい人間という設定。
    対するつづれは縫い子としての腕を妬まれた女性が追い込まれて自害した際に彼女の針の妖として生まれた。そして御所で生まれた彼女は御所から出られない。
    応仁の乱に巻き込まれた忠時は過酷な運命から逃れるために御所を出るが、つづれと共に生きることは出来るのか。

    そしてもう一つ、「幽玄の絵師」にも登場した真汐と兵馬、二人の意外な、そして悲しい関係が明らかになった。前作で亡くなった沙衣が二人を繋いでいた。

    前作から好きだっ大瓶の妖物・唐朱瓶がここでもいい味出している。酒好きなじいさんだがここぞというところで助けてくれたり、光信にヒントをくれたり。また自分の身と引き換えに助けてくれようともする。
    ここでお別れなんて…と思っていたが、その結末はさて。

    応仁の乱が、足利義政に取り憑いている妖物・妖童子の仕業というのは面白い設定だが、その妖童子もまた義政の心の闇に中てられてしまうという、必ずしも妖物が人間よりも強いというわけではないところが興味深い。
    寧ろ義政の方が邪悪ということか。

    もう一つのキーとなるのは千万衆。光信や忠時を助けてくれる。
    彼らの千万踊りの唄『みだれみだれて世は地獄。まよいまようて、鬼となる』がこの作品世界を表現している。
    それでも光信は人を信じ、妖を信じている。
    『乱世を起こすのは、人。終わらせるのも、また、人である』

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    2023年12月23日
  • 幽玄の絵師―百鬼遊行絵巻―(新潮文庫)

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    【2023年116冊目】
    他人には見えない妖が見える絵師、光信。幼少期から絵師として育てられた彼は、壺に、屏風に、鯉と、ありとあらゆるものに魅せられます。本人は解決しようという気持ちで挑んでいるわけではなさそうですが、結果として難題を解決する建付けで、全7篇の短編からなっています。

    時は室町時代、足利義政が執権を持つ頃の話です。どのお話もよく練られているなという感じなのですが、どうも物語の進行を淡々と追っている感じがして、感情的にはちょっと平坦なままで読み切ってしまいました。

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    2023年09月29日
  • 幽玄の絵師―百鬼遊行絵巻―(新潮文庫)

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    時は室町時代。
    8代将軍足利義政の世である。

    世は乱れに乱れ、大名は戦に明け暮れ、人々は度重なる天変地異にも翻弄され、その日一日を過ごすので精一杯。
    しかし、将軍は自らの殻に閉じこもり、作事、作庭に明け暮れる。
    一歩外に出れば、餓死した民が山ほどいるというのに。
    そんな中、絵師の土佐光信は怪異に出会う。
    あるものは恋焦がれ、あるものは憎み、そしてあるものは…神、あるいは鬼。
    人の望みが世を作る、と怪異は知らせる。
    我らは望みがあって生まれるものぞ、と。
    だとしたら、なぜ穏やかな世にならぬ?
    主らがこの世を地獄に変えているのでは?

    怪異が語ることと、それを裏付ける人々の行動には寒気がする。
    それでも、光信は何かのために描き続けるのだろうか。
    理想だけが現実を変える力がある、とは後世の偉人が述べた言葉である。
    悲しみの最中にはこの言葉は何の根拠もない言葉に聞こえるかもしれない。
    だが、この言葉に一瞬でも希望を感じられるなら、小さな力を繋いでいけるのではないか?
    悲しい余韻の中でも、私は希望を繋ぎたくなった。

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    2023年07月02日
  • 室町妖異伝―あやかしの絵師奇譚―(新潮文庫)

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    最近の三好作品は異界で怪しい(妖しい)ものばかりで、個人的に趣味にあわない。文章は変わらず良いのだが、食指が動かないのも事実。「縁見屋の娘」の頃は良かったなあ。

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    2023年06月28日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    江戸時代の京都を舞台にした、先祖の行いによって代々引き継がれてきた天狗の呪いを解くために行者の力を借りるという時代ファンタジー。
    物語の進行といい、天狗という存在の定義といい、とてもしっかりした完成度で、これがデビュー作とは恐れ入りました。
    但し、もう一つ突き抜ける何かが欲しいところです。

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    2023年04月21日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    ネタバレ

    話がまとまってて、最後もきれいに終わってる。
    話の方向性は割とずっと重め。

    主人公が呪いのようなものを受けていて、なぜ呪われたのかを紐解いてく。恋愛要素あり。

    帰燕さんがわりとちょこちょこ手出してるのに、別の男と一緒になれって言うシーンがあって、ちょっと笑ってしまった。

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    2023年02月06日
  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    安心して読める小説。
    この作家はきれいな文章と人間のいい部分を丁寧に書いていて読んでいて気持ちが和んでいくような感じがする。
    前作を読んでいないと意味がわからないので購買の点でもうまく書かれている。前作を買わせようとする意図があるのか、ないのか分からないが人間のいい部分を書いているのに購買欲を高めさせるような感じにギャップを感じはするが、前作ともども心洗われる。

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    2022年05月11日
  • 京の縁結び 縁見屋と運命の子

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    「うちの人生はうちのもんや。あんたの人生はあんたのもん。幸せになりたいんやったら、自分でなったらええ。そんなもん、うちに背負わせんといて」

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    2022年02月09日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    ネタバレ

    「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず二十六歳で死ぬ」
    人情小説かなあと思ったら、天狗や修行僧まで、かかわってくる。
    京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪。母、祖母、曾祖母がみな二十六歳で亡くなる。縁見屋の歴史とかかわる呪縛はすべて人の思いから重なったもの。
    お輪の父は「過ぎたことは気にするんやない。終わったことは二度とは起きん。ええことも悪いことも。せやさかい、今を大事にせなあかん。今を大事にして、きちんと生きておったら、悪いことなんぞ起きんさかい。」を口癖にする。
    妻を失い、娘まで失う不安を恐れ、いろんなところへ信心を行う父。能天気なまでの朗らかさも、暗い運命を吹き飛ばそうとする気遣いの姿勢が主人公の強さにつながっています。主人公が「母と子」の思いを知り、自らの祖先の罪を知り、自分の恋心を愛へ帰し、運命を切り開いていく。人助けまでは役行の内、大勢の人の運命を変えてしまうとそれは『過戒』となり、鬼霊まで消え、自らの存在も消える。そうと知りつつも、行者帰燕は、輪のため、京都の大火から人々を助ける指針を示す。だからこそ、帰ってこれたんだと。最後は主人公が選んだ道もよかったと思えました。途中武家のお家騒動の話や嫁姑の問題も出てきますが、それも解決してます。主人公が「縁見屋」を続けてくれることで、大火からの復興とこれからも人と人との絆を結んでいくんだと感じ、読後、ほっとしました。続編もあるよなので読んでみようと思います。

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    2021年10月03日
  • 京の縁結び 縁見屋の娘

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    何代にも渡る呪縛とその根源、そこからの解放は壮大で面白かったんだけど…なんっっともいえないモヤモヤが残る。江戸時代はこれ当たり前?心に決めた男がいても別の男と結婚して当たり前のように幸せ~とか思えるのか?その感覚だけが分からない。

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    2021年09月06日