三浦崇宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言語化力 言葉にできれば人生は変わる
著:三浦 崇宏
「言葉」を取り巻く環境が変わってきている。かつては社会に対して、不特定多数に対して発言できるのは、「選ばれた人」だけだった。だが、今は、望めば誰もが、より自由に発言できる時代になっている。
そこで必要なのは、「自分の言葉で話せるかどうか」
そして、「言葉で他者を動かすことができるか」。言葉を自分の思う通りに使えるようになれば、言葉は、必ずあるべき場所に連れていってくれる。人間関係をよりよくすることも出来る。仕事も、前に進めてくれる。
本書は以下の5章から構成される。
①すべては言葉で変えられる
②「言葉にする」方法
③印象に残る言葉、一生残る言葉をつくる
④言葉で人を動かす
⑤言葉で未来を指し示せ
行動すればするほど、リスクが増えると同じく、自らの意見を言葉として発すれば発するほどリスクは増える。
行動も言葉もそれだけ、影響が大きい。
そして、マイナス面だけではなく、リスクを考慮した上で言葉を紡ぎ出せば、この時代、多くのエネルギーを自分だけではなく、他者に伝達することが出来る。
誰しもが発言できるだけに、誰しもが芯を食った発言を避ける。その中であえてリスクを顧みず、言葉の力を信じて発信を継続し続ける覚悟がある者が生き残る。
事実の羅列や事なかれ主義では人の心は動かず、人を行動させることも出来ない。
言葉・言語化を生業にし、酸いも甘いも経験してきた著書による魂の一冊。おもしろく、実践的で言葉の力を再認識できる学びをいただいた。 -
Posted by ブクログ
自分の中にあるモヤモヤをどうやって言葉にするか?そのことが、一番難しい。本のレビューを書くのは、本は文字からできている。その文字から何かが得られて、書かれていないこと、いわゆる行間まで読み切ることができたら、楽しいなと思う。
著者は、「言葉にできれば、人生は変わる」という言葉が実にいい。自分の心の中にあるものを言語化して、伝えることが、何よりも大切だ。そして、その伝わった言葉で、相手が共感し、行動すれば、もっと楽しい。やはり、言葉は魔力を持ってる。
誰もが「伝える価値」を持つ時代になった。言葉こそが最強の問題解決の手段だ。人間関係を改善するのは言葉でしかない。「言葉」を駆使することで、人に伝え、人を動かし、共に行動できる。特にビジネスの現場においては、人間関係の改善や問題解決が、言葉を介してのみ実現可能である。これは、対人関係やチームワークの向上において、効果的なコミュニケーションがどれほど重要な役割を果たすかを示している。コミュニケーション不全を、言葉の力で変えることだ。
そのため、企業や個人が成功を収めるためには、「言葉」を駆使し、その力を効果的に活用することが不可欠である。言葉の選び方や使い方、そしてコミュニケーションのスタイルによって、信頼関係を築くことができ、その結果として、競争優位を獲得し、ビジネスの成果を大きく引き上げることが可能となるのだ。言葉は、武器であり、言葉が持つ最大の機能は「共感」を生み出すことだ。確かに「保育園落ちた。日本死ね」という社会を動かす言葉が生まれる時代となった。
情報が、刻々と新しい出来事にぶつかり、そこで新しい言葉が生まれる。その言葉の洪水の中で、自分の持つキラリとした言葉を選んで、発信する。世代が違うがゆえに、経験の差もある。しかし、経験に頼っているばかりでは、今の時代に立ち向かえない。ChatGPTができて、明らかに言葉の一つからでも、文脈をつくり、物語をつくることができるようになった。
著者は、裕福な家に生まれ、小学校も裕福な家庭の子供ばかりだった。そして、小学生の11歳の時に、家が破産し、夜逃げした。それでも、小学校に通うことが必要で、隠すのか、嘘をつくのか、それとも面白く話すか、考えて、教室に入った時に、『ワンピース』のラフテルの正体を知ってるような顔をして、「あのさ、すげぇ面白いことがある。ウチさぁ、ぶっちゃけ破産したわ」と言った。友達は、みんな爆笑し、「それで?」「どんくらいやばいの?」と質問してくれた。そこが、著者の出発点だったのだ。結局、お笑い芸人がいう「うわぁ。それはオイシイわぁ」である。
Life is contents. 人生は体験の宝庫であり、様々な苦難との出会いが、人生を彩り、豊かにするのだ。転ぶこと。負けること。間違えること。失敗すること。全部自分の武器なのだ。
技術が進み、ほとんどのものがいいものになった時に、企業活動は「価値を生み出し」て「価値を伝えること」でできている。それは、言葉であり、その価値をどう表現するか。どう伝えるか。どう理解してもらうかが重要となる。
この本を読みながら、引用されている言葉が、実に良かった。三浦崇宏は、言葉のハンターだ。いい言葉をたくさん知っている。
「バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。」稲盛和夫
「世の中は、白と黒ばかりでは無い。敵と味方ばかりでもない。その真ん中にグレーゾーンがあり、これがいちばん広い。そこを取り込めなくてどうする。天下というものは、このグレーゾーンを味方につけなければ、決して取れない。真理は常に中間にありだ」田中角栄
政権誕生から8日間という戦後最短の衆議院解散の石破茂の戦術的奇襲の一番の狙いは、野党共闘させなかったことにある。野党が分散していては、やはり勝てない。ただ、国民の関心が経済にあるので、石破茂が、『裏金ではなく不記載だ』と裏金問題だけに終始して、経済のことの道筋を明らかにしないとピンチになるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
〜人脈なんてクソだ。〜
-いつも三浦さんをテレビで観るたびに「あー、苦手だなーー」「なんか拾ってもらったみたいな感じするなー」って正直思ってた。
-だからこそ、読んでみた。
-結果、「うーーーん…」ってことも「たしかに!!」ということも、「ドキッ!」ってこともあった。面白い。
-何気なく毎日仕事して、毎月お給料もらって、少ないだの多いだの言って、経営者はポンコツだの使えないだの言って、1日が、1ヶ月が、1年が終わってく。
-毎年年末に「今年はどんな年だった?来年は何を目指そう」と考える。
-そんな26年間何も変わってない、いや、何か変わったかもしれないことに気付いてないことに思い知らされた1冊だった。
-クリエイターとしてでも代理店としてでもなく、一人間として、社会にどう貢献していくか、クライアントにどう向き合っていくかをもっと広い視野で考えないと見えないものがあるのかなと思いました。
-明日からちょっと色々と試してみよう!
そんなふうに思える一冊でした!
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Posted by ブクログ
端的にまとめると、今もこれからも変化の時代、そんな時代だから一歩踏み出そう、そのためにどう戦っていこうか?というのが著者のメッセージ。
・サッカーだと思っていたらラグビーの試合になってる
・数字の経営より言葉の経営
・動詞より名詞になりたがる
・まさか、しか広まらない
・内輪受けを狙っていい
・天才は思想、環境、待遇
・ルールは新しく付け足すことができる
・アイデアは自分でなく外に求める(ブランドの課題を解決する→社会の課題をブランドで解決する)
繰り返される「変化」という言葉。
グローバルプラットフォーム始め強者が絶対的に強い力を持っている中で、ジャイアントキリングをどうやって起こそうか?散文的に散りばめられた各章から著者のメッセージを感じられた。
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
「言いたいことはあるのに言葉に詰まる」「自分の考えをうまく説明できず、誤解されてしまう」という悩みを抱える人に向けて、思考や感情を明快に言葉へと変換する技術を体系化した一冊。著者は、言葉にできない真の原因は語彙力やセンスの欠如ではなく、「頭の中にある曖昧な感情や思考を、解像度高く分解して構造化する『型』を知らないこと」にあると喝破する。思考を言語化するためのステップとして「感情にラベルを貼って客観視する」「『なぜそう思うのか』を問いかけて深掘りする」「事実と感情を明確に切り分ける」「誰にでも情景が浮かぶ具体的な比喩や数字に変換する」などの実践的な技法を提示。感覚頼みの表現を排し、誰もが自分の意志を正確に伝え、現実を動かす力を手に入れるための再現性の高い言語化メソッドを明快に解説する。
所感・深掘り
「言語化力を磨くとは気の利いた言い回しを覚えることではなく、脳のメモリを浪費させる『漠然としたモヤモヤ』を先回りして言語へと昇華させる『思考の外化と整理の設計』である」という本質を突きつけられ、日頃の内省と意思疎通のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『頭の中で分かっているから大丈夫だ』と言語化を怠る姿勢そのものが、脳に莫大な認知的負荷を強いている」という構造の罠だ。思考や感情を曖昧なまま頭の中に滞留させておくと、思考のメモリは整理のつかない感情の澱(おり)で圧迫され、本質的な判断力や行動力は完全に麻痺してしまう。「自分はいま何を感じ、何を問題視しているのか」を客観的な言葉として紙の上に外化すること。内面のノイズを物理的に削ぎ落とし、思考の輪郭を確定させることこそが、精神的な消耗を防ぎ抜く極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、曖昧な指示や感覚論を排し、誰もが理解できる解像度の高い言葉を手渡す姿勢は、組織を率いる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダーが「いい感じにやってくれ」「気合いで乗り越えろ」と抽象的な言葉で現場を動かそうとすれば、現場には忖度と手戻りが蔓延し、メンバーは「意図を推し量る」という不毛な推測コストで自発的なエネルギーを奪われてしまう。指導者自らが私心を捨て、目的や評価基準を研ぎ澄まされた言葉で言語化し、迷いなく動ける安心感の土台を先回りして差し出すこと。リーダーがブレない言葉の道標を示し続けるからこそ、現場の仲間は安心して自らの役割に没頭でき、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
感覚頼みの表現や頭の中の堂々巡りを捨て、言語化力の型で日々の迷いを削ぎ落とし、明確に定義された言葉の羅針盤を現場の自立へと還元し抜くこと。
日々のコミュニケーションや自己表現に苦手意識を抱えているビジネスパーソンはもちろん、意思疎通と思考整理の解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな理解と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に手元に置いて立ち返るべき表現技術の教科書だ。