あらすじ
革命的クリエイターが、9人の新時代のリーダーたちと、令和を生きる難しさと苦悩、それを乗り越え、成長するヒントを求めた「対話」の時間――。広告界の風雲児と称賛され、「変化と挑戦」を合言葉に令和を疾走する三浦崇宏。怖いものなしで突き進むかのように見える三浦だが、時に悩み、立ち止まることもある。そして、そんな苦悩を乗り越え、成長していくために必要なことは「人との対話」であると言う。SNSにおけるフォロワー数や拡散といった影響力の比べ合いと、メディアとSNSによる炎上文化のせいで「大物にはなりたくないが、何者かにはなりたい」と多くの人が願うようになった。本書では、令和という新時代の気分を体現化するかのような、この中途半端な欲望の正体を探り、変化する社会のもと、それでも「何者かになりたい」と悩む人々に歩み寄る。そのために三浦は「対談」という形式を選び、新時代のリーダーともいうべき9人と対話の時間を持った。「何をしていいかわからない、でも、何かしたければなんでもできる時代に生きている」――令和は素敵な時代だ。(あとがきより)対談相手(くつざわ、山内奏人、佐渡島庸平、カツセマサヒコ、正能茉優、郭晃彰、龍崎翔子、ゆうこす、糸井重里〈登場順〉)
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Posted by ブクログ
GO代表三浦崇宏と10人の対談集。
著者が気鋭の広告クリエイタだけあって、心を揺さぶれる文章を書く。読みやすく、内容も面白かった。
「だれもが自分の人生を生きている」
人は自分の人生しか経験できないが、色んな人の人生観とストーリーを読むことでその一部を味わうことができると最近思う。そしてその事後性の獲得は自分の今と将来にきっと役立つ。
Posted by ブクログ
何者かになりたいけど、今の私ってという状況でこの本を手に取った。
やはり世界に名を残している方達の対談なので、言語化能力が素晴らしく面白かった。
人を好きになることの最大の価値は自分の中に多様性を取り入れられることという一節に惹かれた。
Posted by ブクログ
株式会社GOの代表・三浦崇宏氏と、9人のクリエイターとの対談を集めた一冊。
途中、佐渡島氏との対談で、「たとえ話ができる人は構造を捉えている」、「たとえ話は会話を知的に見せる方法でもある。一回俯瞰して物事の構造を捉えない限り、たとえ話はできない」というくだりがあって、確かになーと納得していたら、最後の対談相手・糸井重里氏がバンバンたとえ話を出しきて、伏線回収された感じ笑。
Posted by ブクログ
結果を出していくうちに仕事を選べるようになる。
何者になれても幸福とは限らない。なぜなら、何者かになるということは周りから求められるということだから。
一生懸命仕事する人→臆病→自分が天才だと思う瞬間と無価値だと思う瞬間の振れ幅の広さと速さ
Posted by ブクログ
誰しも「何者か」になりたいって思ったことはあるのではないでしょうか。
著者と、様々な方面で活躍されている方との対談。知らない方が多かったけれど、それなりに楽しめたかな。
何かを変えてやりたいというよりは、何かが変わってないことが不思議だという考え方。
ぜんぶの頼まれ話を「自分が頼むこと」に変換してみると、考えやすくなる、
という言葉が印象深かったかな。
尊敬する糸井さんとの話も読めたので満足です。
Posted by ブクログ
言語化力の三浦さんと、気になってる人達の対談だったから読んでみた
今では何者かになれてる人たちも、現在進行形で悩んだりしてるんだなぁーと親近感。でもやっぱり、置かれた環境や今の仕事に向き合ってこなしているところはやっぱりプロだし、登りつめた人だなぁと尊敬。
みんな悩んでるから、私もまず目の前のことちゃんとやろうって結論に至った
くつざわさんの葛藤は個人的に凄くしっくりきた。
(頼まれたものをやる、本当のなりたい自分からどんどん離れていった話、とか)
小説など文学に生き方のモデルケースがある、ていう話も共感
カツセさんも好きだから対談嬉しかったし
「独立がカッコイイとは思わない」「日常を生きることでもドラマチック」みたいな目線も嬉しかった
龍崎さんの「飲みに行こうよ」がいいにくいコミュニケーションも共感。結論、意味わかんない飲みはしない
Posted by ブクログ
頼られることはあっても、頼ることができない自分にとっては、それが嬉しいことであり、相手を満足させるためだけでなく、自分への満足を見出せることなのだと学びました!また頼られたときに自分なら頼りたいか?と考えること、本質につながるなと思い心がけたいなと。
単にぼやっと誰かがやってることと違うことをしようとするのではなくて、自分の日々の毎日のこときちんと向き合って先のことに不安になりすぎず生きて行こうと思いました!
Posted by ブクログ
妻になり、母になり、自分は何者なんだ、と悩む時間が増えて、この本を手に取りました。
『私は何のために生きているのか』『私の幸せとは何か』と自問自答する日々の中、本書は成功してるように思える人たちも同じような葛藤を繰り返して日々過ごしているんだと教えてくれました。
その事実だけでも励みになるし、それでも歩みを止めてはならない、行動し続けなくてはならないんだと自分を奮い立たせるきっかけになりました。
本書は、おそらく就活前の若い方達に向けた本かとは思いますが、私のような八方塞がりの大人にも前進するきっかけを与えてくれました。
ただ、対談相手の方の人生観を聞いているはずが、著者の方の思想に偏った結論にまとめられてる感は否めなかったです。