濱野ちひろのレビュー一覧

  • 聖なるズー

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    ネタバレ

    多様性という言葉が広く認識されるようになった昨今、その多様性がどれほどの幅をもってしてそう呼ばれるのか考えさせられました。私はズーフィリアという言葉を著書にて初めて知り、性愛の対象が言語能力の無い動物であるということに非常に驚きました。ゼータの人々の言う「動物が誘ってくる」という言葉への疑念はありつつも、否定も出来ないなと思いました。ノンフィクションならではの臨場感をひしひしと感じました。

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    2022年09月15日
  • 聖なるズー

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    おもしろ半分、興味本位で読んだら痛い目を見る。
    愛とは、セックスとは、人間とは。さまざまなことを考えられる一冊。

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    2022年09月14日
  • 聖なるズー

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    夏休み-17

    しらひなが、【私が読んだ中で一番ロマンチックで愛のことを真摯に考えた本】と推してくれたから、私は手に取れた。
    性暴力を受け続けた著者が、セックスと愛を捉え直すために、ドイツで動物性愛について調査をする。ズーと呼ばれる動物性愛者と寝食を共にしながら、彼らの考えや、それを否定する愛護団体の声や、人間のセックスについても広く耳を傾けながら、考え続けるノンフィクション。
    テーマが衝撃的/未知の世界すぎて、正直読むのが怖かった。(セックスという言葉が出てこないページがない)なんかまだ、自分の言葉で語れないけど、動物の性欲にも目を逸らさず、丸ごと愛す生き方を一貫しているズーたちの言葉が、な

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    2022年08月25日
  • 聖なるズー

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    動物性愛というキーワードに、まずは嫌悪と興味を同時に覚える。が、読むと、筆者のDV被害体験、フェミニズムとは?虐待とは?ありとあらゆる問題についてわからなくなってしまった。大変良いノンフィクションです。是非。

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    2021年10月06日
  • 聖なるズー

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    読み終えて、何かを考えるよりも、

    動物のパーソナリティ、ペットとしての動物の性といった今まで感じ出なかったけれど、あって然るべきことを感じる感覚を研ぎ澄ますように促されていることを感じました。

    動物と人のみならず、人同士の性愛についても新しい視点を提供してくれる作品でありながら、非常に読みやすい作品です。
    作者の短い期間でありながら挑戦的で、未知のコミュニテイへ分け入っていく過程に引き込まれます。

    人のペットに対する子供視がその性を無視するということに、現代のペットに対する違和感を少し説明してもらえた気がします。

    愛における対等性、性愛において言語的同意以前にある意思疎通、、、

    旅行

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    2021年09月08日
  • 聖なるズー

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    まず文章が素晴らしい。
    とても読みやすく、随所に筆者の上品な知性を感じる。

    動物性愛というものの真実を筆者なりに理解し、
    それを誇張無く伝えようとする情熱が伝わってくる。

    この題材を研究テーマにする事自体、かなりの覚悟を必要とするはずだ。研究自体の価値をはなから否定されたり、
    研究者自体が差別的な目で見られたりする可能性があるだろう。

    調査も容易ではなく、社会から批判的な目にさらされるコミュニティの信頼を取り付け、彼らと体当たりで深く交流する筆者の姿勢には神々しささえ感じられた。そこには明らかに研究者以上の思いを感じた。

    ではなぜそれを題材とするのか?

    セックス、セクシュアリティにま

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    2021年08月15日
  • 聖なるズー

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    ネタバレ

    愛ってなんなのか、より一層わからなくなる本だった。私は動物と触れ合う機会はあまりないので、完全に他人事として、興味深く読んだけれど。

    めっちゃ面白かったし、未知との遭遇だったけれど、これはもう生理的に無理という人もいるだろうなと思う。

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    2021年07月14日
  • 聖なるズー

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    あまりにも(私の信頼する界隈からの)評判がいいので電子書籍を購入。
    だけど、やはり内容から購入を決断するまでに多少時間がかかった。それだけで、私の中に大きな偏見があったことが分かる。
    読んでみれば、(少なくともここに紹介される)ズーたちへの間違った偏見はなくなり、それどころか私の中の動物(犬や馬)に対する感情と、バラエティ番組などでの動物の扱いとの間の違和感がスーッと解決されて目から鱗だった。
    こうやって、思いもしなかった考え方をくれる本に出会えると本当に嬉しい。
    自分の中の性的なマイノリティの部分もまた深く考えるきっかけになった。
    また濱野さんの著書が出たら是非読みたい。

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    2021年05月29日
  • 聖なるズー

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    衝撃、とともにものすごく興味深い内容だった

    “動物性愛”

    物心ついたときから家には犬や猫がいて、
    いろんなことを教えられた
    人間の方が優れてるなんてまったく思ったことはない家族であり、兄姉であり、弟妹であり、先生、ともだち、仲間…愛すべき大好きな存在だけど、彼らとセックスをしたいなんて、彼らから快楽を得ようなんて
    一度も思ったことはない

    動物とセックスすること=獣姦、それはおぞましい行為だと思ってきた
    ほとんどの人がそうだと思う

    でも、この本に登場する動物性愛者“ズー”は、大好きな犬とのセックスを崇高な性愛と語る

    ズーたちは、犬たちからの「誘い」がわかるという
    たしかに犬たちにも性欲

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    2021年03月23日
  • 聖なるズー

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    私たちは自分以外を見るのが下手すぎるのかもしれません。人も動物も。もっと向き合わなければ相手のことを知らずただ傷つけてしまうだけかもしれません。

    人間は言葉を持っている。とても便利だけど、それだけを信用していては本当に理解することはできない。表情を視線を動きを匂いをもっと敏感に捉えなければならないと本を読んで私は思いました。

    性交について、愛について考える手助けを『聖なるズー』はしてくれると思います。

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    2021年10月11日
  • 聖なるズー

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    動物と性的関係を持つズー。それだけ聞くとすぐ動物虐待と紐づいてしまうが、実際ズーは動物との対等性を重視し、無理やり関係を迫ることは決してしない。常に動物の動きや気持ちに気を配ることで、動物が性的興奮をしていることを察し、それを受け入れる。私からは考えられない世界だが、ペットに服を着せて去勢をし、永遠の子どもとして扱うのと、対等なパートナーとして関係を築くのと、どちらがノーマルでどちらがアブノーマルなのかは文化の中のみで判断されることで、本当のところは判断できない。価値観が大きく揺さぶられる一冊。

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    2026年01月16日
  • 聖なるズー

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    人間と動物の性愛に関して、当事者の家に泊まり込み,共に生活をしながら執筆をした書籍
    動物も繁殖をする生き物であるから性欲はあるとは思っているが、人間へサックスの誘いをすること、同意して行為に臨むことについては疑問が残る
    巷でLGBTなどの性的マイノリティに関する保護や容認を持つべきという話がある以上、このような人たちに対しても容認すべきかどうかの議論はあって然るべきだと感じた
    コミュニケーションが取れることが必須要件なので対人間のみを対象としているが、例えばAIのような人間ではないがコミュニケーションが取れる存在や人と犬がコミュニケーションをとることができるような補助装置が開発される可能性も多

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    2025年12月31日
  • 聖なるズー

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    動物性愛者という聞いたことのない単語。自分のこれまでの人生では出会った事のない人々、感情の描写に読み進めることに拒否反応が出る部分も多々ある。
    ただ読み進めるうちに、病気・変態という言葉で簡単に終わらせてはならないという気持ちにはなる。
    言葉を持たない動物と愛なんて育めるのかと思いつつ、人間同士も真実かもわからない言葉で愛を育んでいるつもりになっているから同じことか。
    一方、動物は言葉を持たないため、相手側が都合よく感情を汲み取っている可能性が人間同士より高く、ズーがパートナーと間違いなく愛があると考えている点には納得できない。
    動物の意思とは関係なく避妊手術を行う事は自然の摂理に反することと

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    2025年12月29日
  • 無機的な恋人たち

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    そもそも愛とはなんなのか、セックスとはなんなのかという問いに対して、私たちはもっと自由でいて良いのかもしれないということを考えるきっかけをくれる本。

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    2025年11月23日
  • 無機的な恋人たち

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    国内外の等身大人形と暮らす人々に取材しながら愛とは何か、性とは何か、パートナーとは何かを問う。

    ドールを生きた人間のように見なす「ドールの夫」たちと、フェティッシュ的にドールを所有する「オーナー」の違いが興味深い。ドールメーカーは基本的に修理を受け付けていない。だからメンテナンスは自分でするしかない。それには高度な技術が要る。時間もかかる。「夫」が愛はあってもメンテはできないのに対し、「オーナー」は物体として扱うがゆえに綺麗にメンテできる対比が面白かった。

    等身大人形と暮らす人々は現実や社会から逃げているとか、現実の女性に相手にされない負け犬と思われがち。だが実際には違う。彼らは生身の女性

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    2025年11月02日
  • 聖なるズー

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    ネタバレ

    性や生に対する個々の考え方は十人十色で、国の文化や歴史、法律などが密接に関わっていて、ズーの知識への入り口がひらけた気がした。
    でもパーソナリティを大切にすることや、お互いに愛を感じること、そして時には苦悩があることは、どんな性的指向でも何かを愛する限り変わらないことだと感じる。
    マイノリティでもマジョリティでもさほど変わらない気がしてきた。

    暴力性という視点は参考になった。

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    2025年10月17日
  • 聖なるズー

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    動物にも性があるってことを、今まで考えもしなかった。
    ペットとして飼うことはあっても、対等なパートナーとして動物をみたことはなかった。いくら同じ家族だといっても、ペットは子どものような存在、癒してくれる存在でしかない。

    読んでいてうっすら嫌悪を感じてしまったけどそれは、子どもとしての犬を性的な目で見ていると思ったから。でも違う、と読み終えた今では思う。ズーは犬などの動物たちを、私たち人間と等しく尊い存在として認め受け入れている。性的な目で見ているのではなく、彼らの性も含めて丸ごと全てを受けとめる。そこにこちら側の期待の押しつけがないとは言えないし、この本の中では綺麗な部分を選んで描かれている

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    2025年10月15日
  • 聖なるズー

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    動物性愛やその欲望のありかたに対しては、そういうこともあるよなあ、という感覚で、衝撃をうける、という感じはあんまりなかったけれども、性暴力被害の記憶をかかえながら、ズーにラディカルさを期待していたことを省み、パッシブ・パートのズーの主張から読みとれるペニス嫌悪、ゼータのかかげる愛の保守性、動物は裏切らないと信ずる心に見える逃避性、といった点にもめぐらされる著者の揺らぐ視点が、独特の味わいをもたらしていると思った。

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    2025年08月20日
  • 聖なるズー

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    動物性愛についてはそこまで衝撃ではなく、こういう人達もいるよねとすんなり受け入れて読むことができました。それ以上に、動物性愛者が優しい人達なんだなと感じました。

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    2025年08月14日
  • 聖なるズー

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    あまりに衝撃で
    あまりに異種な愛?の形に、誰かとこの本について深く話がしたい
    ここでの感想を見てても、
    作者のいいたいことについて答えてるようなものがみつけられなかった

    獣として、私はペットである愛兎を見ていない
    けど、ズーフィリア程には見ていない
    障害者や患者の性は、同じ人間として思うこともある
    動物に対して、子供視は否めない
    けど、生き物として当然とは思う
    それを制限しようとは思わない
    だって、彼らは逸脱しないから。
    問題なのは、
    ものの見方としての人間の方だと思う
    同様に、
    ズーフィリアを否定はしないがそこまでする必要があるのかと思う
    動物も人間も気に入ったら、
    心許すのは普通だろう

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    2025年07月21日