吉田豪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
プロインタビュアーの吉田豪氏のインタビューの心得をかいた一冊。
読んでみて相手の懐に飛び込んでギリギリの情報を得るためには綿密な下調べと常識をもって誠意をもってインタビューに挑むことが大事ということがわかりました。
本書の中ではプロレスやアイドルの話が多く、下世話なエピソードも多いのですが、芸能人の素顔や裏顔にまつわる裏話が満載で前田敦子などのメディアでは見れない顔やタモさんの会話術の変化なども書いていたり新しい発見の多い一冊だとも感じました。
特に江頭さんと古舘さんの話は面白かったです。
また氏の森元首相やさんまさんへの思いなどを書いてる一方で同業者をdisるあたりも面白かったです。
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Posted by ブクログ
豪さんがさんまさんだけをインタビューした本が出る布石になっていくのかなと読み終わって思ったり。
ターザンさんみたいにならないために一般的な教養は天才か異才じゃなければ絶対に必要という当たり前なことも再確認させてくれる読みやすい一冊でした。
踏み込みすぎても出せなかったり取材相手と距離や趣味が近いのも実は表にでなかったりと不思議な世界ではあるのだな、まあ人間なんてめんどくさいし関係性や事務所とか会社っていう組織があればどうしようもないんだろうなあ。
酒飲みながらマネージャーもなしに鬱列伝でユースケ・サンタマリアさんが豪さんの取材を受けていたのはよくわかった。 -
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Posted by ブクログ
もう一周忌。プロレスをこれまでも語ってきた論者たちの一年遅れの弔辞集です。ターザン山本の「プロレスについて考えることは喜びである。」というキャッチフレーズは大嘘だ、って言い放ち「猪木について考えることは喜びである。」とヤバすぎるエピソード連発する遅れてきた猪木ファン吉田豪。日本が世界に誇る三大偉人として空海と宮沢賢治と猪木と並べる妄想マックス夢枕獏。猪木を1000万人に通じる言葉を求めた人として、村上春樹の横に置くアカデミズム松原隆一郎。久々のターザン節がなんとなく旬じゃない感じのターザン山本。猪木、たけしだけじゃなく、村松友視、古舘伊知郎、ターザン山本に洗脳されまくりの人生突き進み、そして傷