あらすじ
月刊誌『BUBKA』に掲載された人気連載がついに一冊の本になりました! プロインタビュアー吉田豪による超大物プロレスラーのインタビュー集。プロレスが最もアツかった時代を闘いぬいたレスラーの壮絶なエピソードが満載! 雑誌掲載時よりも大幅に加筆した決定版です。巻末には著者による取材秘話も収録。「プロレス者」もそうでない者も、読めば心にガツンと響く濃厚格闘人生譚!!
【出演レスラー】
天龍源一郎「俺みたいな生き方、するモンじゃないよ」/武藤敬司「いま、あえて言うプロレスLOVE」/蝶野正洋「レスラーはリング上の職人です」藤波辰爾「どんなに怒っても、お腹はすくんだよね」/ドン荒川「冗談で試合はできない。いつも真剣勝負(笑)」/藤原喜明「ナメられたら終わり。ジャンケンでも負けるな」/山崎一夫「常識人? う~ん、どうなんですかねぇ」船木誠勝「一回壊さないと新しいものは作れない」/鈴木みのる「ガキが簡単に『ガチで』って言うとイラつくんです」/宮戸優光「プロレスというものは強さが一番ですから」/鈴木健「他団体とはガチンコでやるのが絶対正しい」/菊田早苗 「プロレス界のスターになりたかった」/大仁田厚「引退試合は電流爆破って決めてんだ」/ミスター・ポーゴ「怖いものはお化け。好きな映画は『ゴースト』」/マサ斎藤「いつだってGo for broke」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
吉田豪さんがBUBKAで連載している、プロレスラーにインタビューした記事をまとめたもの。
これは、まさにインタビュー形式のプロレス!
吉田さんを相手にレスラーが生き生きと語っている姿は、プロレス専門誌ではあんまり見られません。
そのトークのおもしろさもさることながら、過去を振り返った懺悔や暴露があっても、決してレスラーの魅力を損なわない、むしろ魅力が引き出されているのがよく伝わってきます。
また、コレを読むと当時のUインターやSWSへの見方が、かなり変わってくるのではないでしょうか。
収録されているメンバー的にも、かつてこの世代のレスラーに思い入れがある方なら絶対にオススメです。
巻末にあった、未収録インタビューもぜひ刊行してほしいです。
Posted by ブクログ
昭和の一言で片づけるのは乱暴すぎますが、幻想だけではないリアルなレスラーの姿を垣間見ました。自分の通ってきた道だけに新日本とUWFの選手のインタビューを楽しみにしていたんですが、最もおもしろかったのは荒川さんとかポーゴとかでした。でもみんな愛すべきレスラーバカです。そして吉田豪さんはやっぱり紙プロやBURRN!での印象が強いせいか、レスラーのインタビューがやっぱり一番好きです。
Posted by ブクログ
特にU系のインタビューは面白い。発掘される情報に未だ需要があるからだろう。もちろんインタビュー時点でもう10年代なので、高橋本云々言うまでもなく当たり前なのだろうが、結構みなしゃべった印象。インタビュアーが吉田豪氏なので、そのこと自体がハードルを上げてしまい、ある程度微妙な証言、越えた情報をださなければインタビュイーのプライドが許さないのかもしれない、と感じた。
鈴木が、菅原戦のことを当時の広まった解説とは違った形で自ら語っているのが興味深い。
Posted by ブクログ
菊田早苗さんのインタビューは毎回確実に面白くてここでもとても面白かった。行動が面白いのと、言動に歯止めがあまりないのが最高だ。鈴木健さんのインタビューも素晴らしかった。ミスター・ポーゴさんが実は柔道の猛者で新日道場で山本小鉄に決められなくて嫌われ、「柔道時代に比べれば新日の練習なんて屁のカッパ」と発言しており、木村政彦の伝記を読んだ後だと、そのすごさがなんとなく計り知れる。
Posted by ブクログ
まぁ知ってる内容もあるし、あっそうだったんだというのもあるし、特にUWFに関しては前田さん以外のキーパーソン押さえてるから、今どう思ってるかみたいなのわかって面白かった。後は、天龍さんとか武藤さん、蝶野さんなんかのも面白かった。流石吉田豪といった感じ。
Posted by ブクログ
サブカルライターとして有名な吉田豪による、一時代を築いたレスラーのインタビュー集。
吉田豪ならではの突っ込みと、それに対して臆することなく答える選手の応酬が面白かった。
Posted by ブクログ
圧倒的な下調べで、プロレスファンなら知っていることからプライベートまで聞き出してくれる。
リングスファンだったから安生が嫌いだったが、今は心配でならない。