吉田豪のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
プロインタビュアーで書評家でもある著者が、動画配信サイト猫舌SHOWROOMで行っている対談番組「豪の部屋」の文字おこし版。
帯には「映像あるのにわざわざ文字にしてみました!!」が活字好きの著者らしくて(笑)。
対談相手は、
上坂すみれ
西井万理那
中島愛
大森靖子
夢眠ねむ
長月翠
眉村ちあき
和田彩花
古川未鈴
頓知気さきな
東理紗
とごく一部をの人を除いて、ほとんど一般的には無名の人たちばかり。私も本書で初めて知った人が2人ほどいた。
それでも一冊の本になって出版できるところは、吉田豪の実力ということころか、あるいは吉田豪好きであれば、当然これらの対談相手も知っているであろうとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ吉田豪さんからこの連載でインタビューをしていただいた後に読み非常に後悔した。というのも、インタビューの時は記憶が非常にあやふやでこの本を読んでいて呼び覚まされることが多々あり、もっといろいろお伝えできた。
最初にガツンと来たのは新潟爆音娘。で、これは大変なことが起こっていると最初に行った公式のイベントは新潟でのメロン記念日の『香水』の発売イベントだ。CDを買うとライブが見れて、斉藤瞳さんの地元でもあったせいか『香水』を2回歌っていた。その後握手会があったのだけど、ライブ会場から遠い三越で、確か2月か3月で雪が降っていて万代橋を渡るのが嫌で行かなかった。握手したいと思わなかったのだが、この -
Posted by ブクログ
20210425
これはボクの持論なのだが、つまらない人生を送っている輩は、原稿に己の近況なんか決して書いてはならないのである。自分のつまらなさを世間にアピールしてどうするつもりなのか。
ボクが某誌に毎月近況を書いていたときには、近況を書くためにわざわざ行動をしていたものだ。「それだけの覚悟を持って近況を書け」と、近況にうるさいボクは言いたい。近況のためなら、新間ジュニアの膝蹴りだって受けてみせるだけの心意気が必要なのである。
p.15(『B級レスラーってこんなやつ全集』大沼孝次&高円寺カス漬け軍団 書評)
紙プロ本誌で上記の連載第一回を読んだときの衝撃はよく覚えている。びびった。 -
Posted by ブクログ
プロインタビュワ-で書評家である吉田豪(以下「豪ちゃん」)のインタビュー集「人間コク宝」シリーズ第7弾。
今回もコクのある方々ばかり18人の濃厚なインタビューが、小さい級数の文字で上下2段組み、300ページ越えという、途中でゲップが出るレベルのボリュームでギッシリと詰まっている。
ちなみに、インタビューを受けている18人は以下の通り。
前田五郎/敏いとう/上條英男/ハーリー木村/つのだ☆ひろ/田代タツヤ/竹熊健太郎/シルク/美勇士/HIRO/木下盛隆/香山リカ/みうな/手島優/坂口杏里/川田利明/高野政所/クールス佐藤秀光/谷隼人
1/3くらいは本書で版締めて知る人だったので、豪ちゃん -
Posted by ブクログ
8月から読み始めてようやく読み終えたので2か月ちょっと掛かった。夏だったのがすっかり秋だ。かつて本屋さんで見かけていたけどあまりの分厚さで手を出さずにいた小島一志さんの空手本は、本当に読まなくてよかった。吉田さんに読んでもらってよかったとしか思えない。150冊近く紹介された本の中で読んだことがあったのは5冊。前から気になっていて改めてやっぱり読みたいと思った本は『1964年のジャイアント馬場』『真説・長州力』、どっちも世評の高い本。本の紹介とともに、紙プロ関係の皆さんの行方と格闘技界の盛衰、吉田さんの出世ぶりが伝わる。吉田さんが格闘技の大会や試合などもフォローしていたことが意外だ。
-
Posted by ブクログ
あんなに大好きだったプロレス語りにのめり込めなくなったのは週刊ファイトが廃刊になった辺りから。それが2006年なので、2005年から去年までのプロレス本、格闘技本についての書評をまとめたこの本は、自分がどんどんプロレスから離れながら、でもついつい気になっている、そんな時間を思い出させてくれました。ここに出てくる本、結構読んだよなぁ…コンビニで雑誌のラックに置いてあるムック型の暴露本、買ってしまっていたっけ…その内容の薄さとマイナスのオーラにもう買わないぞ、と思いながら、また手を出して、の繰り返し。プロレスから総合格闘技への移行のカオスの中で、自分のように成仏できないファンと、メディアが減り仕事
-
Posted by ブクログ
22人のノンジャンルで濃厚な人物をプロ・インタビュアー吉田豪が深掘りする対談集。自分の興味の対象外だった人物も一気に内面に切り込むスタイルで引き込まれ、十分抉りだされたはずなのに最後には自分でもその人をディグ(掘る)したくなる。それまでもやもやと思いながらもハッキリと形を結ばなかった数々の「感情」を言語化してくれた1冊。個人的にベスト3インタビューは「戦慄かなの」「UZI」「姫野たま」もちろん知らなかった3人。懇切丁寧な注釈が同ページに書かれているので、わからないワードが出てきても安心&尚且つクドすぎない注釈なのでディグり甲斐もある。今後の人生に役立つかはわかりませんが、確実に貴方の手札は増え
-
Posted by ブクログ
多くのディープな人をインタビューしてきた吉田豪が、その経験をもとに書いたインタビュー術。一応「インタビュー術」らしい見出しはついているけれども、実際はインタビューの裏話といったところか。ともあれ内容は面白いし、そこから何かしらの教訓は読み取れると思う。たとえばこんなところ。
◼️p40 ボクはむしろ取材中にその手の知っている話が出てきたときは、「ああ、その話、ボクも大好きなんですよ」とリアクションすることで、「そのエピソードは面白いんですけど有名なので、今回はもっと深い話をしましょう!」と無言で訴え掛ける。その結果、全く知らない面白い話が出てきたとき、初めて「えーっ!それ本当ですか!」と大き -
Posted by ブクログ
吉田豪さんがBUBKAで連載している、プロレスラーにインタビューした記事をまとめたもの。
これは、まさにインタビュー形式のプロレス!
吉田さんを相手にレスラーが生き生きと語っている姿は、プロレス専門誌ではあんまり見られません。
そのトークのおもしろさもさることながら、過去を振り返った懺悔や暴露があっても、決してレスラーの魅力を損なわない、むしろ魅力が引き出されているのがよく伝わってきます。
また、コレを読むと当時のUインターやSWSへの見方が、かなり変わってくるのではないでしょうか。
収録されているメンバー的にも、かつてこの世代のレスラーに思い入れがある方なら絶対にオススメです。
巻末にあった