【感想・ネタバレ】帰ってきた人間コク宝のレビュー

あらすじ

誰よりも本人に詳しいインタビュアーが知られざる半生を掘り下げる!ラッパー、アイドル、漫画家、オタク、前科者...全員人生濃厚。『帰ってきた人間コク宝』

Zeebra「藤子不二雄と名のつくものは全部ぐらい読んだ」
森下恵理「中森明菜さんが絡んできた後半2年はキツかったですね」
すぎむらしんいち「…最近、毎日飲むようになっちゃってマズいな。身内に死んだヤツいますから」
漢a.k.a.GAMI「リアルは暴力だけじゃない」
小林清美「反対車線に停まってても事故らないのは、UFOを見たあの日以来なんです」
UZI「(祖父の許斐氏利は)アヘンのルートをゲトッて、それでだいぶ財を築いたっぽいです」
テレンス・リー「女性問題の次はどの線がいいかな」
絵恋ちゃん「ガチ恋にするのが仕事だぐらいに思ってたら、一時期ちょっとヤバいお客さんばかりになっちゃった」
姫乃たま「私はもともと鬱傾向なのと、人間関係を積み上げていくのが苦手」
茜さや「いろいろあって、グラビアってこんな業界なんだってちょっとわかってきた」
小田原ドラゴン「ロリコンっていうか、おっぱい大きくて若い子が好き」
相原コージ「みんなもっとオナニーのこと描けよ!」
西田藍「ふつうがよかったなっていまでも思います」
伊藤麻希「伊藤は俳優とは絶対付き合わないです!」
畑中葉子「いまのAV業界のことを聞くと、(第一プロ時代と)同じじゃんこれって」
FUCK ON THE BEACH・ツヨッシー「俺、アイドルのマ●コ見たことありますよ」
呂布カルマ「やっぱり青山ひかるがぶっちぎりで篠崎愛を抜いたら、あとは紺野栞、鈴木ふみ奈、片岡沙耶、和地つかさ、平嶋夏海、桐山瑠衣」
戦慄かなの「少年院送りが決まった時点でパニックになって倒れた(笑)」
MC仁義 a.k.a. GERU-C閣下「僕らが一番手で、帰れコールでビール飛んできて、チャーミーとS×O×Bのトッツァンがバーッと出てきて、『おまえら何してんや!』みたいな」
ギュウゾウ「応援団もおもしろかったですね 右翼団体も楽しかったんですよ」
浅野いにお「デリヘルは楽しかった」
泰葉「中村勘三郎さんが生前、『日本で初めてテレビでラップやったのは泰葉だよ』って」
あとがきにかえて 吉田豪逆インタビュー 聞き手・構成/姫乃たま

吉田豪(ヨシダゴウ)
1970年、東京生まれ。プロインタビュアーにしてプロ書評家。専門高校卒業後、編集プロダクションを経て、今はなき『紙のプロレス』に参加。そこでのインタビューのまとめ記事などが評判となり、多方面で執筆を開始する。タレント本収集家としても有名で、インタビューは資料を駆使した徹底的な事前取材のもとに行われる。雑誌・新聞などの活字媒体に限らず、テレビ、ラジオ、ネットから各種イベントまで多彩な活動を続けている。共著書、監修本も多数。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

22人のノンジャンルで濃厚な人物をプロ・インタビュアー吉田豪が深掘りする対談集。自分の興味の対象外だった人物も一気に内面に切り込むスタイルで引き込まれ、十分抉りだされたはずなのに最後には自分でもその人をディグ(掘る)したくなる。それまでもやもやと思いながらもハッキリと形を結ばなかった数々の「感情」を言語化してくれた1冊。個人的にベスト3インタビューは「戦慄かなの」「UZI」「姫野たま」もちろん知らなかった3人。懇切丁寧な注釈が同ページに書かれているので、わからないワードが出てきても安心&尚且つクドすぎない注釈なのでディグり甲斐もある。今後の人生に役立つかはわかりませんが、確実に貴方の手札は増えます!マストバイ!

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2018年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 すさんだ地下アイドルや更に下にあるという地底アイドルと物騒なラッパーとちょっと前の平和な漫画家インタビューが重なり合っていて濃厚だった。すぎむらしんいちさんが長谷川和彦監督の連合赤軍を漫画にしていた可能性があったことに歴史のifを感じる。西田藍さんが宮台真司さんをうざくてきもいと断じているところに驚いた。オレなんか当時「頭のいい人は言うことが違う!」と平伏していたのに、すごい。でもなんで今頃そんな古い論に触れているのだろう?

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2018年05月23日

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