佐竹笙のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
魔物に襲われ家族を失ったエリオは天才と名高い討伐士・ヴァレンテに助けられる。魔術を教えて欲しいと懇願するエリオに、ヴァレンテは蝋燭に火を灯せたら弟子にすると約束し、エリオは見事に成功させる。先生と一緒に魔物を倒したいと夢を描くエリオだったが、家族を失った悲しみと魔物への恐怖は簡単には癒えない。ヴァレンテは「俺が守る」と震えるエリオを抱きしめ、自身も初恋の人を魔物に殺されたと告白する。エリオは強く優しいヴァレンテへの想いを自覚するが…?
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ストーリーの完全度:高い
トーン:せつない・シリアス
エロ度:普通
萌え度:高い
総合評価:★5.0
めちゃくちゃ面白かったです。表紙 -
購入済み
面白かった
志遠がとにかく健気で、がんばり屋で好感が持てました。さまざまな出来事や葛藤を乗り越えて、結ばれた2人。種族も身分も違いますが、幸せになって欲しいです。
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ネタバレ 購入済み
シリアスかと思えば
作者買いです。強面陛下がツンツンしている間はとてもシリアスでしたが、段々受けに惹かれていくようになると漫画チックになってきて面白かったです。特にハートに矢がトスッと刺さった後の表現!(ネタバレマークはしていますが、面白すぎるので控えます)
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購入済み
ターレグは人間不信なのに他人のことをよく見ていて感心しました。レオナ以外に対しては。レオナはターレグがこれまで出会ったことがないタイプの人間だったようですね。だんだんレオナに惹かれていくのに素直になれない様子が丁寧に描かれていて、面白かったです。
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Posted by ブクログ
人間不信攻がピュアな知的疾患もち受にほだされちゃうお話。
過去読んだ(別作家ですが)砂原さんのイノセンスを少し思い出しました。
この作者さん読むの2冊目。
最初に読んだのもタイトルで甘々溺愛期待してたら意外に込んだ話でしたが、こちらも同じく。陰謀好きな作者さんという印象。
おもしろかったのですが、甘々を期待している疲れた頭では処理しきれない…
一つモヤっときたのは、あとがきでの特典SSへの言及。
時期的にも店舗的にも何もついていないものを購入したのは自分なのでそれは後悔していないのですが、このように言及されると見せびらかしをうけているような変なイラっと感がありました。 -
購入済み
こういうの好き!
不憫な受けが幸せになる話大好きです!
レオナには発達障害があって、自国でバカにされ貶められて他国に人質に出されますが、抑圧のない他国で好きなことに没頭します
また皇帝であるタールグは、他人は使えるか使えないかで判断し、計算高く冷徹で、その上自己愛もない寂しい人間
その2人がお互いに影響を与えて自己肯定し、自分らしさとかけがえのない相手を手に入れたという感じかな
ただ、最後があまりにあっさりしすぎてて、ちょっと尻すぼみ感が残念です
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購入済み
意外とあっさり
内容は結構ハードな気がするけど、わりとあっさりしててちょっと拍子抜けだった
最初の方は志遠が空腹で汚れ仕事をやらされていたり、あばらやで寝起きさせられたりと、痛々しさに今後の展開を期待したけど、後半端折ったようにあれよあれよという感じで解決してしまった感がある
ハッピーエンドでいいんだけど、いまいち深さが足らなかったかな
根源の英凱と青蓮の話がわからないのもしっくりこない要因かも
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Posted by ブクログ
ネタバレ受が独特の世界観を持った子だけどその描写の仕方が良かった。攻に会って言葉を交わしてから受の中の世界が変化していく心情の変化がとても良い。
受と攻の両視点を細かく交互に描かれているので攻の誰も信用出来ない冷徹な人間のようでとても不器用な人間性もわかるし、お互いの想いが強くなっていく様子もわかるのでこの文章の形とても好きだなと思った。
あと、攻は臆病で自分から好意を言葉になかなか出来ないけど受は物凄くストレートに思ったことをそのまま言葉にするのが可愛い。
最後の書き下ろしSSの攻がエロオヤジみたいなこと言ってたのはちょっとギャップありすぎて面白かった。 -
購入済み
よかった
良い言葉がところどころにあって、深く共感しました。他作品にも良い言葉があって、はっとすることがありました。なので今回この本も読んでみました。なんとなく感じていたことを言葉にして見ることで、整理された思いがしました。読んでよかったとおもいます。
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ネタバレ 購入済み
おまけが凄まじい
国の覇王×謀略により継承権を奪われた第二王子
初読みの作家さんでした。
読み書きが苦手であるがゆえに存在を軽んじられてきた王子が、人質として赴いた国で自信を取り戻して幸せになるお話です。
受け攻め両視点。
最後はデロデロに溺愛されますが、政治的な話もがっつり絡みながら話しが進むため堅い印象。緊迫感が半端ない。ふたりはわりと初期段階から好感を持ちますが、攻めからすると相手はスパイ疑惑のある人質、受けからするといつ殺されるか母国を滅ぼしに行くかわからない帝王。まったく逆の世界で生きてきた2人は上手に想いを交わすことができません。緊張しながらじれじれするという、なかなか不思議な感じ…?
それと