佐竹笙のレビュー一覧
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めちゃくちゃ良かった。ADHDやら識字障害のある人質の王子の主人公と、隣国の皇帝。裏表のない主人公と皇帝の腹の探り合いと主人公の祖国との外交。主人公も障害はあるけどかなり優秀で純粋無垢な人質に絆される皇帝っていう単純な話ではないところが読み応えあった。シナリオ自体はよくある話だけどちゃんと人間を描い...続きを読むPosted by ブクログ
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不憫な受けが幸せになる話大好きです!
レオナには発達障害があって、自国でバカにされ貶められて他国に人質に出されますが、抑圧のない他国で好きなことに没頭します
また皇帝であるタールグは、他人は使えるか使えないかで判断し、計算高く冷徹で、その上自己愛もない寂しい人間
その2人がお互いに影響を与えて自己肯...続きを読む -
内容は結構ハードな気がするけど、わりとあっさりしててちょっと拍子抜けだった
最初の方は志遠が空腹で汚れ仕事をやらされていたり、あばらやで寝起きさせられたりと、痛々しさに今後の展開を期待したけど、後半端折ったようにあれよあれよという感じで解決してしまった感がある
ハッピーエンドでいいんだけど、いまいち...続きを読む -
受が独特の世界観を持った子だけどその描写の仕方が良かった。攻に会って言葉を交わしてから受の中の世界が変化していく心情の変化がとても良い。
受と攻の両視点を細かく交互に描かれているので攻の誰も信用出来ない冷徹な人間のようでとても不器用な人間性もわかるし、お互いの想いが強くなっていく様子もわかるのでこの...続きを読むPosted by ブクログ -
良い言葉がところどころにあって、深く共感しました。他作品にも良い言葉があって、はっとすることがありました。なので今回この本も読んでみました。なんとなく感じていたことを言葉にして見ることで、整理された思いがしました。読んでよかったとおもいます。
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国の覇王×謀略により継承権を奪われた第二王子
初読みの作家さんでした。
読み書きが苦手であるがゆえに存在を軽んじられてきた王子が、人質として赴いた国で自信を取り戻して幸せになるお話です。
受け攻め両視点。
最後はデロデロに溺愛されますが、政治的な話もがっつり絡みながら話しが進むため堅い印象。緊迫...続きを読む -
いや〜面白い!父や異母兄に虐げられ、見返すため頑張るレフ!気性の激しいベルクトに熱烈歓迎され空から落とされそうになっても、決してやられっぱなしにならないレフに好感。ゼインもカッコいいし、話の展開も早く一気に読めます。
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人外?×人のお話。人外というほどの差はないかもしれないけど、羽のあるでかめの人と気が強い受けとの攻防といったところ。受けは芯が強くちょっと短気な描写がいくつかあって、でも攻めの翼有り人間君が器がでかいからポメラニアンが大型犬にキャンキャン言うてる所を想像してしまいます。最後の甘々もごちそうさんです。...続きを読む
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あとがきでもありましたが、
単行本になっていない作品のスピンオフ的な立場の本作。
よって世界観もすごくしっかりしていて面白いです。
気位の高い攻めと健気受けのカップリングですが、攻めが速攻落とされるのも見物です -
天馬の領域に迷い込んだ天狼の志遠。引き取ってくれた青流のことを最初は怖がっているように見えたけど、好きになってからは、とにかく迷惑をかけないようにしようと必死になる。
お互いのことを大切に思っているのに、立場の違いで大切にできないのは悲しかったけれど、何がなんでも守りたい人に出会えたのは幸せかも。志...続きを読むPosted by ブクログ -
隣国王子レオナくんと皇帝タールグさんがハピエンになるまでのお話。
とても良い設定だしキャラも魅力的なのに、後半になるほど表現が薄くなりまるであらすじを読まされている気分でした。書籍化に当たり事情はイロイロあるのでしょうが、非常に勿体無い扱いだと存じます。
倍の文字数にして、タールグさんの義妹の...続きを読む -
試し読み部分の雰囲気と本編後半の印象が違うので戸惑いました。後半の展開が駆け足で進む感じで、壮大な物語の粗筋を読んでいる印象でした。
レオナが祖国で冷遇されていた事情や政治的なあれこれは説明が不十分で、なんとなく不完全燃焼感があります。無垢なレオナと疑心暗鬼の塊のようだったタールグが気持ちを通わせて...続きを読む -
終盤に受けや攻めの本当の生い立ちが、ある人物らの説明口調での話から明らかになるのですが、主語がどこにあるのか分かりづらく納得はできなかったけど面倒なので先を読んでいく…ということになりクライマックスだというのにちょっと飛ばし読み。
攻めの口調や行動からどうしても黒髪でがっしりした体格の偉丈夫を...続きを読む -
鳥人間と人間が住む
独特な世界観。
面白かったんですが
もう少し波乱が欲しかったかな?
二人の関係は、ゼインが尽くしっぱなし
な気がして、良いのか?それで?って
思ってしまった。
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総合評価:★3.8
最初の方が一番面白かったです。特にベルクトにからかわれた受けが怒ってやり返すところが最高に良かったです。見た目は美人で大人しそうなのに、ちょっと短気なんですよね(笑)
でも、根性があって壁にぶつかってもめげない様子に好感が持てました。個性の塊のようなベルクト達をまとめていく様子も...続きを読むPosted by ブクログ -
美しい竜が飛び交う世界の壮大なストーリーでしたが、重すぎず軽すぎず読めました。
ただ、設定やストーリーにひっかかるところがり、読後スッキリしませんでした。
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家族のために竜を傷つけてしまったことを後悔しているリク。アルヴィンに嫌われたくなくて「自分の体質」のことを言えないのは、ひとりぼっちの寂しさを知ってるリクにとっては仕方がない気もした。自分が常識と思っていたこととの違いでリクとアルヴィンの間ですれ違いはあるけれど、お互いを大切に思っているのは同じ。ち...続きを読むPosted by ブクログ