河岡義裕のレビュー一覧

  • ネオウイルス学

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    生命科学から新型コロナウイルスに興味を抱き、ウイルス学に到達した。ウイルスについて、様々な人に知って欲しい。そういう人にオススメの1冊。ウイルスの見方が変わります。将来、ウイルスをコントロールして、病気を治したり、ダイエットできたり、精神を安定させたり、何か凄いことが起きるかもしれないなと思います。

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    2024年09月11日
  • ネオウイルス学

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    読むのに時間がとてもかかった。
    もう若くないなーと痛感した一冊、もう少し若い頃ならばこれくらい興味深い内容ならば、一気読みも楽々出来たのに……
    まあ、そんな愚痴は別として、これは素晴らしい良書だった。以前から見かけていて、一読したいなあと思っていた一冊だったわけだけれど、今回満を持す感じで読めました。科学の世界はどんどこ進んでいるので、ちょっと目を離すと新しい知見が出てくるわけですが、この本は特にそれを顕著に感じました。
    20名の科学者が自分の研究を紹介していくという構成で、本文が約P300ですから、ざっとひとりあたり15頁前後の配分なのですけれども……それが、ものすごく濃い。
    面白い!
    発行

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    2024年05月12日
  • 新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」

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    ウイルス学の権威 東大医科研の河岡教授への対談本。
    面白い。
    分かっていることと分かっていないことを、冷静に解説してくれているので、こういう本が重要。マスコミは煽るだけで役に立たないので、今は自分で知識を身につけな、と思わせてもらました。
    正しく恐れて、ストレスなく、日常生活を送りたいものです。
    リバース・ジェネティクスによる、ウイルスの人工合成はすごい技術だ。

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    2020年09月05日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    インフルエンザの権威がまとめたインフルエンザについてわかる一冊。医学は全くの門外漢ながらすいすい読み進めることができ、非常に読みやすい。

    よくニュースで香港型とかソ連型とか、HxNx型とかいうが、それが何を指すのかも全然わかっていなかったが、この一冊でそれが意味するところを理解できる。
    鳥や豚のインフルエンザがなぜヒトに感染するのかも解るし、とりあえず予防接種は受けたほうがいいと思った。

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    2014年09月15日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    2009年のインフルエンザのパンデミックの恐れがあったときに出版された本。

    当時多くの書籍が、インフルエンザウイルスを防ぐハウツーの本多かった中、本書はウイルスと免疫の関係、ウイルスの増殖やタミフルなどの薬の仕組みなお、ブルーバックスらしく原理等を明らかにして、対策を提示している。

    今回のH1N1型、非常に怖いといわれている鳥インフルエンザのH5N1型などの違いや現在の医学の2009年時点での最前線がわかった。高校生物程度の基礎知識は必要だが、逆に言えば、基礎知識をもったうえで、ウイルスの原理原則がわかれば対策もとりやすいと思う。類書に比べて難しいが、読むことができれば非常に有益な本になる

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    2013年04月01日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    [ 内容 ]
    21世紀のパンデミック(世界的大流行)が突如発生、ウイルスは瞬く間に世界に伝播した。
    はたして新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか。
    ロベルト・コッホ賞を受賞した世界的権威らが、最新の研究成果をもとに、インフルエンザウイルスにまつわるさまざまなミステリーを解き明かす。

    [ 目次 ]
    第1章 パンデミック発生!
    第2章 インフルエンザウイルスはどのように感染するのか?
    第3章 「種の壁」を越えた感染はなぜ起きるのか?
    第4章 ウイルスの病原性が突如強まるのはなぜか?
    第5章 H5N1亜型ウイルスがパンデミックを起こす可能性はあるのか?
    第6章 スペイン風邪は、なぜ史上最悪の被害

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    2010年05月24日
  • ネオウイルス学

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    ウイルスについて様々な生物学者が分析した一冊。

    コロナ禍の最中でありながら、ウイルスに対して中立的な姿勢には感銘を受けた。

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    2025年05月10日
  • ネオウイルス学

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    ウイルスそのものだけでなく、地球環境の中で果たしている役割についての研究が進んでいるのですね。内容も興味深いですが、ウイルスオタク(失礼)が早口で自己紹介しているかのような構成に好感が持てます。

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    2022年12月26日
  • ネオウイルス学

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    実用性というところから、病原体としての側面からの研究に偏っていたウイルスに対し、生態系における存在意義等、これまでと違う側面の研究をする「ネオウイルス学」の研究者の方々の本。

    それぞれの筆者が自身のバックグラウンドや研究、これからやりたいことについて、一般に向けて分かるレベルで記されていて、新型コロナウイルス等で報道されることだけでなくウイルスというものの全体像をざっくり知れる。

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    2021年10月10日
  • ウイルスVS人類

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    シンパシーとは寄り添うこと、エンパシィは思いやり、他者の気持ちを推し量って配慮し行動すると言う意味、忖度、昨今先回り服従と言う悪いスティグマがついてしまった。
    小説を読んで、主人公に共感しました、本当の読書とは言い難い。自分とは異なる立場の人の心情も理解できて初めて読書体験は豊かになる。
    ジャックアタリ氏の利他の精神、エンパシィによる他者理解の精神、利他主義は合理的利己主義に他なりません。自らが感染の脅威にさらされないためには、他人の感染を確実に防ぐ必要がある。私はしばしば利己的でありながら利他的にもなれる、
    合理的な利他主義、希望を持って最善を尽くして生きる。楽観主義ではなくポジティブに考え

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    2020年12月10日
  • 新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」

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    ネタバレ

    <目次>
    まえがき
    第1章  新型コロナウイルスの研究最前線
    第2章  ウイルスと共に生きる
    第3章  ウイルスと私

    <内容>
    世界的なウイルス学の権威、河岡先生の話を、ノンフィクションライター河合香織氏が聞き書きをしたもの。大変分かりやすく、コロナウイルスの何が怖く、何をしてはいけないのか、大変分かりやすい。その後の状況などから、「コロナウイルスが季節性があるかもしれない」などは、外れている可能性があるが(8月に第2波が来ているので)、第2章はよく参考になるし、マスコミのもしくはネット上の情報が、如何に杜撰かもよくわかるので、冷静になることができる。研究者なので、大胆な踏み込みはないが、コ

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    2020年09月07日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    ネタバレ

    病原性の違いは、「ウイルスが増殖できる臓器の種類と増殖速度の違い」なんだって。強力な毒をもってるわけじゃないんだ。

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    2011年10月28日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    2009年秋に日本で爆発的に流行った新型インフルエンザは春になってめっきり患者数が減ったようだが今後どうなるのか気になる。このまま収束に向かうのか。今までやってきていた季節性のインフルエンザはどうなったのか。ロベルト・コッホ賞を受賞した著者が書き下ろしたので難しいところも多々あったがためになり読み応えがあった。

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    2010年04月17日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    新型インフルエンザの流行が懸念されるこの頃。

    本書はインフルエンザ基礎研究の第一人者の一人が、一般向けに新型インフルエンザやインフルエンザ一般についてわかりやすくまとめたもの。
    最新の研究結果も、理解しやすいストーリーとともに提供している。
    Natureを初めとして、トップクラスの雑誌に多くの論文を発表し、多忙を極めているに違いない著者、河岡義裕氏。実際にまとめたのは、研究室の堀本研子氏であり、ブルーバックスの編集者であるとのことだが、「新型インフルエンザは季節性インフルエンザと同程度にしか怖くない」という世評に警鐘を鳴らそうとの本書の意図は意義深い。
    図版も豊富だし、インフルエンザについて

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    2013年04月26日
  • ネオウイルス学

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    評価3.5て感じです。コロナ禍で変にバイアスのかかったりウイルスを擬人化する文章が多いなか、本書は淡々と書かれています。惜しいのは一編一編が短いのでぶつ切り感は否めないのですが全ボリュームの制約ではいたしかたないかな。

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    2021年06月05日
  • ウイルスVS人類

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    これもやっぱ、書店で平積みされている時点で目を通すべき内容だな。今となっては、その後がはっきりと分かっているだけに、目新しい内容はあまり得られない。

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    2021年04月06日
  • 新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」

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    トランプ大統領の新型コロナウイルス感染症罹患のニュースはとても衝撃的だった。
    一方、東京都の発表では、5月までに比べて6月以降の方が確実に死亡率は下がっているという。
    今、新型コロナウイルス感染症がどのようなフェーズにあって、どう向き合っていけば良いのか難しいところだ。
    確かな知識がほしい。

    本書は、ウイルス学の世界的権威がコロナについて、これまでにわかって来たこと、分かっていないことを比較的冷静に伝える内容。
    ほんとは、「正しい知識を身につけて、恐れることなくウィズ・コロナを実践してほしい」と、言いたいところだけど、これから起こることが予測できないので、「恐れることなく」とは言えないそうだ

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    2020年10月05日
  • ウイルスVS人類

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    今はもっと世の中に新しい情報があるのだろうが、ウイルスの基礎知識や専門家の意見がわかりやすく書かれている。コロナはRNAの中でも変異しにくいもの。覚えておきたい。

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    2020年08月19日
  • 新型インフルエンザ 本当の姿

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    昨年のGW直前に新型インフルエンザ(当時は豚ンフルエンザ)が急にはやりだして、修学旅行や各種行事が中止になったのは記憶に新しいことですが、夏の間に猛威を奮ったインフルエンザが、冬になってそれほど騒がれていないのはなぜなのでしょうか。ワクチンが効いたから?皆の免疫ができたから?と思ったりするのですが、本当のところはどうなのでしょう。

    この本ではインフルエンザを長年研究されてきた河岡氏が、インフルエンザの歴史を含め、今回のインフルエンザ対策も含めて解説しています。インフルエンザの予防には”うがい”よりも”アルコールによる手洗い”である(アルコールはウィルスの膜を壊す効果がある、p158)理由が

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    2012年03月01日
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る

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    …一般向けに精一杯わかりやすく書こうとしている努力は凄くよくわかったんだけど…正真正銘凡人にはそれでも専門用語が多くて理解しきれない…というか興味をそれ以上に抱けなかった…でも、とにかく季節性インフルエンザと新型が全然別物で軽視すべきでないということだけはわかりました。うがい、手洗い、早めの治療。心がけます。

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    2011年09月17日