山路達也のレビュー一覧
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ネタバレ災害✕ITに関する知見を養うために購入した。前半は3.11におけるGoogle社の活動について、後半はGoogle社関係なく、災害時におけるITの活用について記載されている。Google社は20%は業務外作業にあててよいという施策があることからも、作業責任については各個人に割り当てられており、3.11当時は本人の意思のもと、行動できたようだ。またその行動に対するグローバル及び上司の理解も得られていたようである。災害時におけるITに関しては、「得意な人(組織)がやること」(例えば情報収集は官、情報公開はIT企業)「情報を公開する際はPDFではなく、データの活用が容易なCSVを用いる、APIを公開
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ネタバレBluetooth Low Energyからiビーコンの話で終わってしまうので消化不良。あと、Googleについてはほとんど触れられない。個人的には、少しは決済の話が入るかと期待してたんだけど。この界隈のエコシステムについて紹介している分かりやすい本、ないかなあ。なお日本のエレクトロニクス産業の没落、という今更な章があるのだけど、一般消費者は「スペック」になんかたいして興味ないので、日本の最先端のメーカーがiPodという後発で劣後したガジェットに負けたのは経験価値のプレゼンテーション力の差だ、って10年前から言われてるし、それを更に発展させたiPhoneの革命度が理解できないのであれば、もうそ
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今、スマートフォンを買う時はiphoneにするか、アンドロイドにするかで迷います。結局はアップルの提供するサービスの世界に入るか、グーグルが提供するサービスの世界に入るかの選択です。今ならまだネット経由の一部のサービスの選択ともいえますが、Bluetoothとiビーコンという安価・小型・低消費電力の通信規格によってあらゆる家電や車、医療サービス、決済などを含めた私たちのリアルな生活環境がネットと同期することになると、もはやアップルとグーグルのどちらの「国」に住むのかという選択になります。その「国」を支配するのがそれぞれアップルとグーグルであり、「アップルとグーグルが神になる日」と著者が表現する
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マグネシウム文明論。しかしてその実態は。太陽熱利用の本、だったりもしました。
マグネシウムそのものの話よりも、酸化マグネシウムを触媒なしに還元するための超高熱を、太陽光励起レーザー(なので、熱利用、という表現じゃないほうがいいのかもしれませんが)で得る、というお話の比重が高い。レーザーの建設コストが高く、一旦出来ればランニングコストは低い。すなわちレーザーを持っているものが覇権を握るかも、ということで、これまでのエネルギー覇権とはまた違ったパワーバランスが生まれるのか、違った故に葬られていくのか。
技術開発そのものよりも、「掘ったら出てきたもの」と「自ら(水から、も)作るもの」のパラダイムシフ -
Posted by ブクログ
科学本の中ではダントツに読みやすくわかりやすい。
さっと読めました。
それはこの本が単なる研究本ではなく、かなり実用化(事業化)のために一般の人に散々プレゼンしてきたことが生きてきたのではないかと推測される。
この本に書かれている石化燃料に代わりにマグネシウムを使うという話し。本を読む限りはかなり信憑性は高い感じはする。そして、それが実現できれば将来のエネルギー問題は解決できるのだろうとは思える。
だが、実験段階のものも多く、そのままは鵜呑みにはできない。
だけど、話半分と考えても未来は明るい。
■この本を知ったきっかけ
小飼弾『新書がベスト』で紹介されていた。
■読もうと思ったわけ
岡