酒井敏のレビュー一覧
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知人の推薦で読んでみた。
東大と京大の違いは時折聞きはするものの、京大大学院の人間・環境学研究科教授自ら、「アホ」の価値を真面目に説いた本。
世界は、スケールフリー、べき乗則、フラクタルに満ちている、深く深く掘り下げていくと学問は繋がり出す、教養部は一見役に立たないからこそ意味がある、1990年代に大学から教養部を無くしてしまったのは失敗、と説く。
正規分布とべき乗則(地震の場合、グーテンベルク・リヒター則)の違いは、自然からのしっぺ返しの文脈でよく聞くが、巨大地震のように人生で一回あるかどうかの出来事の発生確率とインパクトを正しく認知するのは難しい。
著者の発明である「フラクタル日除け -
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越前屋俵太がナビゲーターになり、京都大学の「変人」教授達がそれぞれの専門分野で突き詰めたものを語る。タイトルは刺激的だが、内容は分かりやすく、かなりまともなことが書かれている。
啓蒙的な話も多い。「不便だからこその良さ」「安心安全という情報に頼りすぎる危うさ」など。世の中が便利に、どこかギスギスとした安心にすがりすぎると思考停止に陥ってしまうという警告にも読み取れる。
逆に「自由に手に入らない」ことが、人々の欲を引き寄せることも考えさせられる。独りよがりはいけないが、程よい不便は人の気持ちを活性化させることを仕事にも活かせないか、そんなことを考えながら読んだ。 -
Posted by ブクログ
教養のある人とは
・1つの見方だけに固執せず、全く異なる数角度から物事を見ることができる。
・想定外の質問にアドリブで柔軟に対応できる。
・今は役に立たないと思える知識でもいつか役に立つ可能性があることを知っている。
フラクタル→ベキ乗則→臨界状態→役に立つ物
気まぐれは能力。選択と集中だけでは新たな物は生まれにくい。
人生の意味は最初からどこかに存在するのではなく「湧いてる」もの。「ありそでなさそでやっぱりあるもの」戸田山和久。
怒ってくれる人がいるうちに失敗しておくべき。失敗したらすべて終わりと言うわけではない。それまで自分が気がつかなかった日がいくらでもある。それが多様性多様性とは