【感想・ネタバレ】カオスなSDGs グルっと回せばうんこ色のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年11月04日

SDGsについて肯定的な意見ばかり取り入れてきたので、否定的な意見も欲しくて勇気を出して手に取りました。
結果として、とても「オモロい」本でした。
SDGsはゴールではなくスタートラインという言葉に感銘を受けました。
何事も「ぼちぼち」が大切です。
無理のない範囲で、自分さえも取り残さないように、で...続きを読むきることだけやっていこうと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年07月15日

SDGsはキレイゴトの目標で、明確な達成基準があるわけでもないため、無理をせずぼちぼちやることが大事という。
プラスチックゴミは、海への流出を防ぐ意味で、素材を揃えて回収しやすいペットボトルくらいをリサイクルでフリース素材などに回し、それ以外は焼却して熱回収するのが最も良いというのは目から鱗。埋め立...続きを読むては資源循環を止めてしまうためにサステナブルではないし、雨などで侵食されて流出することもある。リサイクルは異なる素材では難しいうえに、品質が劣化するためプランターなどの屋外用途が多くなり結局劣化して雨で流れ出しマイクロプラスチックとなって海を浮遊してしまう。焼却は二酸化炭素排出の観点で欧米で忌避されているが、化石燃料の消費に比べて微々たるものであり、廃プラがなければ代わりに化石燃料が燃やされていたような用途での活用であれば結果として二酸化炭素排出量は変わらないというのは納得。
地球温暖化については、的確に予測しようとすると深層海流まで含めた膨大なデータが必要で、自然界の巨大な排出と吸収がどのように変化するかも見通しがたいため、人間の活動による二酸化炭素排出量を何%削減すれば気温上昇を何℃に抑えられるという予測がそもそもかなりいい加減なものである(ただ、脱炭素の取組自体の重要性を否定するものではない)。
意思決定者も管理者もいないスケールフリーネットワークが極めて強靭であり、自由度の高い社会や組織が強い組織であるから、失敗を許容し、アホな挑戦を奨励する社会を目指すべきという。
そして、かつてシアノバクテリアが光合成を始めて酸素という(当時の生物にとっての)毒を生成し始めた後に、酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出す生物が生まれてきたことや、化石燃料のような捨てられて自然の循環から外れた物質を活用するホモサピエンスの活動が生じたことなどを念頭に、現在どうしようもないと思われているプラスチックなどの廃棄物も、いずれそれをご馳走としてエネルギー循環に戻してくれる生物が生まれてこないとも限らず、SDGsはそれまでの時間稼ぎとしてぼちぼち取り組んでいけば良いとの主張。
面白い。星4つ。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

●一分野マスター読書「SDGs」7冊目。
●SDGsというものに対して穿った見方をする本書。確かに盲目的なのは危ういのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2023年05月31日

SDGSはそれぞれのゴールが実はトレードオフになっている綺麗事であるが、行き過ぎた資本主義経済に良い意味での制限をかけるものとしてほどほどに付き合うのが一番

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