篠田謙一のレビュー一覧

  • ビジネス教養・超速アップデート 図解版 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    名古屋市科学館で特集が組まれていて、その繋がりで買いました。
    現在解っている人類史の最新が分かり易く解説されており、勉強になりました。
    もう少し詳しく知りたいなと思った位です。

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    2025年08月12日
  • マンガでわかる! 人類はどこから来たのか ようこそ、人類700万年の旅へ! 君は、「人間」ってなんだと思う?

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    遺伝学的に一括りにできる「縄文人」「弥生人」というものは存在せず、縄文人時代、弥生時代に存在した遺伝学的に多様な人々が「縄文人」「弥生人」なのだということを学べた。
    古い時代の教科書の説明とは異なる事柄が、科学の進歩で解明されている。歴史も学び直しが必要な分野であると、思った次第です。

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    2025年07月05日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    大学生の時に教養科目の中で考古学関連の講義を受講し、非常に面白かったことを覚えている。当時は2006年発売の書籍を基に講義をしていたが、そこからどれくらい研究が進んだかを知りたく、この書籍を読み始めた。
    当時はネアンデルタール人はホモサピエンスと交雑することなく絶滅した、が有力であったが、それが覆されていることを知り、また、デニソワ人という、遺伝情報を基に定義されている人類が登場していることも驚いた。
    書籍の中では人類の進化の概要を大きく説明したあとに、各大陸内の移動や交雑の状況を説明しているが、昔考えられていた内容とは比べ物にならないほど複雑な動きがあったことが説明されており、まだ発展途中の分野だと改めて感じることが出来た。
    また、これまで人種(この言葉の使い方は怪しいがあえて記載する)の移動、文化の遍歴というのは、大体重なるモノと決めつけていたが、どうも「農業」という大きな括りでさえそうとは限らない、ということがわかりつつあるようで、今後の研究が面白そうだと感じた。

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    2025年06月22日
  • 新版 日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造

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    日本人がどの時代にどのルートを通って来たのだろう?ということにかねがね興味があったので、面白く読み終えた。

    細かいハプログループの構成などは、正直頭の中で追いきれない部分は多々。
    それでも、アフリカを出たホモ・サピエンスがどういう道筋を辿りながら拡散していったのか、日本の中でも本州を中心とした部分、北海道、沖縄、南西諸島などではまた成り立ち方が異なってくること などなど新鮮な気持ちで読んだ。

    現在、科博でやっているDNAの展覧会も行きたいと思っているので、予習になればと思っている。

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    2025年05月10日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    ネアンデルタール人の研究で成果を挙げた科学者が、2022年のノーベル生理学・医学賞を受賞したというニュースがありました。
    DNA解析技術が、古代人さらには人類の起源についての研究に、大きな革命をもたらしていると聞いて、興味を持っていました。
    そんな中、日本人著者が書いたこの新書が出版されていることを知り、アウトラインでも理解できればと思い、読むことにしました。

    本書は第一章から第七章、および終章で構成されています。

    序盤の第一章、第二章は、現代人:ホモ・サピエンスが、どのような進化の経路をたどって誕生したかの説明

    古代人の骨がなくても、その古代人が住んでいた場所の土壌で、DNA解析できる場合があると知って、驚いてしまいました。
    これらの技術によって、(まだまだ分からないことが多いながらも)従来の説を覆す新発見が続いているのだと、理解しました。

    第三章は誕生の地、アフリカ大陸で、第四章はヨーロッパで、ホモ・サピエンスがどのように、広がっていったのかについて。

    アフリカ大陸の中にいた間に、複数の系統が生まれ、離散と集合を繰り返していたのですね。
    それだけ、アフリカ大陸以外に進出する前に、長い年月がかかったのだと理解しました。
    ヨーロッパにおいても同様で、進化が一方向に直線的に進むのではないということを学びました。

    第五章は、アジアさらには南太平洋への進出について。
    第六章は”日本人“の起源について。

    日本人集団の成立については、従来から言われていた通り、農耕文化の伝播が大きく影響している。
    しかしその経路は、考えられていたよりも複雑なのだと、理解しました。
    沖縄と北海道の文化の変遷も、興味深く読みました。

    第七章は、アメリカへの進出について。
    終章は、これまでの研究から何が見出されたか、それをどう活かすかについて。

    アメリカ大陸へのホモ・サピエンスの進出は、従来考えられていたよりも前に始まっていた。
    しかしその後、地球の気温変化により停滞を余儀なくされていた。
    ここでも、進化が一方向には進んでいかないこと、時間がかかるのだということを、学びました。

    読み終えてまず、新しい技術によって新たな知見が見出されていること、その中には、これまでの常識や定説を覆すものが含まれているということに、大きな可能性を感じました。
    著者も書いているように、まだ発展途上の研究なので、さらにわかってくることも多くありそうですね。

    まだ、古代人のデータ解析が進んでいない地域のデータも多いようなので、この分野の本は今後もチェックして、最新の知識を得ていきたいと思います。
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    2024年09月02日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    現世人類(ホモサピエンス)がいつ発生して、どの様に地球上に広がったかを最新の研究に基づいて説明した本です。

    元々興味があった分野の最先端の情報が紹介されており、時間を忘れて読み耽るほど面白かったです。出アフリカ後の人類は様々に枝分かれして、現在の形質を獲得したという漠然としたイメージを持っていましたが、集散離合を繰り返して現人類が形成されたという話は、今まで持っていた知識が如何に単純化されすぎたものなのか思い知りました。

    また、本書に記載されてることが広く知られることは、社会的な意義も大きいと考えています。特に以下の事実についてより広く世の中に認知されるべきではないかと強く思いました。

    ■現代人類は全員、遺伝的に99.9%同じである。
    ■遺伝的な距離(差異)は、異なる民族間よりも、同じ民族内の個人間の方が大きい。
    ■そもそも「民族」や「人種」といった概念は、科学的に定義できない。

    民族や人種に自身のアイデンティティを求めるのは全く悪いことではないと思います。ただ、それは科学的な定義ができない曖昧な概念であると知ることは、民族や人種という考えがもたらす社会的な対立を避ける為に重要だと思います。決して大げさではなく、本書の内容が世に広まることはそういった社会の中の軋轢を緩和する一助となるのではないでしょうか。

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    2024年08月17日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    安宅先生(慶応大教授)お勧めの本。
    次世代シーケンサーによってゲノム解析は、急速に発達している。2020年代の最新の研究に言及されている点、これからの展望にも触れられている点など、とても興味深く良かった。
    我々ホモ・サピエンスは単独で存在してきた訳ではなく、今までに様々に他の種を取り込みながらここまで来たのだと分かった。
    また、ゲノム解析が進むことでどのように人類が移動してきたのかが分かってきて、歴史学や言語学、考古学など、様々な分野に影響が出てくるであろうとこは明白であり、非常に興味深い。

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    2024年08月15日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    最新のDNA解析で古代人のゲノムを解析し、人類の進化をよりクリアに紐解きます。ホモサピエンスは一本道で進化したのではなく、ネアンデルタール人と交雑したり、たまたま出会った遺伝子ミックスが異なる人類と交ざったりと紆余曲折を経て進化してきたのです。

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    2024年07月25日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    古代ゲノム解析にもとづく人類の進化史とホモサピエンスの拡散と集団の成立史。
    ホモサピエンスという視点から民族を考察した場合、そもそも民族集団の成立が数千年前と人類史から見たらごく最近であり、また、その集団内の遺伝的な性格はそれぞれに違い、遺伝的な性格を変化させていることから何々民族が優秀だとか劣っているとかはナンセンスであり、将来は他集団との混合で民族が生物学的な実態を失っていくとの指摘はなるほどと思いました。
    ホモサピエンスのゲノムは99.%が共通で0.1%に姿形や能力の違いの原因となっている変異があることからだが、その大部分は交配集団の中に生まれるランダムな変化であるとの指摘にもそうかと納得でした。
    ゲノム分析により人類、文明や民族の認識が広く変わっていくのだろうと思いました。

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    2024年07月05日
  • ビジネス教養・超速アップデート 図解版 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    ・二回通読。知らなかった話面白かった話沢山あって楽しめた
    ・他の人類との交雑、ホモサピエンスの間でも地域集団同士で交雑、あみだくじみたいに遺伝子が交じっては離れを繰り返していたのは驚いた
    ・人類700万年、ホモサピエンス30万年というスケールの大きさには、有史5000年と比較して改めて驚かされる。ホモエレクトスの方が生存期間が長いのもびっくり
    ・ホモフロレシエンシスやベーリンジア隔離モデルの話はとても興味深く、そんなこともあったのか!と感嘆

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    2024年07月02日
  • 科博と科学 地球の宝を守る

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    科博内部の研究者から初めて館長職に就任した著者が語る、
    博物館とは。科学系博物館とは。そして、国立科学博物館の
    足跡と未来の展望について。
    ・はじめに
    PART1 文化としての科学
    PART2 博物館の役割
    PART3 科博の実践――「リアル」の価値を問い直す
    ・あとがき
    コラム、写真出典一覧有り。

    科博の歩み、実情と未来への展望を伝える内容です。
    技術開発と科学の進歩は、ホモサピエンスの進化と
    ゲノム研究。古代ゲノムの解析での人類の進歩の研究へ。
    それは、自然科学と人文科学の関係性。
    自然科学も文化の一部として社会に定着させる重要性がある。
    国立科学博物館の歴史は、理工系と自然史。
    5つの研究部に専門家な約60人の研究者たち。
    本館以外の施設と収蔵庫。約5,000万点の収蔵品数。
    自然教育園の事。実験植物園には、ショクダイオオコンニャク、
    ニュートンのリンゴとメンデルのブドウの木がある。
    文化財と自然史財について。標本の価値。
    博物館と法律。独立行政法人という位置。
    そしてコロナ禍の苦心惨憺とクラウドファンディング。
    以前、「標本バカ」川田伸一郎/著を読んでいたので、
    光熱費の高騰は標本保存に影響を与えるだろうと心配して
    いましたが、標本・資料が“地球の宝”としてのスローガンと
    成り、クラファンを行ったことには、胸が熱くなりました。
    また、その地域ならではの研究と標本がある、
    全国の博物館との協働も、未来への布石になると思います。
    この本がSFの大御所の早川書房から出たことも、嬉しい。
    「科学を文化に」は未来への希望とも感じました。

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    2024年05月08日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    現代の人間の起源をゲノム解析から明らかにしようとしている研究の成果がよく解り、驚かされます。ただ、この研究の最も価値ある成果とは、民族や人種に優劣はなく、もとを辿れば皆1つだ、ということ。それは世界平和に科学でアプローチしようとしている、と私は感じました。是非、この研究がさらに進歩するとこを祈ります。

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    2024年04月29日
  • 新版 日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造

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    DNA解析。沖縄の日本人よりも、本州の日本人の方が大陸の漢民族に近い。大陸漢民族、日本本土人、琉球の人、という距離関係。琉球の人は漢民族よりも日本本土人に近い。

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    2021年08月15日
  • 江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA

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    考古学好きの人にはお勧めです.加えて科学者としての研究に対する取り組み方を読み取ることができて大いに感銘を受けました.最新のDNA解析で埋もれた骨が誰だったかを突き止める,という推理小説的楽しさもあります

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    2019年12月23日
  • 江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA

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    本書は、DNA分析を駆使する自然人類学の研究により、江戸時代の切支丹屋敷跡から出土した人骨が、18世紀に新井白石と対話したことで日本史の教科書にも名を刻むイタリア人宣教師ジョヴァンニ・シドッチのものであることを解明したことのドキュメンタリー的な記録である。
    遺跡から出土した人骨が誰のものかを科学の力で特定するという内容で、読んでいてとてもワクワクした。(詳しく説明されてはいたのだが)DNA分析の原理などについて十分に理解できたとは言い難いけれども、自然人類学をはじめとする科学研究の面白さは、十分に感じることができた。
    また、発掘調査の主体であった文京区に対する様々な不満も赤裸々に記されていて、行政における発掘調査や、その中での他機関との連携という点においても、教訓的な内容であった。

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    2019年12月10日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    ネアンデルタール人は絶滅したと習ったが混血がおきていて一部DNAは今も生きている、は面白く読んだが、その検証プロセスの説明が私には詳細すぎて長すぎて読むのが大変だった。
    後日談。
    2026年9月5日放送NHK『タモリ山中伸弥の⁉︎』で、篠田先生もゲスト出演した番組を見ました。ホモサピエンスが繁栄しているのは、戦いの結果というより、交雑の結果、というパラダイム転換に、ネアンデルタール人やデニソワ人のDNAが大きな発見だった、という説明に納得しました。

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    2026年08月07日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    思った以上に情報量が多く、読み進めるのに苦労した。ある程度地理に明るくないと「それどこ?」となるし、年代も次から次に新しい年号が出てくるので時系列の処理が追いつかない。
    「論文を読みながら整理したメモを再編して書籍化した」との言葉通り、読みやすい新書というより学術書に近い感覚を受けた。
    その分、内容的には濃いのだが……寝る前に読んでいたら何度か寝落ちした。

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    2026年05月20日
  • 新版 日本人になった祖先たち DNAが解明する多元的構造

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    母系から受け継がれるミトコンドリアのDNA解析、父系から受け継がれるY染色体のDNA解析を活用し、アフリカ起源の新人がどのように世界に拡散し、日本人となったかを解説する一冊。縄文人と弥生人の交配によって日本人になったという従来の二重構造説は最新のDNA解析により否定され、西日本縄文人と弥生人の交雑後、古墳時代頃に大陸から渡来した人々と更に交わって日本人が形成されたらしい。興味深い本ではあるが、ミトコンドリアとY染色体のハプログループの分布の説明が詳細過ぎて食傷気味。

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    2026年02月11日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    そもそも化石からゲノム分析が出来るというのに驚き。しかしあまりにも複雑すぎて読むのに時間がかかったわ。

    「それぞれの個人はホモサピエンスという巨大なネットを構成する結び目の一つ」という表現、腑に落ちました。宇宙からものが見えている方の言葉ですね。
    ちょっと違うかもしれないけど、福岡伸一さんの動的平衡、水の渦の例えを思い出しました。
    分子生物学触ってるとこうなるのかな?

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    2025年10月07日
  • 人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

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    いま話題の国立科学博物館・篠田館長のご専門は分子人類学であり、DNAなど遺伝子分析から人類の進化史を探る研究をされてきた。昨年のノーベル医学賞ではOISTのぺーポ博士が選ばれたように、遺伝子シークエンスによる我々のルーツ研究は日進月歩で発展している分野だ。

    驚くべきなのは、ネアンデルタール人やデニソワ人といった絶滅人類とも交配し、現在の我々の遺伝子にもその数%の痕跡が認められることだ。そしてホモ・サピエンスには約30万年前と約10万年前の二度、出アフリカしたと考えられ、初期拡散は約20万年前には失敗に終わった。つまり最初は、他の人類との競争に敗れたのだ!

    この辺りの研究成果と、ハラリ氏の『サピエンス全史』等の考察を組み合せると、出アフリカ後の中央アジア地域の重要性に気づく。いわゆる肥沃な三日月地帯と呼ばれる、メソポタミア〜エジプト文明に至る農耕や牧畜の起源とされる人類社会揺籃の地において、ホモ・サピエンスが人口を増加させていった。それが他の人類を吸収・根絶させながら拡散する原動力となった仮説が浮かんでくる。

    翻って現代の国際社会においても、この中東やウクライナを含むユーラシア大陸中央部は、食糧やエネルギー等の人類社会における最重要地域である。そして残念なことに、度重なる戦争によってこれら人類の進化史を記すような貴重な遺跡や化石資料が失われている状況でもある。人類はどこから来たのか、そしてどこに向かうのか。世界の中心はいまも混迷している。

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    2025年08月11日